川越style「カフェ&キッチン ラフテル」本川越駅近く フレンチトーストと美味しい洋食のお店 | 「小江戸川越STYLE」

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川越の現場で様々なまちづくり活動にも従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真

洋食屋さんという場所の、親しみやすさと非日常感。

この二つを常に意識し、追究している姿があった。

 

2014年10月にオープンした「カフェ&キッチン ラフテル」さん。

 

ラフテルさん、お店は本川越駅から歩いて5分ほどのところ、

駅前交差点から北に進み、

武蔵野銀行向かい、一階にカフェ・マチルダさんが入っている建物の二階にあります。








1階にはパンケーキでお馴染みのカフェマチルダ、2階にラフテル、

この建物だけで2つの人気店が入っているという楽しいスポットです。

階段から上がっていくと、中庭をイメージしたというグリーン色が目に入り、

ゆったりとした雰囲気が漂っています。




 

 

 

店内はテーブル席にカウンター席があり、明るい窓際席からは眼下を見下ろせます。

 

目の前の道路は現在拡幅工事をしているところで、

完成すれば本川越駅から一番街へ向かう歩道の道幅が広がり、人の流れが変わりそうな予感。


 

ラフテルさん、お店のうりはなんといっても、フレンチトースト。

 

フレンチトーストをうりにするお店というのは川越で他に見られない。

(特製フレンチトースト)

ラフテルのフレンチトーストは、きっと食べた人みんなが新鮮な驚きを受けるでしょう。

まずその食感。

「柔らかい!」、フレンチトーストをオーダーしたテーブルから思わず声が聞こえてくる食感は、

今までのフレンチトーストのイメージを間違いなく覆すもの。

ナイフは力を入れている暇もなくサクッと生地を割いていて、

外はカリっと、中はモチっと、とろけるような柔らかさは口の中でほろほろとほどけていく。

パンというより・・・ケーキに近いような柔らかさ。

 

 

なぜこんなにまで柔らかいのか??

その秘密の一つは、時間です。

ラフテルのフレンチトーストは通常のフレンチトーストの作り方とは異にするもので、

フランスパンを特製アパレイユに30時間漬け込んでいる。

長時間漬け込むことで生地の中まで味が染み込み、あの柔らかさの理由のひとつとなっています。

フレンチトーストだけでもいろんな種類があって、食べ比べも楽しい。

特製フレンチトースト、

アップル&シナモンフレンチトースト、

ベリーmoreベリーフレンチトースト、

ラムレーズンと塩キャラメルアイスのフレンチトースト、

抹茶と小豆フレンチトースト、

フレンチトーストだけでこれだけの種類があることが珍しい。

フレンチトーストは各種セットがあり、

また、11時までの時間、コーヒーor紅茶付きのモーニングも実施しています。


(人気のアップル&シナモンフレンチトースト)

フレンチトーストの種類はこれまでいろんな味を作ってきましたが、

「フレンチトーストは今後も新しい味を開発、提供していきたい」と話すラフテルの間仁田さん。

店内は平日は地域の人で賑わい、週末になると観光客の姿も見られていく。

新食感のフレンチトーストは日々、食べる人の目を丸くさせています。

そして。

それに留まらないのがラフテルであります。。。こちらが本当のラフテルと言えるかもしれない。

 

 

ラフテルといえばフレンチトースト、というくらい広く浸透していますが、

いや、それではまだ言い足りない。フレンチトーストというのはお店の入口で、

店名にキッチンと入れていることからも分かるように、他の洋食メニューもラフテルは力を入れています。

そう、ラフテルはフレンチトースト店ではなく、あくまで洋食店と言った方が正確なんです。

ランチメニューは、

あつあつかにクリームコロッケ、

洋食屋のオムライス特製ハヤシソースかけ、

自家製トマトソースで作る懐かしのナポリタン、

アスパラベーコンとアンチョビのスパゲッティ、

海老とムール貝のパエリア風ドリア、

パリ皮チキンソテーパルサミコソースかけ

(洋食屋のオムライス特製ハヤシソースかけ)



(自家製トマトソースで作る懐かしのナポリタン)

洋食&ミニフレンチセットであれば、

洋食メニューにミニフレンチトーストがついて、両方を味わうことができます。






(パリ皮チキンソテーパルサミコソースかけ&ミニフレンチトースト)

他にもランチのセットには、

フレンチトースト&キッシュプレートセットや、

各セットに+200円でクロワッサン、フォカッチャ、ガーリックバケット、明太バケットがお代わり自由になる

パン食べ放題セットがある。

ディナーになると、ディナー限定メニューが登場し、コースなども充実しているラフテル。

 

ラフテルの間仁田さんは川越出身、

 

都内の飲食店で13年間働いたのち、2014年に自身のお店「カフェ&キッチン ラフテル」をオープン。

自分のお店のメニューは、フレンチトースト・・・の前に、

洋食を前に出していこうという方向はまず先に確固としていて、

洋食屋さんプラス、目玉になるようなものが何かないか模索していたのだという。

アンテナを張っていたそんな時に、

「フレンチトーストの美味しいお店があるよ」と教えてもらって行ったのが、

神楽坂にある「CaFE×BaR SHIMADA CAFE」だった。

SHIMADA CAFEはオムライス、スパゲッティ、ドリアといった洋食を提供しながら、

独自のフレンチトーストに根強いファンが多いお店。

(余談ですが、フレンチトーストが紹介された本などでは、

SHIMADA CAFEのフレンチトーストは必ずといっていいほど登場します)

