川越style「リレー・フォー・ライフ・ジャパン川越」がん征圧へ向けたチャリティーイベント | 「小江戸川越STYLE」

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「時が人を結ぶまち川越」
川越のヒト・コト・モノ、川越物語りメディア、小江戸川越STYLE。
川越の現場で様々なまちづくり活動にも従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真

日本人の死因の最大の項目であり、日本人の2人に一人ががんになり、がんは、まさに国民病であり、もう他人事では済まされない時代になっています。
この事実を皆が認識し、がん予防、検診、検査を行い早期発見することと、治療されている人の心のケア、最新医療、情報の開示が必要であり、皆ががんを理解して患者や家族の支援をすることが今、必要となっている。 
本人も周囲の人も病気にかかったことを受け入れてごく普通に生活し、助け合うということが自然にできる社会を目指す。

未来ある子供達に伝え、同じ苦しみをさせない社会に変えていくこと。

リレー・フォー・ライフ、命のリレー。
川越開催は、毎年9月に川越水上公園芝生広場で開催されて10回目となりました。
この10年で川越内の浸透が進み、応援の輪は確実に広がっている。

2018年9月15日から16日二日間にわたって開催されたのが、第10回「リレー・フォー・ライフ・ジャパン川越」。ひとりじゃない -これからも ずっとそばにいるよ-

9月15日(土)13時リレー開始
9月16日(日)13時閉会式
二日間24時間命のリレーを繋ぎます。
場所:川越水上公園芝生広場(川越市大字池辺880)

「リレー・フォー・ライフ・ジャパン川越」
https://ppd.relayforlife.jp/kawagoe/
「リレー・フォー・ライフ・ジャパン」
https://relayforlife.jp/

「リレー・フォー・ライフ」は、がん患者やその家族を支援し、地域全体でがんと向き合って「がん征圧」を目指す、1年を通じて取り組むチャリティ活動です。
支援活動
・リレーイベント
・がんの悩み相談
・プロジェクト未来
・若手医師育成
・がん検診受診率UP


リレー・フォー・ライフの活動の中で、大きな注目を集め世界中に輪が広がっているのが、リレーイベント。
「がんサバイバーは24時間がんと闘っている」
その象徴として24時間会場内のトラックを歩き続けるイベントです。

そもそも、リレー・フォー・ライフとは?から始めましょう。
がん患者さんやその家族を支援し、地域全体でがんと向き合い、がん征圧を目指す。1年を通じて取り組むチャリティ活動です。

リレー・フォー・ライフは三つのテーマに支えられ、使命であるSave Livesが成り立っています。
「Save Lives」とは
リレー・フォー・ライフが使命とする“Save Lives”は、直訳すると「命を救う」ですが、単に医療行為によって救命を行うという意味ではありません。
医療に従事していなくても、リレー・フォー・ライフに参加し寄付金を募ることで医療の進歩に貢献し、間接的に人の命を救う事ができます。 そして、生きる希望を失った人の支えになることもまた、命を救う事です。リレー・フォー・ライフにおける“Save Lives”のもうひとつの意味、それは「人の魂を救う」ことなのです。
「Celebrate(がんサバイバーを讃える)」
「Remember(旅立ったがんサバイバーを偲ぶ)」
「Fight back(がんに立ち向かう)」
サバイバーとケアギバー。
リレー・フォー・ライフでは、がんの告知を乗り越え、勇気をもって今を生きているがん患者さんやがん経験者をサバイバーと呼んでいます。
サバイバーのご家族やご遺族、支援者をケアギバーと呼んでいます。

 

リレー・フォー・ライフのはじまりは1985年、アメリカ・ワシントン州シアトル郊外のタコマで始まりました。 一人の医師がアメリカ対がん協会の為に寄付を集めようと24時間走り続けたことがきっかけとなったのです。 彼の名は、ゴルディー・クラットさん。マラソンが得意な腫瘍外科医でした。
彼は、がん患者の生きる勇気を讃え支援するために、トラックを1周するたびに由時から寄付を募り、 その結果、1日で2万7千ドルが集まりました。24時間走り続けたのは「がん患者は、24時間病気と向き合っている」ので、 その思いを共有し支援するためでした。

