川越style「川越美人百景– coedo elegancies –」川越をもっと素敵にする | 「小江戸川越STYLE」

「小江戸川越STYLE」

「時が人を結ぶまち川越」
川越のヒト・コト・モノ、川越物語りメディア、小江戸川越STYLE。
川越の現場で様々なまちづくり活動にも従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真

二台に分乗した車が県道川越日高線を西へ西へと駆けていく。
「今日も絶好の撮影日和だな」
そう頷き合いながら、月吉陸橋を越え、初雁橋を渡り、さらに西へ。

川越の端までやって来て車から降り立った。
県道から曲がり細い道の先、綺麗な青空をバックにした駅舎が一行の到着を歓迎しました。

撮影の準備を進めている間もモデルのスタイルを調整し、髪にドライフラワーをセットしていく。
どこか懐かしさを感じさせる木造駅舎の佇まいと、

ネイティブ・アメリカンをテーマにした衣装のモデルが絶妙のマッチング。





許可を得て入って行ったのがJR川越線笠幡駅。

構内に入ると、次の電車が来るまでのわずかな時間を狙い、

現場の状況を把握するとすぐに三脚を立て、モデルを立たせる位置を決め、ポーズを伝える。
モデルのセットを微調整し、カメラを向けると

「ボーっとした感じで立って見て。そう、顔の表情消しちゃって」とモデルに指示を出していく。

「もうちょっと顎をひいて・・・うん、それくらい。それで、このカメラを通してずっと遠くを見る感じで見てみて」

「お!いいね、その表情最高」

「少し左足に体重乗せて。目線は右下にもっていこうか。その角度で目だけはこちらに」

「右手の指先をもう少し伸ばして緊張させて」

モデルに向けられたカメラは一瞬の表情を次々に切り取っていく。

「その目いいね!」シャッターを切るごとに掛ける声が大きくなり、

「おお!今いい風きた!よしOK」

あっという間の瞬間芸のような颯爽さで一つのカットが終わった。

 

 



(川越美人百景– coedo elegancies –Vol.13笠幡駅 川越市大字笠幡より)



「おお、いいね!」「うん、いいんじゃない」二人は撮ったばかりの写真を確認し、納得の表情を浮かべる。
写真だけ見たら、そこが笠幡駅だと思う人は少ないかもしれない。

こんな素敵な駅が川越にあったなんて。。。

見慣れた駅に新鮮な風を吹き込み、景色を生まれ変わらせるようなカットとなった。

 

次のカットを撮影するために周りを見回す、ふと目についたのが、駅名看板だった。

 

看板を指差し、「ちょっとその横に立ってみようか」、

その場のアイディアをどんどん採り入れ、瞬時に撮影プランが変わっていく現場。

周りの乗客も興味津々のようで、「なんの撮影なんですか??」と訪ねている。

普段の笠幡駅では考えられないような状況が目の前に発生し、

非日常の高揚感が電車を待つ人の表情にあった。

 

「看板に片手をついて寄りかかるようにしてみて」、

 

アシスタントに「レフ板はそこからモデルさんには光を当てて、看板には当てないようにね」

など指示が矢のように飛ぶ。

モデルがカメラをぐっと見つめる。

「その表情いいね。ちょっと俯くようにして」

「おお!いいね。バッチリ」

ここでも納得の一枚に仕上がった。


 

 


(Vol.13笠幡駅 川越市大字笠幡より)


駅内での撮影は10分と少々、一つ目の現場笠幡駅を終えると、
次の撮影場所に移動するために、また車に乗り込んで県道を走っていくのだった。

今度は来た道を戻るようにして走っていく。。。


川越美人百景– coedo elegancies – というウェブサイトを知っているでしょうか。
「川越美人百景– coedo elegancies – http://akiosuga.com/
須賀昭夫 写真事務所 akiosuga_photographyのサイトにあるシリーズで、

2013年9月にVol.1を発表してスタートして以来、
2ヶ月に一度というペースで川越を舞台に撮影をし、その斬新な作品を発表し続けている。
2015年9月の川越美人百景の撮影でVol.13となり、ちょうど二年を迎えた節目の撮影となった。

川越の風景の中にスタイリングされた女性モデルを配するシリーズの写真は、
誰もが知る川越のスポットや景観、あるいはお店に風景、

ありとあらゆる川越が舞台となっていて、

一つの回で数ヶ所の場で撮るので、撮った場所の数でいうともうゆうに50ヶ所以上になっている。

 

