「川越の素材を活かしきりたい」。
川越産農産物に対する思いはどこまでも熱く、地域に密着したお店でありたいという意志はどこまでも深い。
KOEDO×イタリアン。
店名にKOEDOと冠することに、生半可な気持ちではない覚悟が表れている。
「おいしい川越農産物提供店第1号認定店」
2017年8月にオープン、そして、2020年7月にリニューアルオープンしたのが、「KOEDOイタリアンルーチェ」さん。
お店があるのは、本川越駅から歩いて2分ほどのクレアモール。餃子の王将さんの並びにあります。
「KOEDOイタリアンルーチェ」
川越市新富町1-1-11信富イハラビル1F
営業時間
●月~金曜日
ランチ 11:00~15:00 (料理L.O. 14:30 ドリンクL.O. 14:30)
ディナー 17:00~翌0:00 (料理L.O. 23:00 ドリンクL.O. 23:00)
●土、日曜日・祝日:
ランチ 11:00~14:59 (料理L.O. 14:30 ドリンクL.O. 14:30)
ディナー 15:00~翌0:00 (料理L.O. 23:00 ドリンクL.O. 23:00)
【土日祝は通し営業】14:30ランチラストオーダー/15:00~ディナー営業
※食材の状況等、店舗側の都合により15:00~17:00間をCLOSEさせて頂く場合があります。
不定休
TEL049-226-5688
HP:
https://koedoruce.jp/
ケータリングHP:
https://koedo-italian-luce.com
Facebook:
https://www.facebook.com/KOEDO-%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3-%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%81%E3%82%A7-292822817793175
Instagram:
https://www.instagram.com/koedo_italian_luce/
Twitter:
https://twitter.com/koedo_luce
リニューアルして以前のお店から倍以上の広さになり、ゆったりと過ごすことができます。
広さ以外にも、本格ピザ窯が設置されたのが大きな変化。
クレアモールでは数少ない個人店になります。
ルーチェさんがある新富町はマンションなどの地域住民も多く、近所の人が贔屓にして定期的にお店を利用している。
ここを目指してやって来る人が多く、他のチェーン店とは異なる、まさに個人店ならではの雰囲気が店内に溢れています。
近年の川越のクレアモールは、クレアモールを大動脈としてそこから伸びる脇道に個性的な個人店がお店を構える傾向が続いてきました。時を経てやがて空気は熟成し、そんな裏道に広がる個人店カルチャーを「裏川越」と称するようになって盛り上がってきました。
そこからまた段階が進み、裏から表へ、表舞台であるクレアモールに個性的な個人店KOEDOイタリアンルーチェなどがあること川越の変化です。
鋭敏なアンテナを張っている川越人のこと、ルーチェさんのことを感知し、「クレアモールに良いお店がある」と話題にし、応援しようとしているのも川越人らしい気質。
川越人はルーチェのことをもちろん個人店文化の範疇で見ていて、クレアモールにあるという在り様にまた惹き込まれている。
さらにもう一つ面白い切り口。
大手資本のお店がしのぎを削るクレアモールにあって、これだけ川越にこだわり、川越を深堀りしようとするお店というのが逆に新鮮に映る。
ここまで地元産にこだわる飲食店というのが実は珍しく、それが観光エリアでもなく、クレアモールで展開していることの意味は、間違いなく大きい。
気軽にルーチェを体験するなら、まずはランチから。
ランチから多彩なメニューが揃っています。
ルーチェランチ
◆ライトコース
(川越産有機無農薬オーガニックサラダ+から1品チョイス)
◆スタンダードコース
(川越産有機無農薬オーガニックサラダ+プリフィックスイタリアン副菜プレート+メインから1品チョイス)
◆スペシャルティコース
(川越産有機無農薬オーガニックサラダ+プリフィックスイタリアン副菜プレート+メインから1品チョイス+メインから1品チョイス)
メインは、以下の内容から。定期的に内容が変わります。
