川越style「KOEDO♪NOTE KAWAGOE vol.1」小江戸蔵里八州亭 | 「小江戸川越STYLE」

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川越の様々なまちづくり活動に従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真




本番を目前にして、最終確認が行われていた蔵内。

音を確認し、響きを確認し、緊張感がさらに高まっていく。

構想から半年の時間を経て、いよいよ、この時を迎える。。。
川越に新しい風が立ち上がろうとしていました。

2016年4月17日小江戸蔵里八州亭で開催された音楽イベントが、

「KOEDO♪NOTE KAWAGOE(コエドノート カワゴエ) vol.1」。

『小江戸川越の、歴史ある酒蔵を改修したレストランで織り成される、
ちょっとオトナでちょっとほっこりな音楽空間 』をテーマにした今までの川越になかった音楽イベント。
OPEN 17:00
START 18:00
出演:LiLo(Vo&Gt) / 飯田理乃(Vn.)/ 野津昌太郎(Gt.) /糸永衣里(Vla.)

 

出演するアーティストの共通点としてはまず、みな川越在住であること。

 

もちろんみな、川越LOVEなことは言うまでもない。

このイベントを企画したLiLoさんに飯田さんという名前を見れば、

川越Farmer's Marketの・・・とすぐにピンとくる人も多いでしょう。

川越ではこれまで、川越Farmer's Marketなどのイベントや

川越のお店に招かれて店内ライブを開催する事が多かったLiLoさんですが、

ついに自身発の音楽イベントを川越に立ち上げることになりました。

野津昌太郎さんと糸永衣里さんという音楽家に声をかけ、

川越で唯一無二のこの空間で、大人の音楽イベントを始めます。

 

LiLo(リロ) Guitar,Vocal

1983年埼玉県生まれ。
輸入木材営業マンと二足のわらじを履くシンガーソングライター。
『LiLo』は川越にあった古着屋『LiLo』の名前を、同店閉店時に受け継がせていただいたもの。
従ってLは大文字がこだわり。
中学、高校時代と『ヒットチャートを賑わす音楽』『CMで流れている音楽』『ハードロック』を食べて育つが、次第に『オシャレな音楽』に影響され、手を染め始める。
中学3年生からギターを始め、同時に作詞作曲も行う。現在まで独学で音楽と付き合ってきている。
就職後も学生時代の仲間と社会人バンドで活動するが、活動の時間が合わずに解散。
当時『1人でも成立する音楽』『末長く、おじいさんになっても楽しめる、楽しんでもらえる音楽』を考慮して、今のアコースティックギター、指弾き弾き語りのスタイルに到達。
さわやかな楽曲と前向きな歌詞で、日曜の朝が似合う音楽と形容されるが、
プロのギター講師をして『あのギターを弾きながらあの歌は歌えない。。』と言わしめるような、以外に高難度な弾き語りギタープレイと、実はちょっとオトナな表現の歌詞が一部コアなファンの心を捉えて離さない、らしい。
2009年下北沢LIVE BAR BIGMOVTHではじめてLiLoとして音楽活動を開始。毎月ブッキングを組んでいただき大変お世話になる。
2011年に同ライブバーのレーベル『h.a.p.p.y.Records』より、自身初となるCD『LiLorchestra(リロケストラ)』をリリース。
2011年、2012年の島村楽器HOTLINE 北関東 埼玉エリアファイナルに出場。
2013年、結婚を機に川越に住んでからは地域密着で音楽活動を続け、これまでに川越のカフェ、バー他、『川越イドバタユニオン』『旧織物市場クラフト市 食市』『川越Farmer's Market』などの野外イベントで演奏を行っている。
現在は川越で出会った飯田理乃とアコースティックギター、バイオリンのデュオ演奏のライブ形式を基本としてライブ活動中。
2015年には飯田理乃と二人でレコーディングした3曲入り音源『サガシモノ』をリリースしている。
様々なご縁を大切に、感謝の気持ちを持って活動中。
2016年4月、初の自主企画ライブ『KOEDO♪NOTE KAWAGOE vol.1』を行う。
HP:
http://www7b.biglobe.ne.jp/~bigmouth/lilo/
Facebook:
https://www.facebook.com/LiLokawagoe/
twitter:
@LiLorchestra