秘かに話題となっていたのはクオリティーが異常に高いことだけでなく、
川越のかなりディープな場所までロケーションに選ばれていて、
地元民ですら、川越にこんなところがあったんだ!と驚きの声が上がるほど。

 

ここまで深い川越と、しかもモデルを配してアートに仕上げられた作品は、今までの川越にはなかった。

歴史的ディープな川越に寄せると硬いアカデミックなものとなり、

アートに寄せ過ぎと川越人が満足しない、

その両方をハイレベルで満たしている川越美人百景は誰にも真似できないものだと思う。

 

さらに、既に昔から知られているような場所でも、初めて見るような場に見せたりする手腕に

 

川越市民に新鮮なショックを与え、

普段は立ち入ることができない場所でさえも撮影を敢行しているという人脈にも圧倒される。

 

川越百景というと、川越市民が思い浮かべるのは、
川越市が作製している川越景観百選スポットがありますが、それを見ると、

 


1.一番街の町並み
2.仲町の町並み
3.広済寺と喜多町あたり
4.菓子屋横丁
5.養寿院と門前
6.長喜院と門前

7.行伝寺と山屋あたり
8.寺町通りと烏山神社あたり
9.喜多院界隈の町並み
10.初雁城跡と本丸御殿



と川越市民ならみな「そうだろう」と納得するような景観が上から並び、

この景観はこれからも大切に遺さねばならないというのは川越市民共通の思い。

ただ、ここでふと立ち止まる。

私たちは一体どこまで、川越という街の財産、景観を本当に理解しているでしょうか。

大切にしたい川越の景観であると頭で考えていても、

見慣れてしまっている景観であることも一方であって、その価値を見失いそうになる。

川越美人百景シリーズが川越に提示しているのは、川越の財産である景観の新たな視点、違う見方。

「あの場所がこんな風に見えるんだ」
新鮮な目で景観を見ることで、そのものの価値を見直すきっかけにもなるはず。

川越に住んでいるからこそ慣れてしまっている川越を、揺り動かす。

あたかも、川越の景観に新しい息吹を注ぎ込み、

川越市民の目を甦らせようとする試みでもあった。

それは、日常の改革でもあるとも言えた。

川越美人百景シリーズは、川越を知る川越市民こそ驚くのではないでしょうか。


これまでの川越美人百景シリーズを振り返ります。

(川越美人百景– coedo elegancies –Vol.07時の鐘 川越市幸町より)

 

 

(Vol.07川越氷川神社 川越市宮下町より)



(Vol.06喜多院 川越市小仙波町より)


(Vol.10蓮馨寺 川越市連雀町より)

 

 

(Vol.09日本聖公会川越キリスト教会 川越市松江町)


(Vol.09和洋御食事処「栄」近辺 川越市西小仙波町より)

 


(Vol.04BAR SCARE CROW 川越市新富町より)

 


(Vol.08ソコノワ 川越市南通町より)


(Vol.08デイリースタンド コポリ 川越市南通町より)


(Vol.12シマノコーヒー大正館 川越市連雀町より)

 


(Vol.03西武安比奈線より)

 


(Vol.07鉄橋 川越市今成より)


(Vol.12今福の雑木林(仮称) 川越市今福より)


(Vol.11奥貫家の長屋門 川越市久下戸より)


(Vlo.10仙波河岸史跡公園 川越市仙波町より)



(Vol.03コエドブルワリーより)



(Vol.04松本醤油 川越市仲町より)

 

 

(Vol.04鏡山酒造 川越市仲町より)

こうして簡単に振り返っただけでも、

このシリーズがいかに本物か、質の高さを追い求めているものか分かる。

そして、毎回多大な時間と手間が掛けられて撮影されていることは写真が十分に伝えてきます。
一体どんな人が撮影しているのか??
メンバーは川越在住のphotographer須賀昭夫さんと、

川越の通町にある美容室「OPSIS」のオーナー山田亮太さんという二人、

須賀さんが写真を、山田さんがヘアーメイクを担当し、

それにアシスタントが加わったメンバーで撮影されている。

 

ちなみに2015年の川越まつりのポスター写真は、須賀さんが撮影したものです。
また、2015年8月18日川越きものの日4周年記念の

 

「川越ゆかたコンテスト」のポスター写真は、

川越美人百景Vol.07時の鐘 川越市幸町の写真が使われていた。

(須賀さん撮影、山田さんヘアメイクによるもの)

 

