ホールでは最後のリハーサルが繰り返され、
本番さながらの熱演が続いていました。
それぞれ個性豊かな衣装を身にまとい、
これまでの練習の成果を発揮しようと確認するダンサーたち。
リハーサルが終わると、明るくなったホール内では
最終打ち合わせを行われ、いよいよ本番に備えます。
ステージ中央に集まったメンバーたちは女神オラクルカードをそれぞれひいて、
この女神様が今日のステージを見守ってくださる、自分がひいたカードを確認し、
8月9日(日)ウェスタ川越の多目的ホールで開催されたのが
アミターユベリーダンス教室主催のイベント。⚫無料開催
1部は教室生徒の発表会
2部は生演奏のベリーダンスショーという構成となっていました。
以下、Lila先生のコメント。
1部発表会について
『うちの教室は、ごく普通の地域に住む、普通の主婦の方が沢山!!
今年も、様々なイベントに出演させていただき、沢山の人に支えられてきました。
表現することの素晴らしさ、ひとつひとつイベントを大切にしてきました。
発表会では人前で踊ることが、初めてのメンバーも多いけど、皆で精一杯踊ります。』
2部ショーについて
『応援してくれた方に感謝をお返し出来るようにと、アイセルさんの生演奏で、
ショーダンサーによるショーを2部では開催することが出来ました。』
この日出演する生徒さんは15人、
長く続けている人から最近教室に入った人まで、様々な方が登場します。
生徒の発表の方は、
「きっちり形を決めた踊りを即興で踊る踊り、両方入れたかった」
と話すLilaさん。
教室のレッスン以外にも生徒たちは自主連を重ね、本番に備えてきました。
ベリーダンスを踊りたいと、教室に入ってくる時は多くがベリーダンス未経験者、
そこから練習を重ねるごとに自信をつけ、自分の殻を破り、自分を表現できるようになっていきました。
アミターユのことは、川越の方ならもうご存知の方も多いでしょう。
川越にある「アミターユ ベリーダンス教室」は、
ベリーダンス専門教室としては川越唯一の存在。
川越のベリーダンスといえば、という代表的な存在で、
各地のイベントからも出演依頼が寄せられる引っ張りだこの教室です。
その華やかなダンスは観る者を毎回魅了している。
(2015年3月KOEDOアジアフェスより http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12005435190.html )
ベリーダンス専門教室あること自体が貴重なだけでなく、
ダンスといってもいろんなジャンルの教室がある中で、
これだけ街から声がかかり求められているのは本当に凄いこと。
街の大きなイベントで披露する機会が多いというのは、
教室の生徒さんたちにとって張り合いになり、練習にも熱が入るという好循環になっている。
Lilaさんの教室は、川越の霞ヶ関、名細、坂戸にあり、
KOEDOアジアフェス前にはレッスンの様子を取材しました。
(アミターユベリーダンス教室 http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12000519690.html )
『霞ヶ関北教室』
●毎週金曜日 10:00~11:00(入門) 11:00~12:00(オールレベル)
場所 ジョイハウスM 川越市霞ヶ関北2-2-14(霞ヶ関角栄商店街エコスの左隣 P有)
『なぐわし教室』
●第1第3の木曜日 19:15~20:15(オールレベル)
初めての方・・・第2第4の水曜日(19:15~20:15)
場所 川越市小堤662-1
『坂戸ミズノ総合運動公園の講座』
●毎週木曜日14:15~
場所 埼玉県坂戸市石井1550番地
引きも切らないイベント出演依頼のアミターユですが、
先生のLilaさんが大事にしているのが自分の教室の主催イベントである、無限の光。
昨年は同じ8月に小江戸蔵里で開催しましたが、今年はウェスタ川越に場所を移して、
規模も内容もパワーアップして帰ってきました。
(2014年8月ベリーダンスショー無限の光 http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11915120860.html )
13時の開場の時間を迎えると、続々と来場者が入って席が埋まっていく。
人の波は途切れることなくあっという間に満席、
昨年よりも来場者数が圧倒的に多く、立ち見もでるほどの盛況ぶりでした。
今年も蔵里を会場にしていたら溢れていたでしょう。
ホール内の観客の熱気を触れていると、