・しらすと小江戸野菜のペペロンチーノ
・燻製ベーコンと小江戸野菜のアラビアータ
・浅利の青海苔のクリームパスタ
・川越産フレッシュトマト&バジルのトマトリゾット
・石窯マルゲリータ
・COEDOビスマルク
・小江戸黒豚のアロースト マッシュポテト&バケット付き
・旬鮮魚のソテ― マッシュポテト&バケット付き
店内にあるショーケースでデリも販売しています。
店内飲食のみならず、テイクアウト可。
身近なお惣菜としても親しまれています。
それぞれの素材へのルーチェの眼差し。
素材を活かし、素材をシンプルに調理して、美味しく頂く。
農産物という素材は、その時によって状態・味は変わっていくもの。それが自然であり、そういうものだと受け止めているルーチェのオーナーシェフ田巻さんは、農産物を見極め、その日の料理をアレンジしていくのも調理の楽しみであり腕の見せ所であると認識しているシェフ。
農産物、農家へのリスペクトを忘れないシェフなのです。
農産物に均質な同じものを求めているよりも、
全てが違うものなんだと受け入れている言葉に、
農産物とは一期一会なんだと臨む姿勢に、
農産物への敬意が伝わってくるよう。
だからこそ、ルーチェの地元産農産物への想いは本物であると確信できる。
田巻さんは、お店を始める時からルーチェの大事なコンセプトとして、料理には積極的に川越産農産物を使っていこうと決めていました。
川越は観光客も多く川越に川越らしさを求めている人も多い、それに地元愛が強いのも川越人ならではで、川越産農産物もやはり人気。
「川越Farmer's Market」があれだけ盛況なことからも分かります。
ルーチェさんのメニューを見るともうあちこちにこれでもかと「川越産」を感じる。
もちろん時季によって変わりますが、川越Farmer's Marketお馴染みの川越の農家のお野菜たちに、卵は川越の江田養鶏場さん、豚肉は川越の大野農場さんの小江戸黒豚などを使っています。ビールはもちろんCOEDOビール。
ルーチェさん曰く、
「全部を川越産で揃えたい」。
野菜に関しては一年中全てを川越産で揃えるのは難しいですが、そうしたいのだ、と話すこの言葉から地元産への思いがいかほどか伝わるでしょう。
分かる人には分かりますが、小江戸黒豚をここまで使うお店というのも珍しい。
ルーチェの野菜素材の代表は、川越Farmer'sMarketのたばちゃん農園さんや野村ファームさんなどのお野菜を使っています。
(たばちゃん農園さん)
◆お野菜づくりについて
「どのお野菜も寒い時期に播種して、不織布、トンネルをして大切に保護します。
春先の大風ではトンネルが飛ばされてしまうこともあります。
なので大風の中見回って、補修するのが大変です。
4〜5月位には不織布、トンネルをはがしてしまいますが、独り立ちをしたようで嬉しいです」
(野村ファームさん)
◆お野菜づくりについて
「栽培については、すべての野菜に農薬、化学肥料を使用していません。
土づくりに重点をおいています。化成肥料は使わず良質な堆肥と米ぬかなどの有機物の組み合わせで土を発酵させます。上手く発酵すると土の良い匂いがして土が団粒構造になり水はけの良い土となります。
健全な土壌から健全な野菜が育つ事が分かり、最高の土の状態を目指してます。
お客様からは、「幸せになる味の野菜」と嬉しいお言葉をいただいています。
安心安全で元気な野菜をお届けしたいです」
(川越の江田養鶏場の卵)
最近の川越の新しいお店は、オープン当初から地元産農産物を積極的に使いたいと話す人が多くなりました。今から10年前だったらこんなことはなかった、、、隔世の感があります。この動きはもう逆にはならない、さらにもっと地元意識は強まっていくはず。それが当たり前のような状況になっていくことでしょう。
これまでは、飲食店の人が地元産を使いたいと思っても、地元の農家さんのことをどこで知ればいいのか情報がなく、つてもなかった。
新しくお店を開く人が、いきなり地元の農家と繋がっていくことは普通はない。
しかし今は、川越Farmer'sMarketがあります。川越の農業と飲食店を橋渡しできるインフラがあります。
川越Farmer'sMarketの活動の浸透もありますが、まさか「全部を川越産で揃えたい」と口にするお店が誕生するとは。。。
農と商の繋がり。
ルーチェ田巻の地元産への想いは、オープン直後から川越の農家の現場を訪れ、連携を深めている。