2015年7月の川越百万灯夏まつりで行われた「川越浴衣まつり」は

 

山田さんは副実行委員長として関わり、

浴衣ファッションコンテストのポスターを撮影していたのが須賀さん、

ヘアはチアーズ・フォー・ヘアー山野井誠さん、メイクを山田さんが担当した。

 

川越美人百景は、直近では川越の駅シリーズも撮り続けていて

 

前回のVol.12では西武新宿線が舞台に選ばれていました。

(Vol.12本川越駅周辺 川越市新富町より)



(Vol.12南大塚駅周辺 川越市南台より)

そして、今回のVol.13ではJR川越線で撮ろうとまずやって来たのが、笠幡駅だったのです。

川越駅は以前に撮影していて、その他の駅を今日全て回ろうと目論んでいた。

 

川越百景の撮影日は毎回OPSISが定休日を狙って、

 

朝からOPSIS内で山田さんやアシスタントがモデルのスタイルを作り上げ、

須賀さんが合流して川越へ繰り出して行くという工程で撮られている。

また、1つのスタイルだけでなく毎回2つのスタイルで撮影するため、

途中昼過ぎにOPSISに戻って来て、

モデルのスタイルチェンジしてから再び川越へ出ていくというこだわりが隠されている。


山田さんは川越美人百景を、

「川越各地で人とファッションと場所の3つの点を繋いで画にする活動」と話し、

撮影で心がけているのは、その建物、景観にぴったりの画にするのではなく、

ちょうど良いバランスの違和感を出して、建物、景観の新たな見方を生み出そうとしている。

 

2015年9月Vol.13の撮影も朝8時半頃にOPSISに伺うと、すでに準備の真っ最中で、
ここから一時間以上かけて今日のスタイルを完成させた。
衣装提供はほぼ毎回南通町にある「ソコノワ」さんで、

 

そして今回は初の試みである、

中原町にある花屋「fiore-Nest」さんのドライフラワーを使用するのだという。

新たに加わったNestさんとの出会いは山田さんによると、

「もともとお店のことは知っていたんだけど、コポリで偶然大野さんに会って呑んでいる時に、

川越美人百景の話しをして一緒に写真撮りしようよと盛り上がった」のだという。

アーティスト同士すぐに意気投合し、それがついこの間のことで、

あっという間にコラボは実現することになった。

今までの川越百景では、まずモデルという人物があって

そこに花を挿し込むという順序でスタイルを作っていたが、

大野さんが加わることで、今までにない段取り、

つまり大野さんの花をメインにして、花からイメージを膨らませ、

「この花ならどんなシチュエーション、どんなスタイルで、などを決めていった」

と山田さんは話す。

武骨なイメージで、と事前に伝えられていた大野さんは、

撮影当日たくさんのドライフラワーを用意していました。l

 

今回の撮影で参考にしたのが、外国の古い田舎町を舞台にした一冊の写真集だったのだそう。

 

「川越のなんでもない田舎町にあるような駅をファンタジックに撮ったら面白いんじゃないか」

と川越線撮影のイメージは膨らんでいった。

川越の西端の笠幡駅から攻め、次に向かったのがJR川越線2駅目、的場駅だった。


構内に入ると、山田さんの目がある場所に止まり、光った。

「この場所いいね」

モデルを立たせ、セットを直す。

須賀さんが試し撮りで写真を確認し、

「ここでやろう」撮る場所がすぐに決まった。構内に入ってわずか1分後のことでした。

「少女のような顔してみようか」

「もうちょい左に立って、口半開きみたいにして表情消してみよう」と須賀さんの指示に、

「花持たせてみたら面白いかも」と山田さんがアイディアをプラスする。

 

何度かシャッターを切り・・・「はい、OK!!」。

 

 

 

 

 




(Vol.13的場駅 川越市大字的場より)

「次はあの椅子に座ったところを撮ろう」とホームに移動する。

椅子に座ったモデルの横に山田さんが座り、ポーズを指示。

「こうやって足上げたらかわいいんじゃない?」

ポーズが決まると須賀さんが、「一回目閉じて開けた瞬間こっち見て」とモデルの表情を作る。

そのポーズを見ていた周りのアシスタントからも、「かわいい・・・!」と溜め息が漏れた。

普段の的場駅といえば、のどかで、言い方を悪く言えば田舎町の駅の雰囲気がありますが、

そこにスタイリングされたモデルが合わさり、一流のカメラマンによって撮影されると、

風景が途端に生き生きとしだし、生まれ変わったような新しい空気がその場に立ち上がる。

「あ!今のいい!」

須賀さんがシャッターを切った。的場駅に新たな息吹きを巻き起こした。

ここでもあっという間の撮影でした。



 

