川越style「チャリティーコンサート Vol.3」おとのわ 川越プリンスホテルロビーラウンジ | 「小江戸川越STYLE」

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「小江戸川越STYLE」代表:石川真

2011年3月東日本大震災、2016年4月熊本大地震、2018年6月大阪北部地震、7月西日本豪雨、9月北海胆振東部地震と災害は続く。

被災した各地のチャリティーを主とし、さらに、地域の音楽家と地域の人が繋がることを大事にしているコンサート。

2019年3月21日に川越プリンスホテル1Fロビーラウンジ前で開催されたのが、おとのわ主催による第3回「チャリティーコンサート」~想いをのせて つながれ 音の輪~被災地復興支援。

日時:3月21日(木・祝) 午後2時開演

場所:川越プリンスホテル ロビーラウンジ

「川越プリンスホテル」

https://www.princehotels.co.jp/kawagoe/

入場無料

主催:おとのわ
【出演】

・川越ますみ(ソプラノ)

・teru.(バリトン)

・草薙友妃子(フルート)

・飯田理乃(バイオリン)

・鈴木福音(ホルン)

・川田あかり(ピアノ)

・篠田美穂(ピアノ)

・平岡聖(ピアノ)

※被災地への募金にご協力お願いします(任意)

寄付先:

・NPO法人カタリバ コラボ・スクール(宮城・岩手・福島・熊本)

https://www.collabo-school.net/

『東日本大震災による津波の被害が大きかった被災地で、放課後学校「コラボ・スクール」 を設立。目指すのは、 ... てほしくないと、 支援に立ち上がったのがコラボ・ スクールです。運営団体. コラボ・スクールは、認定NPO法人カタリバが運営しています。』

・一般社団法人災害救援協会(D.R.A)

https://www.facebook.com/saikyuukaiDRA/

『災害・防災・ボランティア 活動通信・情報共有 D.R.A』

・東日本大震災みやぎこども育英基金 等

http://www.pref.miyagi.jp/site/donation-for-children/

『東日本大震災では、多くの子どもたちが被災し、様々な問題を抱えることとなりました。
子どもを取り巻く環境や課題は、時間とともに変化しており、今後とも中長期的に支援を続けていく必要があります。
宮城県では、すべての子どもたちが困難を乗り越え健やかに育っていけるよう、皆様からお寄せいただいた寄附金を基金として積み立て、子どもたちの支援に活用してまいります。』

 

チャリティーコンサートを続けている想い。

「震災から時が経ち、一見落ち着いたような気になってしまいますが、現状はまだまだ不便や苦労を強いられている方がたくさんいます。
風化させないこと、支援を続けていくことが大切だと思います」。

 

チャリティーコンサートを主催した「おとのわ」は、川越の音楽家が中心になって立ち上げた団体。

旭町3丁目在住のアンサンブルピアニスト・平岡聖さんが発起人となり、同じく旭町3丁目在住のソプラノ歌手・川越ますみさんに声をかけ共に運営しているおとのわ。

おとのわの趣旨

・ご近所や地域の方に、気軽にクラシックコンサート等を楽しんでいただく。

・震災から教えてもらったこと(命の尊さ、人の繋がり等、一人一人が受け取った大切な思い)を忘れない。

・町内から川越全域へ。音楽家の輪が広がっていくことを願う。

 

出演する音楽家は、旭町3丁目在住者を中心に、またその繋がりで周辺の音楽家。

地域の音楽家が集まった雰囲気は、さながら「旭町3丁目音楽会」とも言える地元密着型の音楽会であり、地域の音楽家が地域の人にクラシック音楽等を届けるというアットホームなコンサートになっていました。

平岡さんと川越さんが繋がったのは、旭町3丁目町内の自治会の催しで川越さんが歌を依頼されたことから。ピアノを誰に頼もうかと同じ町内のピアノ教室の看板を見て、平岡さんを訪ねたという。そこで二人は繋がり、同じ旭町3丁目同士、地域を盛り上げ、クラシック音楽を身近なものにしようと、おとのわを立ち上げた。