川越の福原地区の人気農家、鳴河さんの畑へ里芋などの現場を見学。この時はこれから本格的に収穫が始まろうとしているタイミングで、既にいい出来となっていました。
知識で知るのと、現場の畑は全く次元が違うもの。
農業ってこうだろうなという「想像」は、畑の現実を前にあっけなく崩れ去ります。この時もそうだった、田巻さんはリアルの農業に触れて、想像を超えた現実に圧倒されていました。そしてさらに、農に惹き込まれ、地元産農産物を深堀りしていこうと決意したのでした。
田巻さんは里芋をお店に持ち帰り、里芋を使った料理を提供。
これもまたアイディア溢れる一品で胸ときめく一皿。
もっと川越を知りたい、もっと川越の農を知りたい、という田巻さんの積極性には驚きつつも、どんどん応えたいと思う川越Farmer’s Market。
こうして川越の飲食店のシェフが、川越の畑に赴くことが活発になってきた今の川越。
農業をブランド化するために、商業者との連携は欠かせないもので、川越の飲食店に積極的に川越の農を紹介してきましたが、これまでのファーマーズマーケットの活動があって、いよいよ飲食店の意識も本格的に変わってきました。地元産を使うのは当たり前で、地元の畑の現場にも足を運びたいと声を挙げる人が増えています。
農×商の連携の一大フェスになっているのが、ウェスタ川越で開催されている、くらしをいろどるFarmer'sMarket。
(「川越Farmer’s Market」14,000人以上の来場者で賑わう2016年12月4日
https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12226437606.html)
昼からゆったりと過ごす夜の時間へ。
今日もルーチェにはワインなどのお酒と共に料理のマリアージュを楽しみにした人が集って来る。
親しい人たちでテーブル席に、また、一人でカウンター席で楽しむのもルーチェの光景。
ルーチェの真骨頂、川越産の素材が活かしきられるディナーが始まりました。
アンティパスト
◇KOEDO野菜の自家製ピクルス
◇アンチョビ&オリーブ
◇市場直送!!本日のカルパッチョ
◇KOEDO黒豚の冷しゃぶラタトゥイユ
◇川越産トマトのアボガドカプレーゼ
◇お肉屋さんのレバパテ
◇釜揚げシラスとオリーブのブルスケッタ
◇前菜の盛り合わせ/チーズの盛り合わせ
◇生ハムとサラミの盛り合わせ
野菜
◇マッシュルームとブルーチーズのサラダ
◇川越産トマトとフレッシュバジルのサラダ
◇KOEDO野菜のバーニャカウダー
◇KOEDO野菜のチーズフォンデュ
フリット
◇川越ごぼうのフリット
◇カマンベールチーズのフリット
◇イタリアンポテトフライ
アラカルト
◇川越卵のチーズオムレツ
◇チーズたっぷりラザーニャ
◇しらすと生海苔のアヒージョ ON THE卵
◇KOEDO黒豚 ボルペッティーのトマト煮込み
◇あさりとムール貝のシャルドネ蒸し
◇ヤリイカの地中海ソテー
◇国産鶏もも肉のロティ ローズマリーの香り
◇KOEDO黒豚のアロースト
◇国産黒毛和牛のタリアータ 特製シャリアンピンソース
パスタ
◇うにクリームソース タリアテッレ
◇しらすとKOEDO野菜のペペロンチーノ
◇ゴルゴンゾーラ クリームニュッキ
◇魚介のペスカトーレ リングイネ
ドルチェ
◇季節のジェラート
◇絶品ティラミス
これぞインスタ映えな逸品「ハートのピッツァ」
記念日や各種お祝いに注文を。サプライズも可能です。
メニューから立ち上ってくるこれでもかという川越。
川越野菜が主役を張り、小江戸黒豚がどっしりと構える。オールスター川越食材と言えるような素材を駆使しています。
それにルーチェと言えば、パスタはうにクリームソース タリアテッレが特に人気。これを目当てに来る人も多く、今はルーチェを代表する看板メニューになっています。
そして、田巻さんがお勧めする美味しいワインを注文し、料理とのマリアージュに浸っていくのでした。

〈参考例:ケータリングメニュー〉
①葡萄牛ローストビーフ&小江戸黒豚ローストポーク
②川越産男爵芋の燻製ポテトサラダ
③魚介のアランチーニ(ライスコロッケ)
④パルマプロシュート&モルタデッラ
⑤天然カンパチのカルパッチョ
⑥高原鶏胸肉の低温調理
シャンピニオンソース
⑦小江戸黒豚のデミグラスラグー
⑧天然鰤のソテーヴァンブランソース