 


(Vol.13的場駅 川越市大字的場より)

笠幡駅、的場駅と川越線を西から制覇していく撮影隊、次は西川越駅に向かおうとする道中、

須賀さんがインターンの学生を受け入れている東京国際大学第一キャンパスに立ち寄ることになった。

構内は大勢の学生が行き交い、多言語が飛び交う。

 

 

学生の案内で撮影できそうな場所をあちこち歩いて行く。

「2号館とかどうですか?」

「あの並木道とか・・・」

「あの階段もよさそうです」

突如現れた撮影隊に、

ここでも周りの学生が遠巻きにしながらも気になっているように見守っている。

間を縫うようにして進み、広い階段に焦点を定めた。
「よし、ここにしよう」

階段の途中にモデルが座り、須賀さんが三脚を立てカメラを構える。

ファインダーを覗いた須賀さんから、

「おお~、いいんじゃない」と感嘆の声が漏れる。

モデルさんも撮影に慣れてきたようで、雰囲気を掴んでいるようだった。

「グーっと睨み付けるようにして。おお、いい顔!」



 

 

(Vol.13東京国際大学第1キャンパス 川越市的場北より)

 

階段だけだと大学だと分からないということで、もう1カット撮ろうということになった。

 

その時、後ろの木の下で撮影を見て盛り上がっていた学生に目が止まる。

「あの男の子たちの間にぽつんとモデルが紛れていたら面白くない??」

「いいね、面白いね(笑)やってみよう」

すぐに学生たちに交渉に行き、

「真ん中にモデルがいるところを撮って大丈夫ですか??」

学生は韓国からの留学生のようで、恥ずかしがりながらも出演了承。

そして学生に対しても、

「ここに女の子なんていない、見えてないというような雰囲気で居て」と指示を出す。




(Vol.13東京国際大学第1キャンパス 川越市的場北より)


東京国際大学を出た一行は、川越線3駅目、西川越駅に到着した。

「あと6分で電車来るみたい。その前に撮っちゃおう」
構内に入ると、すぐにセッティングを始め、モデルにカメラを向ける。

「空を見上げるように」

「そうそう!そんな感じ。いいね。」

「じゃあ、目をつぶって・・・ゆっくり目を開けて・・・そう、その表情だよ。OK!」





(Vol.13西川越駅 川越市大字小ヶ谷より)


次のカットは須賀さんから意外なアイディアが出された。

「今度は踏切に立っているところをここから撮ろうか」
自分は構内に立ち、モデルは駅から出て踏切線路上に立ってもらう。

後ろを車が通り過ぎ、線路が一直線に背後に伸びていく。

西川越駅を普段利用している人ほど、こういう写真に驚くはず。

写真集やポストカードの中でしか見た事がない、どこか遠くの街や国の駅の写真が、

いや、西川越駅だったということの驚き。

「花持たせた方がいいかな」

「じゃあ、撮りますよー!」遠くから須賀さんが叫ぶ。

西川越駅が生まれ変わった。



 

 

(Vol.13西川越駅 川越市大字小ヶ谷より)


(Vol.13西川越駅 川越市大字小ヶ谷より)


西川越駅から東武東上線の線路を越えたところにある畑に足を踏み入れる。

風が気持ちよく吹き抜け、どこまでも開放的な景色は、

川越の魅力がいっぱいに詰まっている場所でもあった。

今度はこの景色に新たな息吹を注ぎ込もうとしていた。
モデル一人を畑の中に立たせ、遠くから須賀さんがカメラを構える。

風景の中に、自然体で立つモデルの佇まいがそれだけで画になる。

「もう、そのまんまで十分だよ。そのまんまで居て」

カンカンカン。

東上線がちょうどやって来る時間となり、

「お!いいな、電車きそうだね」。

電車が通り過ぎていく最中、シャッターを切った。新たな川越がそこに生まれた。








(Vol.13東武東上線沿線 川越市大字小ヶ谷より)


(Vol.13東武東上線沿線 川越市大字小ヶ谷より)


こうして、川越の西から撮っていった撮影も一段落。

昼過ぎに一旦OPSISに戻ってモデルのスタイルを変えることになり、

二台の車は県道からまた丸広近くにあるOPSISへと車を走らせていった。。。

 