アメリカで始まったリレー・フォー・ライフの熱気が日本にやって来たのが、2006年のことでした。

日本では、2006年9月につくば市で日本初のイベントが実現。

2007年には芦屋市と東京で開催。2008年は、北海道から九州まで全国各地へと広がりました。

集まった寄付は全額、日本対がん協会に寄付され様々な「がん医療の充実」に役立てられています。

リレーに参加することによって「がん」に対する知識の普及・啓発はもとより、がん患者とともに「連帯感と勇気」が実感できる催しとして、医療関係者のみならず一般の人たちが自由に参加できるものを目指しています。

そして2018年。現在世界約30ヶ国、 約6000ヵ所で開催され、年間寄付は470億円にのぼります。 2018年、日本では50ヶ所で開催される予定です。

ちなみに埼玉県では二ヶ所で行われている。

2018年9月8日(土)~9日(日)さいたま市で「リレー・フォー・ライフ・ジャパン2018さいたま」

会場:農業者トレーニングセンター緑の広場

2018年9月17日(土)~18日(日)川越市で「リレー・フォー・ライフ・ジャパン2018川越」

会場:川越水上公園 芝生広場

具体的にリレー・フォー・ライフってなにをするの?
アメリカ対がん協会(ACS)が国際ライセンスを持っている企画で、日本では公益財団法人日本対がん協会(以下、対がん協会)にライセンスが与えられています。 がん患者さんやそのご家族を支援し、地域全体でがんと向き合い、がん征圧をめざすチャリティー活動です。
Save Livesを使命とし、がんの告知を乗り越え、生きていることを祝福し(祝う Celebrate)旅立った愛する人たちをしのび(しのぶ Remember)がんに負けない社会を作る(立ち向かう Fight Back)ことをめざします。
リレー・フォー・ライフ活動の締めくくりとして二日間夜通し歩くリレーイベントを開催します。会場ではチームの仲間とタスキをつなぎ、夜通し歩きます。2017年度は、日本全国49カ所・約77,000人が集いました。
二日間以下のような流れで進んでいきます。
・開会式~サバイバーズラップ
リレーイベントの最初の1周は「サバイバーズラップ」と呼ばれ、がん患者さんやがん経験者が歩きます。がん告知や闘病を乗り越え、この日を迎えられたことを祝福します。
・ルミナリエセレモニー
あなたがルミナリエに書いたメッセージがキャンドルの光で浮かび上がります。がんで亡くなった方々をしのび、がんと闘っている人たちを励まします。
・夜通しウォーク
夜明け前の数分、空が深い深い紫色に染まります。希望の朝日が会場を包み込み、その温かさをみんなで分かち合います。リレーイベントならではの光景です。
・閉会式
夜通し続いたリレーイベントで、すべての参加者を祝福します。一年間を通じて行っているリレー・フォー・ライフのチャリティ活動への思いを新たにします。
 

リレー・フォー・ライフが各地で開催される中で、それぞれの会場で趣向を凝らし、独自色もイベントを楽しめるポイント。

リレー・フォー・ライフ・ジャパン川越は、有志によるリレーフォーライフジャパン川越実行委員会により運営されています。

2018年、記念すべき10回目となる川越開催に向けて早い段階から会議を重ねて準備を進めてきた実行委員会。

実行委員長、細谷治さんの開催の挨拶。
『2018年、伝統あるリレーフォーライフジャパン(RFLJ)川越の実行委員長を仰せつかりました細谷治と申します。これまで薬剤師として緩和ケア領域を中心に多くの患者さんやそのご家族を支援してきました。現在は城西大学薬学部で教員として薬剤師や管理栄養士、薬科学技術者の育成に従事しています。
RFLJ川越は今年で10周年を迎えます。これまで多くのサバイバーの皆様やケアギバーの方々にご協力を頂き、さらに実行委員の仲間達が力を合わせてこのRFLJ川越を運営してきました。ひとくちに10年といっても、個々に様々な意味をもった10年だったのではないかと思います。
辛い治療に耐えながら何度も何度も迷い心がゆれ動くなか、家族や友人に支えられて過ごして来たサバイバーのあなた。家族として大切なひとを支え、時に自らも支えられながら過ごしてきたケアギバーのあなた。そして、もっとも
っとやりたいことがあったのに、こころざし半ばで卒業されたあなた。長くもあり、短くもある10年だったのではないでしょうか。