チャリティーという点では、平岡さんが熊本大地震で大きな被害を受けた、熊本県益城町出身であり、他にも東北出身の音楽家も周りにいることから支援をしている。

 

川越の旭町3丁目というのは、川越駅西口から国道16号を越え、埼玉縣信用金庫川越南支店近辺から西武新宿線に挟まれた地域。周辺には大塚小学校、武蔵野小学校、市立川越高校があります。また、あさひ幼稚園やあさひ動物病院など、旭町にちなんだ店名などが多くあるのも地域の特徴。ちなみに旭町3丁目は川越まつりの山車を有しており、「信綱の山車」の山車庫は、六差路にある公園にあります。

旭町在住者でそんなに音楽家がいるのかと思われるかもしれませんが、旭町3丁目という地には、なぜここにこれだけ集中しているのかというくらい、音楽家が密集している独特な地域。

旭町3丁目の「三丁目カフェMoco」さんでもクラシックコンサートが行われたことがあります。
さらに広く捉えれば、川越駅西口エリアには音楽家が点在し、川越市内と合わせ、それぞれの繋がりの中で出演者が集まっている、チャリティー afternoon concert。


第一回おとのわ主催「チャリティー afternoon concert」は2018年3月11日に新宿町にある「あけぼのホール」で開催され、地元を愛する音楽家が八人(組)集まり、2回のコンサートで150人の来場が集まり、募金が5万円を超えるという素晴らしいコンサートになりました。前回も旭町3丁目を中心に、旭町2丁目、新宿町3丁目、大袋新田と地域の出演者が集まりました。

(2018年3月11日おとのわ「チャリティー afternoon concert」)

 

そしてVol.2は、2018年10月7日あけぼのホールで開催。

「~想いをのせて つながれ 音の輪 チャリティー afternoon concert(アフタヌーンコンサート) Vol.2」。

(2018年10月7日おとのわ「チャリティー afternoon concert」)

 

そして、2019年3月のチャリティーコンサート Vol.3の会場となったのが、川越プリンスホテル。

ここに至るまでに、地域の音楽家と地域のホテルとの連携がありました。

川越プリンスホテルの「プリンスサロンコンサート」。

川越プリンスホテルでは現在、地域との繋がりを大事にしようと、一Fロビーラウンジのスペースを開放して不定期で入場無料のロビーコンサート、「プリンスサロンコンサート」が開催されており、地元に根差した様々な音楽家が登場して演奏を披露しています。

主に毎月第二・第四金曜日の夕方に開催されている。

ホテルの華やかな雰囲気とクラシック音楽などの音楽の響きが調和し、非日常感溢れる優雅な音楽のひと時を過ごすことができる。
ホテルの宿泊客をはじめ、ロビーラウンジ利用客、コンサート来場客などで賑わいながら、音楽にじっくりと耳を傾けるコンサート。

川越の音楽演奏家ネットワークが、演奏場所として川越プリンスホテルに注目し、集結し始めている今。

気軽に聴いてもらえる環境でありながら、音楽にじっくり耳を傾けてくれる雰囲気もあるのは、やはりホテルならでは。

川越の街を俯瞰すれば、川越の新たな音楽演奏・鑑賞の場所・形としても可能性を感じさせる、川越プリンスホテルのプリンスサロンコンサートである。

 

2019年3月8日のプリンスサロンコンサートには、昨年チャリティーコンサートが開催された会場あけぼのホールの運営者小林さんと、チャリティーコンサートに出演しているバイオリンの飯田理乃さんが登場していた。

そして、2018年12月のプリンスサロンコンサートでは、チャリティーコンサートを主催するおとのわの川越ますみさん、ヴァイオリン・飯田理乃さん、ピアノ・岸健太郎さんが出演。

