川越style「宝塚メイク体験撮影会」2018年1月13日ミュージカルカンパニーすてっぷ1 | 「小江戸川越STYLE」

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「小江戸川越STYLE」代表:石川真

川越の仙波町にあるミュージカルカンパニーすてっぷ1の稽古場。

これまで公演が行われる前には稽古の様子に密着し、何度も足を運んできた稽古場である。

これまで幾多の舞台が、ここから生まれていった。。。

すてっぷ1の舞台は、全て、ここでの熱気溢れる日々の稽古から生まれているのです。

今までの稽古場とはがらりと変わったのは、改装工事が行われて稽古場に舞台が造られたこと。

稽古は本番のための稽古であり、本番の舞台を想定した動きを稽古の段階から確認するために、舞台が必須とのことで造られたのがった。ここでミニ公演もできるくらい?これはもう今までとは全く新しくなった稽古場と言ってよかった。

新しく生まれ変わった稽古場を記念して開催された今回のイベント。

2018年1月13日(土)ミュージカルカンパニーすてっぷ1の稽古場で開催されたのが、「川越 宝塚メイク体験 撮影会」

『元宝ジェンヌが優しくメイクを施します♡
元宝ジェンヌの男役、すてっぷ1の男役や娘役と一緒に撮影!宝ジェンヌになりきって撮ってみましょう˚✧₊⁎❝᷀ົཽ≀ˍ̮ ❝᷀ົཽ⁎⁺˳✧༚
もちろん、お一人で撮影でも大丈夫です!ポーズのご希望承ります!』
☆イベントの流れ
①衣装選び(お一人様1着)
②衣装に合った宝塚メイク
③撮影(10ショット)
④写真選び(1〜10枚)
⑤後日郵送にて写真をお渡しします!
場所:ミュージカルカンパニーすてっぷ1(住所:埼玉県川越市仙波町1-11-29)
時間10:00〜
お一人様10ショット
ポーズ自由
撮影相手選び放題
カメラマン:川越style SHIN
写真編集:丹野さん

「ミュージカルカンパニーすてっぷ1」

http://step1-hisho.com/index.html

客席から見上げる出演者たちの煌びやかな姿に憧れていた人たちにとってはまさに夢に企画のような内容でした。

 

今回のイベントはあくまで稽古場のリニューアルオープンの記念で、継続開催は前提としておらず、次の開催があるかは未定。だからこそ参加者にとっては特別感が増し、イベントを開催する飛翔さんはじめすてっぷ1の面々にとっても並々ならぬ気持ちで参加者をもてなそうと決意していたのでした。

 

川越の夏の風物詩となっているミュージカル舞台を毎年上演していることはお馴染みでしょう。

「ミュージカルカンパニーすてっぷ1」を率いるのが、元宝塚歌劇団の飛翔ひかるさん。

1979年宝塚音楽学校卒業・宝塚歌劇団入団(65期生)
退団まで、星組で男役を務める
1984年宝塚歌劇団退団
1989年ダンススタジオすてっぷ1設立
すてっぷ1の演出・脚本の他、横浜赤い靴劇場「真夏の夜の夢」
国際クラシックライヴ(NY国連本部ホール・カーネギーホール・ジャパンソサエティ)「赤毛のアン」
障害者の為のファッションショーなどの演出・振付なども手掛ける。
現在、埼玉県川越市と静岡県沼津市にてミュージカルクラスを開校し指導。
SBS学苑沼津校でバレエエクササイズクラス・プリティプリンセスクラスを指導。
川越市の高校でのマナー教室の講師なども手掛けている。