RFLJ川越はこれらすべての方々の思いを受け止め、毎年、この川越の地で皆様と顔を合わせることを何よりも大事にしています。そして、1年1年を大切にしながら、次の10年を目指していきます。
10周年の今年は「ひとりじゃない -これからも ずっとそばにいるよ-」をテーマに、実行委員、サポーターおよび関係者一同、川越水上公園で皆様をお待ちしています。
9月15、16日にお会いしましょう。』


実行委員会の今年の取り組みは、2018年6月16日にリレー・フォー・ライフ・ジャパン2018川越の第1回チーム説明会兼キックオフミーティングを開催。がん征圧にむけて行われるリレー・フォー・ライフの意義の伝達を行うとともに参加したいチーム、個人と 今年のリレーで取り組みたい夢について語り合いました。
2018年7月14日には、ウエスタ川越内川越市南公民館 講座室1号にて、「がんサロン川越」開催。がんサロンはおおむね2ヶ月に1度定期的に開催しており、がん患者さん本人・家族・遺族・医療関係者がお茶を飲みながら語らう場となっています。


2018年7月29日の川越百万灯夏まつりでは、恒例となっている、本川越ペペ前広場ステージ隣のテントでリレー・フォー・ライフ・ジャパン2018川越の情報宣伝活動を行いました。がん検診推進資料とリレーフォーライフのチラシを配りました。

その他、当日を迎えるまでには、この活動を応援しようとする川越市内の協力は大きく、ポスターなどを掲示してくれるお店をはじめ、募金箱を設置するお店、場所も数多くありました。

活動の継続により、認知が進み、応援の輪が街中に広がっていったこの10年だったと今言えるかもしれません。

 

2018年9月15日、「リレー・フォー・ライフ・ジャパン2016川越」、水上公園芝生広場での熱い二日間は、いよいよスタートの時を迎える。

13時からの開会式では、細谷実行委員長などの挨拶が行われました。


開会式の後、リレーの最初の1周は「サバイバーズラップ」、がん患者さんやがん経験者が歩きます。 がんの告知、闘病を乗り越えてこの日を迎えた人たちの命を祝福します。サバイバーが手形フラッグを手にしてのサバイバーズラップに、ケアギバーが拍手で讃えます。

リレー・フォー・ライフのテーマカラーは、「夜明けの光=明日が来ないかもしれない不安と闘っているサバイバーにとっての希望の光」を象徴する、紫。

 

そして、参加チームによる一斉ウォークがスタートしました。

参加者の表情には緊迫感・・・というより、わくわく感の方が勝っているようで、元気一杯意気揚々と芝生を踏みしめ出発していく。

リレーで歩くコースは延々と伸びる果てしない道ではなく、ぐるりと周囲を見渡せる芝生広場のコースは約400メートル。このトラックを、参加38チームが想いをこめて歩き通す。

