川越style『第6回「川越キャンドルナイト&クリスマスハンドメイドイベント」小江戸蔵里』 | 「小江戸川越STYLE」

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川越の現場で様々なまちづくり活動にも従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真

寒くなればなるほどあの炎が待ち遠しくなる。
12月、街にクリスマスソングが流れ始めると、さらに期待は高まって、
指折り数えてこの日を楽しみにしていた人も多かったでしょう。
今年はどんなキャンドルが、どんな風に、灯されるのでしょう。。。
2016年12月17日(土)小江戸蔵里で開催されたのが、
第六回「川越キャンドルナイト&クリスマスハンドメイドイベント」。

 


主催:キャンドルスタジオ川越Twin Tail

今年も小江戸蔵里と会場として開催。

イベントは、日中のハンドメイドイベントと、夕方からの川越キャンドルナイトの二部制になっていて、

11:00~16:00の時間は、ハンドメイド雑貨販売にクリスマスワークショップ、
そして16:00にイベントが終わると同じ会場ではすぐに次の準備が始まり、
一時間後、17:00に川越キャンドルナイトの点灯がスタート。
キャンドルナイトでは、みんなでキャンドルの炎を楽しみながら、
エンターテインメント ゴスペルクワイアー「Glorious Crew」約30名によるステージが披露されて、19:00に消灯という内容になっています。
 

このイベントを迎えると、今年も終わりなんだなと街の人が実感するようなところがあって、

のみならず、このイベントがないと年末を迎えられない、川越の風物詩的な行事になってきました。

今、各地でキャンドルナイトが開催されていますが、川越のキャンドルナイトはこのイベントのこと。

毎年趣向を凝らし、グレードアップしていっている川越キャンドルナイト、

今年は一体どんなドラマを見せてくれることでしょう。

会場には日中からキャンドルナイトで使うキャンドルが展示され、この後夜の期待を高めていました。

その時間までは、もうしばらくののち。。。

 

日中は、ハンドメイド雑貨販売に加え、ワークショップが多いのがこのイベントの特長で、
中でもやはり、キャンドルのワークショップを多く用意していて、3種類のキャンドルを作ることができました。

・クリスマス ボタニカルキャンドル作り 800円。
・クリスマスツリーキャンドル作り 500円。
・スノーマンキャンドル作り 800円。
 
ワークショップで講師を務めているのが、キャンドルアーティストの人たち。
自身の作品も展示販売され、まさにキャンドルに彩られた会場です。
 
さらに広場には、各地から様々な作家さんたちが出店。
彫紙アートカラーズさんは、第1回のキャンドルナイトから出店していて、
一回も欠かさずというのはカラーズさんだけ。

彫紙(ちょうし)アートとは、切り絵ではなく、一枚一枚紙を彫って重ねることによって絵を作る日本生まれのアートです。
カラーズさんは、普段は埼玉県志木市で講師活動をし、それが活動の中心となっていますが、
1年に1度だけ、作家として出店しているのが、このイベントです。
 
ウニクス南古谷からは、レンタルボックスの天使の小箱さん。
ワークショップとハンドメイド作品販売で参加しています。
この日のワークショップは、
・クリスマスドーム作り 500円
・くまちゃんキャンドルボトル作り 600円
 
作家さんが集まったpasさんの出店。
pasさんは、2016年1月ウェスタ川越の川越Farmer’s Marketにも出店していました。
 
川越の北部、山田地区からは、
川越の隠れ家女性サロン スマイルさんが出店しています。

スマイルさんは今回で二回目の参加で、雑貨販売とともにワンコイン500円で楽しめるワークショップも用意。
・羊毛フェルトのポンポンキャッチャー
・抗菌ジェル作り
・クリスマスカード作り
 
スマイルさんのことは、先ごろ記事にしたばかりです。

(川越の隠れ家サロンSmile「スマイル」川越の山田にある女性向け予約制サロン
http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12200138387.html
 
タイの伝統工芸カービングの出店は、
カービング教室ARUNADAさん。このイベントは今回初めての参加。
この日のワークショップは、
リンゴのキャンドルホルダーとクリスマスオーナメントのフォトスタンドを開催していました。

ARUNADAさんも今年は川越のイベントで見かけることが多かった人。
ウニクス川越の「にぎわいマルシェ」に積極的に参加し、
2016年9月には蓮馨寺の「昭和の街の感謝祭」にも出店していました。
あの時は、スイカのカービング作品を展示していたのが印象的でした。

(第三回「昭和の街の感謝祭」蓮馨寺と周辺商店街 2016年9月10日

https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12199339321.html

そして12月4日のウェスタ川越の川越Farmer’s Marketにも出店していました。
また、ウエスタ川越で定期的に講座も開催しています。

 
アートフラワーGris blueさんは、今年も素敵なしめ縄飾りやリースを中心に出品。

Gris blueさんのお店は川越駅西口、国道16号の近くにあります。

(「Gris blue」アートフラワーで暮らしを豊かに彩る

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12018174345.html

 