1989年埼玉県川越市にて「ダンススタジオすてっぷ1」設立。
以降、毎年1~3公演を行う。
現在は劇団化し「ミュージカルカンパニーすてっぷ1」として活動。
現在までに4名、宝塚音楽学校入学・宝塚歌劇団入団の実績を持つ。
NPO法人アミィプラネッツ設立。
川越市内の養護施設などのボランティアにも力を注ぐ。
NPO法人アミィプラネッツでの公演はチャリティ公演とし、自閉症の方や地元の子供達などの出演を率先し行うと共に、収益金の一部を寄付し社会貢献・青少年育成にも取り組む。
地元川越市の活性化のため、
外国文化であるハロウィンを川越市に浸透させるべく、毎年劇団員総出でハリウッド映画のような本格的な仮装を行う。近年では川越市民の参加や見物客も増え、町の活性化に貢献。
沼津市大道芸フェスタなど、県内外のイベントにも多数参加している。
近年の公演
2012年沼津市市民文化センターにて「星に願いを」公演。
2013年川越市でシェイクスピア原作「真夏の夜の夢」公演。
2014年シェイクスピア第2弾とし川越市と静岡県三島市民会館にて「ハムレット」公演。ロック調の楽曲に高評価を得る。
2015年シェイクスピア第3弾「ロミオとジュリエット」
川越市にて3ステージ公演。静岡県沼津市にて公演。
静岡県掛川市、掛川生涯学習センター大ホールにて12月13日公演。
2016年5月 中学校芸術鑑賞会ミュージカル「ロミオとジュリエット」公演。川越昭和ファッションショーへ参加。沼津バルへ参加。
7月 蔵里ディナーショーへ参加。
8月 ミュージカル「ZORRO ~マスクの下の涙~」公演。
9月 ミュージカル「ハムレット」公演。
2016年1月 三島生涯学習女性部ミュージカル「ZORRO ~マスクの下の涙~」公演。


川越発のミュージカルカンパニーすてっぷ1の舞台は、近年は2014年の「ハムレット」から「ロミオとジュリエット」、「ZORRO~マスクの下の涙」と、これまで西洋劇が続いて昨年は一転。

2017年8月26日、27日ミュージカル「恋の道行~雪路のはてに~」、和物ショー「夢陽炎」を上演しました。和物ミュージカルの上演とあって一体どんなものになるだろうと街の期待も大きかった。川越の街の雰囲気にも合っているという声が大きかった。

ミュージカル「恋の道行~雪路のはてに~」、和物ショー「夢陽炎」2017年8月26日、27日

https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12306330933.html

2017年8月26日(土)、27日(日)
ミュージカル「恋の道行~雪路のはてに~」、和物ショー「夢陽炎」
会場:川越市民会館やまぶき会館中ホール
主催:ミュージカルカンパニーすてっぷ1・NPO法人アミィプラネッツ・NPO法人あいアイ

「ミュージカルカンパニーすてっぷ1」

http://step1-hisho.com/index.html

脚本・演出・振付・作詞 中山眞弓(元宝塚歌劇団)

演技指導・振付 前田真理(元宝塚歌劇団)

演技指導 鷹月笙(元宝塚歌劇団)

峰珠都

作曲 河野里香

編曲 小池若菜

歌唱指導 河野大樹

舞台監督 米澤健治

照明 本宮透雄

音響 丹野和喜

チラシデザイン 許婉菲

 

(「ミュージカル『ロミオとジュリエット』 レビュー『flap!』」2015年8月28日29日

https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12068215748.html

 

(ミュージカル「ZORRO~マスクの下の涙」2016年8月26日、27日川越市民会館やまぶき会館

https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12195421060.html

2017年の出演には、元宝塚歌劇団星組の飛翔ひかるさんをはじめ、星組前田真里さん、花組鷹月笙さんという三人の元宝塚歌劇団出身者が中心となって、これまでのすてっぷ1の舞台を彩ってきたお馴染みの役者たちが登場し、日本舞踊家の舟橋園恵さん、それに義太夫には大御所、野澤松也さんなどが出演するという豪華さ。

子どもたちに舞台体験を、と子どもたちの出演にも門戸を開いているのも特徴的で、また、障がいを持つ人の創作活動を支援するNPO法人あいアイと連携しているのも毎年恒例、今年もあいアイの人が舞台に立ちました。質を追い求めるだけでなく、地域を巻き込み、地域に根差しながら、川越にミュージカル文化を浸透させてきたミュージカルカンパニーすてっぷ1。