ルーチェを切り盛りしているオーナーシェフの田巻さん。
オープン当初は福井さんという二人で始めたお店でした。
二人は一体どんな繋がり、そして共に飲食店を始めようと展開していったのか。
田巻さんは埼玉県朝霞市出身、ホール担当だった福井さんは兵庫県出身。お互いに飲食業の経験は豊富である。
二人は以前、同じ居酒屋で働いていて知り合い、その後は、田巻さんは和食店をはじめ都内中心に飲食店を展開している「創コーポレーション」で7年働いていました。
「株式会社 創コーポレーション」
http://www.soh-corporation.co.jp/
渋谷区にある「門」、「八寸」、「温故知新」、「産直青魚専門 恵比寿 御厨」、「一献楽食 とら 渋谷道玄坂」、豊島区にある「炉ばたと鮮魚 千石」、新宿にある「比内地鶏専門 焼鶏 新宿 比内亭」、目黒区にある「餃子バル 大豊記」など様々な飲食を提案。
さらにゼックスのイタリアンでも働いていました。
福井さんは美容師の道へ進み、やはり飲食業の魅力に立ち戻っていった。接客業が好き、お客さんとの距離が近く、ダイレクトな反応が返ってきて、たくさんの人と出会える仕事として飲食店にやはり惹かれ、独立を決意。
その時に一緒にやろうと声をかけたのが・・・そう、かつて一緒に働いた、田巻さんでした。楽しかったあの時の雰囲気、また一緒にできたら、と。
お店を構える場所として、なぜ、川越だったのか・・・??
実はシェフの田巻さんは、朝霞出身で川越のことを良く知っているのもあるし、さらに飲食業に入る前に、本田技研工業株式会社の狭山工場に勤めていたことがあり、その繋がりから川越には身近な縁を感じていた。
2017年、川越にお店を開いてみると、ホンダ関係の人が続々と訪れてくれて、改めて横のつながりの大きさを実感している。
川越でお店を開くと決めた時から、川越の食材を調べていき、小江戸黒豚の美味しさに料理人として惹き込まれ、料理の想像が膨らんでいった。では川越の野菜は、では川越の卵は、と広がっていったのでした。
そして、2020年にリニューアル。
川越産農産物への眼差しは深まるばかりです。
KOEDO×イタリアン。
イタリアンは地元の食材を大事にし、シンプルな調理で美味しい食に仕立てることを大事にする文化であるように、ここ川越でも同じ意識で食に臨みたい。その気持ちが川越産農産物への眼差しであり、店名にKOEDOを冠していた。大仰なことではなく、イタリアンの本質と同じく、地元を見つめるという意味での、KOEDOでした。
田巻さんは、「お客さんの笑顔が自分の笑顔になることが飲食店の醍醐味」と話す。
自分が幸せになるために、先にお客さんを幸せにする。
お客さんと共に歩む、川越ストーリー。
KOEDOのイタリアンにある、奥深い川越。
「KOEDOイタリアンルーチェ」
川越市新富町1-1-11信富イハラビル1F
営業時間
●月~金曜日
ランチ 11:00~15:00 (料理L.O. 14:30 ドリンクL.O. 14:30)
ディナー 17:00~翌0:00 (料理L.O. 23:00 ドリンクL.O. 23:00)
●土、日曜日・祝日:
ランチ 11:00~14:59 (料理L.O. 14:30 ドリンクL.O. 14:30)
ディナー 15:00~翌0:00 (料理L.O. 23:00 ドリンクL.O. 23:00)
【土日祝は通し営業】14:30ランチラストオーダー/15:00~ディナー営業
※食材の状況等、店舗側の都合により15:00~17:00間をCLOSEさせて頂く場合があります。
不定休
TEL049-226-5688
HP:
https://koedoruce.jp/
ケータリングHP:
https://koedo-italian-luce.com
Facebook:
https://www.facebook.com/KOEDO-%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3-%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%81%E3%82%A7-292822817793175
Instagram:
https://www.instagram.com/koedo_italian_luce/
Twitter:
https://twitter.com/koedo_luce