 

 

飯田理乃(永田理乃)~violin~

岐阜県出身、川越市在住。
4才からバイオリンを始める。
幼少の頃から、曲の練習より即興で遊ぶことを好む。
大学時代、先輩の誘いで「ROCKY CHACK」森のオーケストラに参加し、POPSの世界へ。
2000年頃から数年間、作曲家きだしゅんすけ氏率いるPOPSストリングスユニット「LPchep3」のメンバーとして、全国のライブハウス、カフェ、路上等でのライブや、
3枚のアルバムリリースをする。
sax奏者・三四郎を中心としたユニット「クリオネ」のメンバーとしても、
ライブやアルバムリリースなどで活動。
ソロでは、フジテレビ「ポンキッキーズ」の「爆チュー問題」にバイオリンネズミとして参加。
琴奏者・保坂由佳による音楽プロジェクト「J・DNA」のサポートメンバーとして活動を共にする。
その他、ボサノバデュオ「サパトス(三四郎&木村純)」、阿久延博をはじめ、多くのアーティストのライブ・レコーディングに参加。
結婚出産を機にしばらく活動を控えていたものの、2014年に川越でLiLoと出会いライブに参加したのをきっかけに、家族のサポートを得ながら緩やかに活動再開中。

 

 

糸永 衣里 Viola&Violin

大分県別府市生まれ。ピアノとヴァイオリンを3歳から始める。
Violaに転科し東京音楽大学へ入学。
在学中、大坂国際コンクール特別賞、 万里の長城杯奨励賞を受賞。
2003年、同大学卒業。 その後、イタリアのカリアリ国際音楽アカデミーに参加し、
ヴィオラ奏法の研鑽を積む 。帰国後、ヴィオラによるジャズへのアプローチに興味を持つ。
2008年、米国サンフランシスコのスタンフォード大学におけるジャズワークショッ プに参加。 2010年、 アジアワールドスカラシップ奨学生として、
米国ボストンの Berklee College of Music へ留学。
ジャズを Matt Glaser、Rob Thomas、Darol Angerに師事。
在学中は、Ron Carter、Ivan Lins等、世界的なプレ ーヤーのサポート共演の機会を得る。
2012年、帰国。 帰国後の現在は、独自のライブ、サポート演奏また東京国際フォーラムに置ける ラフォルジュネ 2015 「渋さ知らズ」公演にゲスト参加する他、
2015年4月 埼玉県川越文化芸術振興審議委員にも選ばれ、
川越市を中心に小学校やまちづくりイベントの演奏など音楽をもっと身近に感じてもらうため音楽活動の幅を広げている。

 

 

野津 昌太郎 guitar,voice,etc

ギター時々声その他。
作詞作曲企画。
1986年神戸に生まれる。
十代よりギタリストとして、音楽活動を開始する。
ありとあらゆる音楽分野、サウンドアート、ときにそれらを凌駕(放棄)しながらもノラクラと貪欲に気まぐれに二十代を送る。
これまでの共演は音楽家のみならず 身体表現者、映像作家、詩人、また虫や鳥、滝など数えきれず八百万。森羅万象にお世話になりつつ今日も一歩前進中。
現在はピアニスト日吉直行とのDuo、
作曲家/ピアニストの谷川賢作との「のづけん」
杉本ゆみオーケストラ など、
多数のグループやセッションで活動中。

 

すべてのlive schedule・詳細は
http://snuliveinfo.blogspot.jp/

 

小江戸蔵里の八州亭(はっしゅうてい)というレストランはなにより、

 

大人の雰囲気の音楽演奏にぴったりの空間。

川越に誕生したこの音楽イベントに何かを感じ取り、惹かれ、多くの人が詰めかけて

見事に満員御礼となっていました。。
店内のテーブルでは開演前からゆっくり食事を楽しむ光景が広がり、

それこそ、ライブハウスとは違うこの空間でやることにこだわった

LiLoさんたちの思いが形になっていました。

 