こうして広場に集まった出店者を見ると、
カービングのARUNADAさんにアートフラワーのGris blueさんと、
川越駅西口のお店、教室が出店していることに気付きます。
これまで、西口は『開けてない、お店が少ない』など言われてきましたが、
実は個性的なお店が多いことが今知られるようになってきている。
今年は西口方面の個性的なお店のことをいくつか掘り下げて記事にしてきました。
こうしたカービングの教室もアートフラワー専門店も、川越にここにしかありません。
西口は、ウェスタ川越が出来たことによって風景が変わったし、
これからのまちづくりでさらに変化が見られていくことと思います。来年以降も川越の注目エリアです。
それに、教室を主宰しているカラーズさんに、お店を開いている天使の小箱さん、
女性サロンを構えているスマイルさんと、各地で活躍している人ばかり。
川越は女性の活躍がめざましく、民間の個人レベルでまちづくりをしているような様子を見ることが本当に多くなってきました。
 

さらに川越駅西口と言えば、忘れてなならない、そう、

このイベントの主催者が、川越駅西口にアトリエを構える、

川越でキャンドルといえばという存在、キャンドルスタジオ川越TwinTailさんです。

振り返れば、川越のことを伝えてきた中で、

この一年だけを見ても、TwinTailさんのことは本当に何度も取り上げてきました。

特に今年は、いつかそういう時が来るはずと願っていた、

TwinTailさんのこと、そして、TwinTailの有田さんのこれまでのことを記事にまとめることができたことは、感慨深いものの一つでした。

TwinTailのアトリエは、川越駅西口ウェスタ川越からすぐ近くにあります。

アトリエでの講習以外にも、イベント出店では川越のいろんな場所で見かける機会が多く、川越のイベントではまさに引っ張りだこのTwinTailの有田さん。

先月は、同じくこの場所で開催された小江戸蔵里キャラクター祭りに出店し、

有田さんのことを愛してやまない川越のキャラクター、ミケさんのために、

イベントに合わせて、なんと、「ミケ」、「クロミ」のスペシャルキャンドルワークショップを開催しました。

(「小江戸蔵里キャラクター祭り Reply」2016年11月5日(土)、6日(日)
 
同じく2016年11月には、ウェスタ川越のシニアドリームフェスタにキャンドルワークショップに出店。
実はこの時もミケさんキャンドルのワークショップを開催し、ミケさんもまたイベントに盛り上げ役として来ていて、両者は同じイベントに参加していた。
川越のイベントに出店することが多いTwinTailの有田さん、
川越のイベントに呼ばれることが多いミケさん、二人がイベントで顔を合わせる機会が多く、
いつしか知り合い、親交を深めていくのち、ミケさんが有田さんに恋をしたのだった。

 
 

(第二回「県民ふれあいフェスタ」&第一回「シニアドリームフェスタ」2016年11月12日

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12220307003.html

そうそう、ミケさんとの繋がりはもちろん続いていて、話しは続きがあります。
キャラクター祭りに出店してくれた有田さんに感謝して、
「有田さん主催のイベントなら、今度はオラがお礼をする番だ!」と、
ミケさんは愛してやまない有田さんのためにこの日のイベントに駆けつけ、
盛り上げ役として陰ながら支えていたことも記しておきます。人と猫の友情物語。
 
今月12月も、12月4日に14,000人以上が来場したウェスタ川越「川越の『おいしい』そろいました
川越Farmer’s Marketからひろがる川越産農産物とそれを使った食べ物・飲み物、雑貨、音楽など」にも出店し、

キャンドルワークショップをたくさんの子どもたちに体験してもらいました。

(「川越Farmer’s Market」14,000人以上の来場者で賑わう2016年12月4日

http://blog.ameba.jp/ucs/entry/srventryupdateinput.do?id=12226437606

突っ込んだ話しをすると、あの時のワークショップの取りまとめのような役割を担ってくれていたのが有田さんで、有田さんあってもあの大盛況ワークショップエリアだったのです。

さらに12月10日には、川越ハウジングステージでタイルクラフトのワークショップを開催。

そして、その一週間後に、自身主催のこのイベントを迎えていました。

このハードスケジュール、この行動力と熱意。

単に「主催するイベント」という言葉以上に、

キャンドルスタジオにとってキャンドルナイトを開催することの意味は大きく、

有田さんは並々ならぬ思いで、毎年このイベントを開催しています。

はじめの一歩があり、一回一回、一つ一つ大切に灯してきたキャンドル。

過去5回それぞれに違ったキャンドルナイトがあって、ドラマがありました。

それを積み重ねての2016年のキャンドルナイトです。

よくここまで続けてきたと思うし、続けるだkでなく、

キャンドルの本数が増えて規模が大きくなって、

ここまで発展させてきたことは本当に凄いことです。

(2012年12月23日第一回川越キャンドルナイト)