準備が終わるとまた川越に繰り出し、川越線最後の駅、南古谷駅で撮影し、

 

最後は伊佐沼冒険の森でこの日の撮影は終了しました。これで川越線は制覇。


川越美人百景、川越を代表するトップアーティスト二人が、

なぜこうしてタッグを組むことになったのか??
その経緯を山田さんが話してくれた。
それは、今から二年前のこと、

偶然の出会いとちょっとした話しがきっかけだったのだという。

『出会いは2013年の夏。

伊佐沼の花火大会をオプシスの屋上で「花火ビアヤーデン」を行ったときに、

SNSの僕の発信に彼が反応して会いに来てくれたのがはじまりです。

お互いに存在は知っていたけれど、聞けば同じ時代にNYで仕事をしていたり、
同じ現場で僕はコレクションのヘアーメイク、
彼は客席で写真を撮っていたなんていう不思議な事実をそのとき初めて知ったわけです。

まさか、あの時代あの場所であの空気を吸っていた人と

こんな身近で出会うなんて思いもよらなかったわけで、

昔話に花が咲いたついでに
「今度、一緒に撮影でもしようよ」「うん、やろうやろう」的な軽い会話から
2日後にはモデルのキャスティングから始まって、
2週間もたたないうちに撮影までこぎつけてしまったのです。』

(2013年9月、記念すべき川越美人百景– coedo elegancies – Vol.1より)

『ここは、吉祥寺のカフェで全然川越じゃなかったんだけど、
この時はまだシリーズ化なんてこれっぽっちも頭になくて、
ただただセッションを楽しんでって感じでした。
で、まぁカフェでの撮影も終わって川越に帰ってきて
お願いしてあった老舗の鰻屋さんで別カットの画を撮って終わったんですけど、』

(Vol.1小川菊 川越市仲町より)

『この現場で撮影中に
「なんか川越でこーいうのシリーズでやっても面白いよね」的な会話になって・・・
打ち上げで鰻食べながら、結局「次どーしよっか?」って話になって・・・(笑

ロケ地は、地元の先輩方や知人、
またこの企画を力強く支援くださっている多くの方々の協力で、
普段ではなかなか撮影場所に起用されないような場所で撮らせていただいています。
地元の方は「ぉ!?ここはもしかして・・・どこどこじゃない?場所」
なんて答え探しみたいな見方もできるんじゃないでしょうか?

今までは、川越の文化と歴史を建造物など静物だけで捉えたものが主流だったと思うんですが、
「川越美人百景」は字のごとく 『人ありき!』の空間を捕えた画に仕上げています。』

 

川越線、最後の南古谷駅でも撮影は順調に終了。

 

 

『場所や物は人によって様々に変化していきます。』

 


(Vol.13 南古谷駅 川越市大字並木より)


(Vol.13 伊佐沼冒険の森 川越市大字伊佐沼字沼田町より)

 

『人もまた、物や場所によって変化していきます。

 


そんな変化を僕たちのフィルターを通して、みなさんに少しでも感じていただければなんて思っています。


川越ならではの・・・なんて画も残していきたいですね・・・。』

 

偶然の出会いとふとした話しから始まった川越美人百景、

 

感性の火花散る二人のアーティストの競演は、

コンスタントに撮り続け、もう二年にもなっていた。

 

今回も川越の新たな見え方を提示し、確かな足跡を残した。

 


「川越美人百景Vol.13」
model: namiko
hair and make-up: ryouta yamada - Hair&Make OPSIS
flower arrange: atsushi ohno - fiore-Nest
costume: sokonowa
special guest: shin ishikawa
hair and make-up assistants: fumie ishizaka, yuta shimoda
photo assistants: akari mitani, akane ishikawa, nomo sakurai

locations (撮影順)
笠幡駅 川越市大字笠幡
的場駅 川越市大字的場
東京国際大学第1キャンパス 川越市的場北
西川越駅 川越市大字小ヶ谷
東武東上線沿線 川越市大字小ヶ谷
南古谷駅 川越市大字並木
伊佐沼冒険の森 川越市大字伊佐沼字沼田町

 

photo: akiosuga_photography

 

 

シリーズはVol.14へと続いていき、二ヵ月に一度ほどのペースで更新されていきます。

 

百景、を目指しているという今後の展開もお楽しみに。

 

これからも川越美人百景は、川越を素敵にする。

 

 

「川越美人百景– coedo elegancies – http://akiosuga.com/