参加チームは、一回目から参加しているチームもあれば、常連となっているチームに、城西大学の多数の参加に病院関係者に市民有志などで結成されたチームもありました。

参加チーム順不同

・ひろせクリニック

・日本医療科学大学

・MDRT埼玉・栃木・群馬ブロック

・NPO法人帯津良一の場の養生塾

・城西大学薬学研究室

・クオール薬局

・チーム中外

・国立病院機構埼玉病院 がん相談支援センター チームけやき

・公益社団法人 埼玉県診療放射線技師会

・チーム池袋

・公益社団法人埼玉県健康づくり事業団 TEAM 健康づくり

・一般財団法人医療・福祉・環境経営支援機構全国協議会

・鈴木薬局

・埼玉医科大学国際医療センター がん相談支援センター チーム「E-jan」

・帯津三敬病院

・川越市保健所

・がん哲学外来@川越

・城西大学予防栄養チーム

・Eggs of Nutritnionist

・RFL45

・城西大学経済学部江良ゼミ

・城西大学薬学部薬学会

・あけぼの会 あけぼの埼玉

・上尾中央総合病院 上尾中央第二病院

・埼玉県歯科衛生士会川越支部

・がんリハビリテーションの仲間たち

・埼玉県疾病対策課・県立久喜図書館

・ジャングリラ

・チームSUP

・みらいねっと

・Hopes Come True

・Dawn Purple

・横内美知代「永遠の会」

・川越胃腸病院

・次世代医療研究会

・Bel’s

・城西大学薬剤学研究室

・彩の国連携力育成プロジェクト4大学合同チーム(SAIPE)

チームウォークは家族や友人、同僚、サークルの仲間など、好きなメンバーでチームを作り、たすきをつないでいく。 夜通しのリレーウォークは、24時間がんと向き合っている患者さんと共に、がんに挑むということの象徴です。 もちろん、夜通しでなくても無理のない範囲で参加することが可能。

参加者には笑顔が溢れ、「二日間頑張るぞ!」と出発の高揚感が会場を賑やかにしていました。

スタートするとすぐに左回りし、芝生からトラックへ。

ここを真っ直ぐ進むとまた左回り、右手に遊具があるゾーン。そしてトイレ前を通ってまた真っ直ぐ歩いてアーケードに戻って来るというコース。

 

ウォークは、お一人でも大丈夫。大事な人を想いながらゆっくり一人で参加したい、そんな場合は、当日会場にて参加できます。参加には1000円以上の寄付をお願いしている。紫のリストバンドが渡されます。がん患者さんやがん経験者は、参加費無料です。


がん患者さんとの交流。
リレー・フォー・ライフには、多くのがん経験者が参加します。がん患者さんと交流し、体験を共有することができるのも特徴。
他にも、ザバイバーズテントでは、ザバイバーがリレーに参加した証として、サバイバーズフラッグに手形を押すことができます。フラッグはそう、開会式のサバイバーズラップの際に使用されていたあのフラッグです。閉会式にも使用されます。

(これまでの回で制作した手形フラッグもコース脇に掲示された)

手形フラッグの隣には、ルミナリエ記入ブース。

大切な人のためにルミナリエにメッセージを書こう。
がんで亡くなったあの人への追悼や、闘病中のあの人への励ましの想いを、ルミナリエバッグで表現します。 バッグはロウソクを灯しコース脇に並べられ、夜通し明かりが灯り、参加者の足元を照らします。灯りに照らされた幻想的な中を、それぞれの思いを胸に歩きます。ルミナリエバッグへのご寄付は、がん征圧のための資金に充てられます。


また、今年は初めて参加する人やリレーをもっと楽しみたいという人のために「コンシェルジュ」を設置したのが初の試み。「コンシェルジュタスキ」が目印で、会場内でリレー・フォー・ライフをガイドしました。


あるいは、「支援する support」する、「ボランティアで参加する」、「実行委員として一緒に作る」という参加の仕方もある。
リレー・フォー・ライフは、すべて寄付金で運営されています。会場を借りたり、設営したり、事務局を運営したりと、さまざまな経費がかかります。 地域で継続的に開催するために、寄付や協賛金や物品などの協力は必須。
ボランティアは、イベント当日の会場設営や受付、進行、救護、事前の準備・・・など、 得意な分野で協力することができます。
そして、実行委員会には学生から社会人まで、幅広い年代の人たちが集まっています。 当日までの企画や広報など、さまざまなグループに分かれてイベントを作り上げている。 自分たちの思いを実現した時の達成感と感動はひとしおです。何物にも代えがたい体験と仲間が待っています。

 

24時間という長丁場、歩くスピードは決して速くない、むしろゆっくりと言った方がいいかもしれません。

前を進むチームの後ろについて、ゆっくり進んでいく、その姿は、他チームとの競い合いではなく、あるいは、何周回るかという記録レースでもなく、和気藹々とした雰囲気で着実に歩き続けて行く。