 

(2013年12 月21日川越キャンドルナイト)

 

(2014年12月21日川越キャンドルナイト)

 

(2015年12月12日川越キャンドルナイト)

 

今年のイベントでは、蔵里による「小江戸蔵里まつり」も同時開催されて、

飲食や雑貨など蔵里の出店が多数並んで、

さらに賑わいのあるものになっていたのが特長です。

飲食部門に出店していたのが、ピケニケさん。

初めてとなる親子丼での出店で、スペシャル感を演出。
今年はたくさんのイベントに呼ばれ、出店したピケニケさん、
特に11月のウェスタ川越「県民ふれあいフェスタ」で、ゲストで来ていた
元プロ野球選手の門倉さんとツーショット写真を撮ったことは思い出深いことと挙げていました。

(第二回「県民ふれあいフェスタ」&第一回「シニアドリームフェスタ」2016年11月12日

 

時間が経つごとに、蔵里の会場にソワソワするような空気が流れ始めていく。

他のイベントでは、スタートの時の賑わいから、午後になると落ち着いていくものですが、

この日、蔵里の広場は、むしろ徐々に空気が熱を帯びていくようなところがあって、

ああ、みんな期待しているのだなというのが伝わってきた。

あの炎を。あのかけがえのない一夜を。

キャンドルの炎が広場を温めるより前に、来場者の期待という熱が、すでに広場を温めているようでした。

ワークショップの残された時間を噛み締めるように、それぞれのブースで体験を楽しむ。

 

16時、日中のハンドメイドイベントが終わりの時を迎えると、

会場の撤収とともに、すぐに新たな設営が始まっていく。

いよいよ、広場に展示されてきたあのキャンドルたちも出番を迎えることになりました。

この時間になると、日中のイベントとは違う来場者が集まって来て、

点灯前の様子から楽しもうとする光景がありました。

作家さんたちがキャンドルを置いていく様子もアートのような美しさで、

まだ陽が残っているうちだと、カラフルなキャンドルや趣向を凝らされたキャンドルを確認することができ、

そう、キャンドルはランダムに置いているわけではなく、

キャンドルの配置によって巨大な地上絵を描くような作品にもなっているんです。

それが、実際に点灯されていく様子を見るのもまた楽しい。

広場の真ん中が広く開けられ、周りを来場者が囲み固唾を呑んで見守る。、

有田さん始めキャンドルアーティストたちがキャンドルを手にして、

さあ始めよう!とお互い目で合図すると、おもむろにキャンドルをコトリと静かに地面に置いた。

そこからはもう一気呵成、みな迷うことなく次々とキャンドルを置き、配置していきました。

 
キャンドルは、キャンドルアーティストたちの作品であり、
さらに今回も協力として、岸町にある「スタードランド」さんが、
子どもたちと作ったキャンドルを制作し、提供していました。
作家さんたちが一つ一つのキャンドルを丁寧に地面に置いていく、
その姿は、ある光景を思い起こさせた。。。
まるでそれは、土に可憐な花の苗を植えていくかのようで、
カラフルなキャンドルという花の苗を土に植えていくような姿にも見えた。
何もなかった地面がやがて、見る見るうちにキャンドルという花畑になっていた。
キャンドルナイトというイベントがなかった川越で、今年で6回目の開催、
一回一回こうして手で地面に苗を植えていくかのごとく、一回一回の開催を大事に、
キャンドルの文化を川越に定植してきたこれまで。
全体に配置された様子は、6回目となった花畑は・・・今までで一番の美しさなっていた。。。
いや、ここまではまだ準備段階。綺麗なキャンドル花畑は、火がいれられてこそ、完成するのだ。
日が暮れた17時、最初の一つに火が灯されると、今度はまた手で全てのキャンドルに火をいれていく。
いよいよ、苗だったキャンドルに花が咲き、
あっという間に一面、キャンドルの炎という花畑が広がっていきました。
炎のゆらぎを見つめ、いつまでも見つめている。
静かで高揚するような空気が広場に流れていました。
そして、エンターテインメント ゴスペルクワイアー
「Glorious Crew」約30名による、キャンドルの炎を照明にしたステージが披露されました。
・Hallelujah
 ・Silent night
 ・Oh happy day
 ・Hail holy queen
 ・O come all ye faithful
 ・All I want for Christmas is you
 ・Winter song
 ・We wish you a merry Christmas
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
第六回「川越キャンドルナイト&クリスマスハンドメイドイベント」、
今年もたくさんの来場者で盛大に行われました。
このイベントが終わると、川越の街は一気に年末モードに入っていく。
 
あのキャンドルの炎の花畑の記憶は、この先一年間人々の胸に残っているはず。
また来年まで、有田さんはじめ川越のキャンドルの広がりは伝え続けることになるでしょう。
その先に、一年後、ここでまた盛大なキャンドルナイトが行われますように。
 
その日まで。。。