演奏者の一人、糸永さんはリハーサルでは先ほどから装いを変えて、

 

こちらは大人の雰囲気を醸していた。

先ほどというのは、面白いことにこの日ここから少し歩いた場所に、糸永さんの姿があったのです。

時計の針を少しだけ巻き戻します。

4月17日同日の日中、川越織物市場で開催された

「手づくり食市+めきき市in川越織物市場2016」。

美味しい食やこだわりの物がぎゅっと詰め込まれた会場は、ゆったりとした時間が流れ、

糸永さんはヴィオラの演奏で参加していて、川越織物市場を音楽で満たしていました。

「手づくり食市+めきき市in織物市場2016」2016年4月17日川越織物市場

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12151799067.html

そして、演奏を終わると会場に遊びに来ていたLiLoさんを呼ぶ糸永さんの声が。

招かれて演奏場所に揃ったLiLoさんと飯田さん、

「これから蔵里の八州亭で音楽ライブをやりますのでそちらもよろしくお願いします」。

そう、ここからすでに伏線は張られていたのでした。

この後3人は蔵里へ向かい、野津さんと合流し開場までの時間リハーサルを重ねていた。

糸永さんは昼と夜の二つのステージをこなしていました。

 

多彩、と言うべきこの4人のアーティストたちは、

 

一体どのようにして繋がってイベントを立ち上げるまでになったのでしょう??

経緯を紐解くと、まず一つの出会いが、やはりあの川越織物市場だったんです。

今から半年前のこと、

2015年11月川越織物市場で開催された「アートクラフト手づくり市」。

 

 

(「アートクラフト手づくり市in織物市場2015」11月14日15日旧川越織物市場

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12096482650.html

この時に野津さんとLiLoさん&飯田さんが織物市場で演奏していて、

お互い初対面でしたが意気投合。

糸永さんとはさらにそれより前、今はなき古本カフェAgostoでLiLoさんと飯田さんがライブを行った後、

デイリースタンドコポリで打ち上げていたところに糸永さんが偶然居合わせ、意気投合した。

 

 

(「LiLo live in Agosto」2015年6月14日の様子

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12040318265.html

川越の中で、繋がるべくして繋がったようなアーティストたちは、

川越を盛り上げたいという思いでも共通していました。

「川越で音楽イベント立ち上げたいね」

あっという間にKOEDO♪NOTE KAWAGOE vol.1の話しが進んでいきました。

その会場として選んだのが、小江戸蔵里の大正蔵レストラン八州亭。

ここがなければこの音楽ライブは誕生していなかったかもしれない、

いや、大袈裟ではなく、ここがあったらこそLiLoさんは

「この空間でやりたい」と準備に突き進んでいきました。


ライブハウスとは違う、他の飲食店とも雰囲気が違う、八州亭にしか出せない空気感がある。

2015年秋、LiLoさんと共に蔵里の担当者に会いに来た時に、

LiLoさんはすぐにこの場が気に入ったようで、具体的にライブのイメージを膨らませている様子を見て、

やはり思った通りだと納得した。

八州亭というのは、蔵里のちょうど真ん中にある酒蔵、

今は天井が抜かれて吹き抜けとなった開放的で広い空間は、

レストランとして利用され親しまれています。

蔵造りの建物が数多く残る川越でも、これだけの広さがある建物、

しかも中が飲食店になっている蔵は川越に他にありません。

蔵里の担当者とは以前からこの空間の可能性を語り合い、

この場だからこそ活きるイベントを模索してきた。

音楽ライブなら、この場所らしく食事を楽しみながら大人の雰囲気のライブができるだろうし、

例えれば、川越のブルーノートのような場所になれるのではないか、と話し合っていた。

一つの実験としてパイオニアの世界最高峰音響機器TADの視聴会を開催、

その大成功に、やはり八州亭は川越で広がっていく場所だと確信し、

音楽演奏の展開としてまっ先に挙がったのが、LiLoさんの存在だった。

もちろん、何でもいいというわけではなく、この場は内容を選ぶ。

いろんなアイディアを吟味した上で、この空間を生かしきってくれる人を考え抜いた結果、

うん、やはりLiLoさんでした。

連絡してみるとLiLoさんもすぐに乗り気になって、八州亭の様子を見に行き、

蔵里の担当者に会いに行った。

橋渡ししてから半年、着実に準備を進めてきたLiLoさんたちは、見事にライブ当日を迎えました。

 