距離や高さ、例えば100kmを歩くとか標高何mの山を登るのと比べると、24時間を歩き続けるというのは競争性・競技性はない。

だからこそ、純粋に誰かを想い続けるのに向いているようで、がんで失った大切な人(リレー・フォー・ライフでは『卒業した』と言う言い方をする)、がんを患っている大事な人をひたすら想う、それには距離や高さではなく、時間が向いているのかもしれない。

リレー・フォー・ライフはチームのメンバーが全員が一斉に同時に歩くのではなく、それぞれのチームの中で順番などを決めリレーしながらタスキを繋いでいく。

リレー・フォー・ライフは、その現場に来ると毎回突き動かされるものがあり、他人事とは思えなくなる力がある。

所謂チャリティーイベントはそれこそいろんなものがあると思いますが、与えられた感動とは違う、市民が主体となって運営し、市民が主役となって歩く、同じ目線で目の前を歩いて行く姿は輝いて、ぐいぐいと引き込まれていくものがあります。

草の根的に確実に、毎年回を重ねて今年で10回目にもなるチャリティーイベントが川越にあること。

 

コース沿いには各参加チームのテントが並び、出店や相談ブースが設けられている。

飲食の模擬店、ハンドメイド雑貨販売、輪投げなどの体験もあり、がん啓発に関するブースが用意されています。 健康な人も、がんについての新しい知識が得られる趣向。バラエティーに富んだ楽しさは年々凝らされているように感じる。

チームの収益は、がん征圧のためのチャリティーとなります。

 

イベントを彩るように様々な催しが広場で開催されるのもリレー・フォー・ライフの特徴。
中央ステージとスモールセミナーテントでは二日間、音楽演奏、パフォーマンス、公開フォーラムなどの催しが繰り広げられます。

◆9月15日(土)中央ステージ

13:15~城西大学吹奏楽部
13:50~14:00サバイバーと唄おう

14時00分~15時00分「かわごえ緩和ケアネットワーク(Palliative care interactive network in Kawagoe PINK) 

演目:市民フォーラム「聴かせて下さい、あなたの心の声を」
医師、臨床心理士、MSW、サバイバーによるディスカッション


16時00分~16時30分チーム池袋(ダレデモダンス)


16時50分~17時20分ソーラン節同好会(多喜雄塾)


17時20分~17時55分NPO法人帯津良一「場」の養成塾


18時25分~19時川越市シニアフォークギター連盟(10周年記念Song予定)

 

芝生広場中央のスモールセミナーテントでは、

◆9月15日(土)15時00分~16時00分
『免疫力を上げる 笑いヨガ』
Dr.カタリア・スクール・オブ・ラフターヨガ認定リーダー、
産業カウンセラー 浜 信 メイン講師
ラフターヨガ・インターナショナル・ユニバーシティー認定笑いヨガリーダー、
シニア産業カウンセラー、NPO法人みらいねっと代表理事 谷口 雅恵 サブ講師(ステージ4のがん患者)




16時30分~16時50分
『17年。私と共に歩むがんと言う反逆者!!』
多重がん患者体験談 加藤 礼子さん(ステージ4のがん患者)


17時55分~18時25分
『がんに負けない貴方のための、リンパドレナージとアロマセラピー』
医療法人社団創成会 土屋医院 看護師
アロマセラピーサロン アロマイユ 
日本臨床アロマセラピー学会 クリニカルアロマエキスパート
リンパ浮腫セラピスト 土屋 由紀 講師


 

9月15日、時計の針は19時を指そうとしていた。

芝生広場では、ルミナリエ・エンプティテーブルセレモニーが始まります。

追悼と希望のセレモニーは、リレー・フォー・ライフにおいてとても大事な時間です。

この時間だけはウォークを中断し、参加者がみなセレモニーに参加する。
エンプティテーブルで心をひとつに。
がんで卒業した⼈たちを偲び、 また、がんと闘っている⼈たちや対がん運動への思いや祈りを捧げ、がんに苦しむことのない未来に希望を見出そうとします。