子もたちと共に華やかで楽しいクリスマス曲特集コンサートが開かれていたのでした。

他にもプリンスサロンコンサートは、地元の音楽学校も招致し、東邦音楽大学付属東邦第二高等学校の生徒が不定期で登場しているのも特徴。

おとのわとプリンスサロンコンサートが繋がっているのは、地域の音楽家で発信していくおとのわと、地域密着で音楽文化を発信していきたい川越プリンスホテルのお互いの想いが合致しているからに他ならない。

前回の「チャリティーコンサート Vol.2」には川越プリンスホテル前支配人も観客として参加し、おとのわの趣旨に賛同し、チャリティーコンサートの心に深く共感し、

「是非プリンスホテルのロビーを使ってください」

とのオファーから、ホテルロビーラウンジをVol.3の会場にと話しが進んでいったのでした。

チャリティーコンサートの準備は、一人での練習以外に、伴奏者と合わせて一緒に音楽を作っていく作業が必要になる。限られた少ない時間の中で、合わせや練習場所確保の苦労もありました。

2019年3月21日(木・祝) 川越プリンスホテルのロビーラウンジ前は、コンサートの特設会場に様変わり。

開演にあたり、おとのわの平岡さんと川越さんが、チャリティーコンサートの開催趣旨を説明し、震災への募金を呼びかける。

そして午後2時、開演の時を迎えました。
各演奏者の選曲については、いろいろな年齢層の人に音楽をゆったり楽しんでもらうよう、また、メッセージ性を感じられる曲を選んだという。

~想いをのせて つながれ 音の輪~

「チャリティーコンサート」

■プログラム

1.

ピアノ 平岡聖 

ソプラノ川越ますみ 

「春がきた」 岡野貞一/石川芳 編曲

「花」 武島羽衣/滝廉太郎

 

2.

ヴァイオリン 飯田理乃

Pf. 篠田美穂

「ト調のメヌエット」 ベートーヴェン

「ワルツ作品39-5」 ブラームス

「メヌエット第5番第3楽章」 ボッケリーニ

 

3.

ホルン 鈴木福音

Pf. 川田あかり

「島にて」 E.ボザ

「イースターの朝には」 聖歌第664番

 

4.

フルート 草薙友妃子

Pf. 平岡聖

「ハンガリー田園幻想曲 作品26<抜粋>」 ドップラー

 

5.

ソプラノ 川越ますみ

Pf. 平岡聖

「オーソレミオ(我が太陽)」 カプア

 

6.

二重唱 

「ディズニーメドレー 輝く未来~美女と野獣~ホール・ニュー・ワールド」 A.メンケン

 

7.

バリトン teru.

Fl. 草薙友妃子

Pf. 平岡聖

「そこにあなたがいてくださることは」 野呂昶/伊藤康英

 

8.

出演者全員

「花は咲く」(みなさんもご一緒にどうぞ) 岩井俊二/菅野よう子

最後は「花は咲く」の合唱で会場が一つに。

チャリティーコンサート Vol.3は、会場満員で盛況のうちに幕を閉じました。

 

おとのわ代表の平岡さんが話します。
「年に2回を目安に定期的にチャリティーコンサートを行う予定です。
また、ボランティアで集まってくださる演奏者たちはとても素晴らしい方ばかりなので、じっくり聴いていただけるようなコンサートも考えています」
 

チャリティーコンサートをはじめ、音で繋がった輪を大事にしながら、音楽文化発展のためにおとのわの活動はこれからも続いていきます。

 

3月21日(木・祝) 川越プリンスホテル ロビーラウンジ

「チャリティーコンサート Vol.3」

おとのわ

・川越ますみ(ソプラノ)

・teru.(バリトン)

・草薙友妃子(フルート)

・飯田理乃(バイオリン)

・鈴木福音(ホルン)

・川田あかり(ピアノ)

・篠田美穂(ピアノ)

・平岡聖(ピアノ)