17時の開場から八州亭の席は埋まり、食事を楽しむ光景が広がる。

 

開演までの時間を1時間とっていたのは、ライブ前の食事の時間を考えてのことでした。





八州亭という場所がイベントで使われるようになり、

今までの川越になかった雰囲気の音楽などのイベントが根付き始めている。

まだ小さい芽が、これから川越で広がっていくだろうな、と区別することにかけては自信がありますが、

間違いなく八州亭は、これからいろんなイベントで会場となっていくでしょう。

今、その先端の時期に立っていると思います。

そもそもLiLoさんとの出会いも、もう今から2年前のことで、

当時は川越駅前で路上ライブを毎週のように行っていたんです。

他にもたくさんのミュージシャンが演奏している中で、

聴いた瞬間、この人は川越で広がると確信していました。

(2014年4月)

それは自分だけでなく、川越のいろんな人がそう思い、彼を後押しするようになっていく。

先端的な意識の「うらかわ」のお店の人たちが、LiLoさんLiLoさんと口にし出していたのもこの頃でした。

 

 

(「うらかわプロジェクト」第一弾企画 スタンプラリー当選者発表!

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11846363876.html

 

初対面から半年、川越Farmer'sMarketの前身の川越収穫祭というイベントを始める時、

 

川越で優しい雰囲気の収穫祭をやる、そこに音楽があるならLiLoさんだろう、とすぐに繋がりました。

そこから川越Farmer'sMarketに至るまでに、

川越の田んぼに行こうと誘うとこれもすぐに即答で興味を示してくれて、やはりLiLoさんだと思った。

 

 

(「川越収穫祭2015冬」開催

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11981759677.html

 

 

 

 

 

 

(「2015年川越のお米作り」川越の田んぼにやって来たLiLo&飯田さん

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12047037937.html

 

 

 

 

(③「川越Farmer'sMarket 」2015年7月12日蓮馨寺

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12050657019.html


そして川越Farmer'sMarketに来ていた商店街の人に誘われ、

商店街主催のイベントにも出演するようになり、と街の中でどんどん飛び火していった。

 

 

(第2回「昭和の街の感謝祭」2015年9月12日(土)

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12074677258.html

 

川越で広がっていくだろうと思ったあの時から2年、

 

想像を超えるほど川越で広がっていったのは、LiLoさん自身の行動力と川越愛です。

彼はいろんな川越を見てきたからこそ、

川越にこんな音楽イベントがあったらいい、という選択も絶妙。

『小江戸川越の、歴史ある酒蔵を改修したレストランで織り成される、
ちょっとオトナでちょっとほっこりな音楽空間 』

2016年4月17日小江戸蔵里八州亭18時、

「KOEDO♪NOTE KAWAGOE vol.1」開演しました。

一曲目が4人での『花が見た夢』。
その後、LiLo&飯田理乃で
『風向きoverture』、
『ナタリー』、
『サガシモノ』、
『化石』、
『カレンダー』、
『LiveLove』、

野津さん糸永さんの演奏が続き、
最後はまた4人での
『空想グライダー』
『ランドリー』というセットリストでした。
























 

 

途中に曲当てクイズがあったり、楽しい内容のKOEDO♪NOTE。

無事に第一回を開催し、充実感溢れる4人の表情でした。

来場者の「次はいつ?」という声に、4人はすぐさま次の展開を語り合い、
次回vol.2は2016年秋口~ を予定しています。

唯一無二の場をホームグランドとして、川越らしい音楽イベントをこれから広めていきます。

 

「KOEDO♪NOTE KAWAGOE vol.2」をお楽しみに。

 


 

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