エンプティテーブルは、ここに来ることができなかった愛する人の席です。
がんを宣告された人たち、ルミナリエの灯を捧げた大切な人たちの、席。

リレー・フォー・ライフ・ジャパン川越10周年のエンプティテーブル。
皆の想いが、あなたに届きますように。
会場には、HOPEの文字も灯りました。


その後は、20時00分~22時00分に昼カフェに続いての夜カフェ開催、皆で自由に語らい、交流を深めました。


9月15日夜の21時過ぎ、小さな電灯がぽつりとあるのみで、ほぼ真っ暗で何も見えない状態の水上公園。芝生広場ではそこだけ明るい雰囲気に包まれているよう。ウォークが続いているのです。

足元の灯りだけでなく、歩みを止めない参加者たちの明るさが雰囲気を作る。

スタートから9時間。

チームはもちろんずっと歩き続けていて、ここまでで一体もう何周していることでしょう。

スタートと同じ状態ではない、みな時間の分だけ疲れているはずで、しかし、確かな足取りと途切れないお喋りは、明るいリレーを失っていませんでした。

一周歩いてスタート・ゴールへ。

足元を見ると、13時の時は芝生だった地面は、9時間経って多くの人が歩いたことで色が変わり、平らな道が出来ていた。

24時間ウォークの正念場、気持ちで歩いてこれたこれまでから、ちょうど疲れが出てきて強い眠気に襲われ始めている。気力を振り絞り、歩みを進めて行く。

 

9月16日、リレー・フォー・ライフ・ジャパン2018川越二日目。

快晴に恵まれた朝、芝生広場のトラックでは参加者たちの歩く姿が。

あの夜からも歩き続け、夜を明かし、日が昇ってもまだ歩き続けている。

ここまでで、スタートから20時間経過。

歩く姿はさすがに足が重いですが、笑顔を絶やさず楽しむ気持ちを忘れない参加者。

8時に再び一斉ウォークが行われました。

 

二日目もウォーク以外に催しが続いていきます。

スモールセミナーテント

◆9月16日(日)9時15分~10時00分
『がんになっても生活を守るための医療~ステージ4がん患者が医師・薬剤師と実践していること~』
患医ねっと代表
北里大学薬学部非常勤講師
精巣がん・甲状腺がんサバイバー 鈴木 信行さん(ステージ4のがん患者)


10時00分~10時40分
『世界一の特等室で、自分らしく生ききる在宅医療』
埼玉医科大学国際医療センター総合診療・地域医療科 准教授
丸木記念福祉メディカルセンター 病院長補佐
在宅療養支援診療所 HAPPINESS館クリニック 管理者
齋木 実 先生


11時10分~11時55分
『マインドフルネスヨガ』
ラージャヨガ瞑想教師、ハタヨガ、マインドフルネス・マタニティヨガ教師、
看護専門学校非常勤講師 梅澤 洋子 先生


中央ステージ
◆9月16日(日)
10時40分~11時10分hal RFLJ川越10周年記念ソング(川越出身のシンガーソングライター)

 

スタートからついに23時間。

長い長い旅路のようなリレーウォークも、ついに最終コーナーを曲がるところまできました。

ラストが見えてくると参加者たちの表情にまた、明るさが戻ってくる。

12時にラストウォーク、最後の一周をみな噛み締めて歩いて行く。

その後閉会式となり、9月16日13時、ちょうど24時間経過したところで、リレー・フォー・ライフ・ジャパン2018川越は閉会宣言で終了となりました。

命のリレーはまた別の会場にて続けられていきます。

川越で10回目となるチャリティーイベントは、回を重ねるごとに街を巻き込み、人の輪が大きくなってきた。

水上公園の芝生広場とトラックを歩き続けて出来たあの「道」は、俯瞰するときっと円、大きな輪として川越に刻まれていることでしょう。

(リレーフォーライフジャパン川越実行委員会の面々)

 

タスキを繋ぎ続けた命のリレーは、強い輪という確かな形を残し、未来へ受け継がれていく。

川越最大のチャリティーイベントは、草の上を歩く草の根運動として、歩みを止めずこれからも進んでいきます。

 

「リレー・フォー・ライフ・ジャパン川越」
https://ppd.relayforlife.jp/kawagoe/
「リレー・フォー・ライフ・ジャパン」
https://relayforlife.jp/