SHIMADA CAFEのフレンチトースト、

その手間が掛けられ綺麗に盛り付けされた一皿を見た瞬間、間仁田さんは、

「フレンチトーストは料理なんだ」と感銘を受けたという。

飲食店は非日常感が大事だし、わあ!と歓声が上がるような体験がなくては。

あの料理のようなフレンチトーストが、一つのヒントになるような気がした。

フレンチトースト自体はみな身近に触れているもので、食べたことがないという人はいないかもしれない。

パン屋さんでも作っているもの。

そこから、今までにないような料理まで高めたフレンチトーストを提供できれば、

きっと非日常感が生まれるはず、フレンチトーストを追究しようと試行錯誤が始まっていきました。

SHIMADA CAFEさんのフレンチトーストは、液に浸す前にパンをしっかり乾燥させるのがポイントだった。

充分乾燥させておくことで、生地の中に液が染み渡っていくことを狙っています。

それに対しラフテルが編み出した技は、

冷蔵庫に保管しておいたパンを常温に戻して、

まだ乾燥し切る前の生地の香りが残っているくらいの段階で液に浸す。

30時間かけ、パンとしてを残しつつとてつもなく柔らかい食感、

他にはないフレンチトーストを実現しました。

シンプルなフレンチトーストに加え様々なバリエーションも揃え、

洋食プラス目玉を作りたかったという気持ちの通り、

今、ラフテルではやはりフレンチトーストが定番人気となっています。

 

ラフテルを始めオープンしたのがこの場所ではなく、

 

松江町交差点のところだったのを覚えている人もいるでしょう。

鰻のいちのやさんのちょうど向かいで、あそこでフレンチトーストに洋食にと腕をふるっていました。

そして、ラフテルを営業しつつ今あるこの場所にワインバル「NORLAND(ノーランド)」をオープンさせた。

ランチはラフテル、ディナーはNORLANDと忙しく駆け回っていました。

今は松江町のお店を閉め、この場所でラフテル一つに集約させています。


 

このラフテルが、お店を飛び出してイベント出店していた光景が、

 

今考えてもなんとも実感できないものですが(きっと当のラフテルさんも)、

初めてのイベント出店となったのが、

2016年4月29日伊佐沼にあるふれあいセンターで開催された

「かわごえ春の農業まつり」。

飲食出店のコーディネートを頼まれていたのですが、

あのイベントで、あの広場で、どんな食べ物があったらわくわくするか思いを巡らせていた中で、

ラフテルのフレンチトーストは面白いのではないかと思った。

この話しを持っていったのがまだ2016年冬のこと。

話しをしてみると、間仁田も機会があればイベント出店してみたいという思いを持っていたこともあって、

すぐに出店へと繋がっていきました。

ラフテルは、これがお店として初めての出店だっただけにイベントに懸ける思いは熱く、

イベントで提供するメニューに選んだのは即答的に、やはり、お店の代名詞フレントトーストでした。

手間という面では洋食メニューの方が提供しやすい、

しかし、ラフテルを知らない人もたくさん来るであろうイベントで、

代名詞のフレンチトーストを提供することにこだわった。

「うちのお店といったらやっぱりフレンチトースト、

これは外せない、これをぜひイベントで提供したい」

ただ、思いとは裏腹に難しい現実が目の前に立ちはだかる。

イベント初出店という慣れない状況の中、

かつ、屋外イベントという環境で、自分たちのフレンチトーストをどう実現できるのか、

悩みながら試行錯誤を重ねてきました。

そもそも手間のかかるものであるし、

川越のイベントでフレンチトーストを提供するというのは今まで見たことない。

でもだからこそ、それが提供される光景を見た人は間違いなくテンション高まるはず。

さらに言えば、かわごえ春の農業まつりにフレンチトーストが提供されるというシチュエーションも

時代の変化を感じずにはいられません。

いろんな局面が目の前に現れても一つ一つクリアしていき、

よし、これでいける!と納得のフレンチトーストを提供できる段取りがついた。

お店の通りのやり方ではなく、イベント用として、

一口サイズの食べやすい大きさでカップに入れ、食べ歩きできるようにしていた。

このイベントは例年親子の来場が多いイベントで、

当日は芝生の上などで、フレンチトーストを頬張る人たちの姿があちこちに見られました。

 

 


 

 




(「かわごえ春の農業まつり」2016年4月29日伊佐沼農業ふれあいセンター

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12156408696.html

イベントは、一度出るとスムーズな段取りを掴めてくるので、

以後他のイベントでもラフテルさんのフレンチトーストが見られていくかもしれません。

イベント用のフレンチトーストはあの時だけの限定品、

そしてまた、お店に戻ればいつものフレンチトースト、

まるで作品作りのように華麗な一皿に集中していく。

 

 

(抹茶と小豆フレンチトースト)

 

今後、どんなフレンチトーストが生み出されていくでしょう。

 

他の洋食メニューの展開も楽しみなところ。
美味しい洋食屋さんとして、

他にはない唯一無二のフレンチトーストを提供するお店として、

これからも楽しみなお店です。

 

「カフェ&キッチン ラフテル」

 

川越市中原町1-5-17 2F
049-227-6652
モーニング 9:30~11:00
ランチ 11:00~17:00(L.O.16:00)
Dinner  17:00~22:00(L.O.21:00)
定休日 日曜日と祝日(祝日は不定休




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