既に2018年夏公演に向けた準備が始まっていて、まさにこの稽古場で稽古が重ねられている日々です。

新稽古場オープンとまだ公演の準備が本格化していないという、この時期でしか実現できないものだった。

イベントに参加したのは宝塚ファンなど女性が中心で、娘役希望が多かったですが、中には男役希望の声も。男装の男役の体験はなかなかできないもので、せっかくなら、というあえての選択でした。どちらを希望しても対応できるよう、娘役希望の人には元宝塚の石川裕梨さんが男役となって撮影、男役希望の人にはすてっぷ1の娘役が相手となって撮影します。

ちなみに石川裕梨さんは、すてっぷ1の舞台でも毎年男役で出演している。

娘役の一人は、大正浪漫夢通りに雑貨店「マドモアゼル ルゥルゥ」を構える松本さん。お店を構える一方、舞台役者としての活動もしています。

(「マドモアゼル ルゥルゥ」帽子、雑貨、手刺繍雑貨、刺繍教室のお店 大正浪漫夢通り

https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12244485449.html

 

参加者は数ある衣装の中からこれを着たい!というものを選び、その後メイクへ。

メイクはすてっぷ1の舞台でも行われているもので、ただ・・・今回は特別体験ということで飛翔さんたちも気合が入り、期待以上の体験を提供したいと、もしかするといつもの公演以上に?気合が入っていたかもしれません。入念に、丁寧に、時間をかけてメイクをし、舞台上の登場人物、いや、別人格に仕立てていくマジックのようなメイク。

元宝塚歌劇団の面々が目の前至近距離に座り、メイクしてくれるだけでも信じられないことで、さらに、宝塚の舞台のあのメイクを自分に施してくれるなんてという奇跡のような体験。

目の前で自分に合うメイクを考えてくれる様子、参加者はふわふわとして夢見心地のような表情でメイクを任せていたのでした。

毎年すてっぷ1の舞台に出演している元宝塚の豪華キャストの面々が、そして今年の公演にも出演する面々が、この日ばかりは裏方に徹して参加者を主役に仕上げていくというあり得ない体験。

まるで作品のようなメイクを完成させると、さらにヘアセットやアクセサリーを決め、最後に衣装を身に着けて、いよいよ・・・完成。

時間をかけた準備により、参加者は時間と共に本当にこれから舞台に上がる役者のような空気感を漂わせて、周りで見る者が息を吞むよう。

もちろん、元宝塚によるメイクのマジックがあるでしょうが、それよりも、メイクされる過程でその人自身が舞台の役者に目覚めその気になっていくようなところがあり、その人自身に眠る力をメイクが引き出し、その人自身が役者になっていくような変化を見ました。メイクも凄いし、人も凄い。

こうして人は役者になっていくのだ、と身を見張るようでした。

一人の役者然としていて、あれ、今までのすてっぷ1の舞台に出演していましたよねというリアル感を放っていた。

元宝塚の面々の本気の下準備が終わると・・・しかしここがゴールではなく、イベントとしてはここからが本番。

舞台へ上がると撮影が始まっていく。撮影は私の担当。

まずは一人で立ってもらい、飛翔さんが宝塚ポーズをレクチャーしてくれその通りに撮る。

続いて男役として石川さんが相手をしてツーショットでの写真を。これも飛翔さんなどがポージングを教えてどこからどうみても宝塚という絵に仕立てていきました。

(ここではメイキングの写真を少し。本番の写真は加工し参加者へ納品しています)

宝塚体験に顔を輝かせる参加者。夢の中にいるような感覚にいつまでも浸っていたのでした。大満足の参加者。仕上がりの写真を楽しみにしているのでした。

新稽古場オープン記念のイベントが終わると、すてっぷ1の面々はまた今年の夏の公演の稽古・準備に追われていく。

既に今年の舞台内容が発表されていて反響を巻き起こしています。

今年は・・・「三銃士」。

2018年9月1日(土)、2日(日)キラリふじみ 大ホール。

一体どんな舞台になるでしょう。

リニューアルした新稽古場から、すてっぷ1の三銃士が生み出されていきます。
今年も熱い舞台が展開されそうです。

 

「ミュージカルカンパニーすてっぷ1」

http://step1-hisho.com/index.html