アミターユのこの一年の積極的な活動があってこそ、これだけ多くの人の心に届いたことを思う。
振り返れば、毎月のように、あるいは毎週のように
Lilaさんのダンスは川越で見ることができた一年で、
どの場所でも毎回観る者を魅了し、着実にファンを増やしてきました。
一年の集大成ともいえる自主イベント無限の光で、
会場が人で埋め尽くされた様子は、Lilaさんの一年が間違っていなかったことを物語っている。
また、アミターユベリーダンス教室は、Lilaさんが主宰ですが、
生徒さんたちがみんな仲が良く、運営面の熱心なサポートがあって
イベント出演やイベント主催がスムーズに行われているという真実は、以前から見ていました。
この日のための準備も、生徒さんが場内レイアウトやタイムスケジュール、役割分担を管理していた。
そうさせるのがLilaさんの人柄とも言え、
先生と生徒という関係より、もっとフラット、同志のような関係をアミターユに見ていました。
13時半、第一部スタート。いよいよ一年の集大成
アミターユベリーダンス教室のステージが始まりました。
照明が落とされ曲がかかると、待ってましたとばかりに場内から自然と手拍子が起こる、
その手拍子がさらにダンサーを高揚させ、ダンスに熱を帯びると、場内もヒートアップしていく。
という客席とステージを往復する熱気によって、
熱のスパイラルが上方に駆け上がって、さらに会場は高揚していきました。
1、Lola Gets Masako、Yumiko、Misato
2、スパニッシュオリエンタル マグダラ(Kei/Natti)
3、Zeina Masako、Yumiko、Misato
4、Raks Ayyoub yuuri
5、Amulet Miki、Vihara、Megu、Mina、綾、マグダラ(Kei/Natti)
6、sacred waters yuuri、Emma、Akiko、Akki、Naomi
7、Far Away Emma
8、kisskiss yuuri、Akiko、Akki、Naomi
9、Prophecy Miki、Vihara、Megu、Mina、綾、マグダラ(Kei/Natti)
10、AmitayusBellydance教室主宰Lila
客席から、「綺麗。。。」「神秘的。。。」という、声にならない溜め息が漏れ聞こえる。
照明が静かに落ちていき、囁くような優しい曲に変わっていった。
客席後方からゆったりと流れるように登場したのが、Emmaさんだった。
ステージ中央まで来ると、ゆっくりと、ゆっくりと、お腹を大事にしながら
その姿は安らかな表情で眠るようで、時間が止まる。
始まりを予感させるようで、大事な儀式が行われるようでもあった。
今までの時間とはまた違うものがこれから始まろうとしていることを、
すでに観客は敏感に感じ取っていた。場内の空気がピンと張り詰める。
ぴくりともしないEmmaさんの周りを、
4人のダンサーも同じように地に座り込み、取り囲みながら踊る。
その厳かな踊りは、水の流れのようで、風が吹き抜けるようで、
いや、踊るというのとは違う。もっと深く、もっと切実で、もっと強いもの、
祈りに近いもののようだった。
ゆっくりと立ち上がり、祈るように踊る4人は、Emmaさんの周りを回り続ける。
横たわったEmmaお腹が見える。
そのお腹に向かって祈願を込めるような踊りは、
「無事に元気な子どもが産まれますように。。。」
無事に元気な子どもが産まれますように。
ベリーダンスの起源に祈りがあるのだとしたら、
これ以上のベリーダンスはないくらい、それは、ベリーダンスだった。
まるで巫女のような4人のダンサーたちの祈りはいつしか場内に伝播し、
みながこの瞬間、祈っていた。
無事に元気な子どもがこの世に産まれてきますように。
みながこの瞬間、命の誕生を祈っていた。
出産間近のEmmaさんは、
これまで生徒としてLilaさんの教室に通うのみならず、イベントのサポートやメンバーのまとめ役など
アミターユベリーダンス教室になくてはならない存在なのです。
(2014年11月川越唐人揃いの打ち上げで歌を披露するEmmaさん
http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11951749748.html )
妊娠が分かるとイベント出演から疎遠になりますが、
それでもLilaさんを支えたいと、司会や呼び込みといった形でずっと関わり続けていた姿を見てきました。
(2015年3月第二回KOEDOアジアフェスでは、司会を担当)
さらに、翌4月のジョシカツフェスタでは、司会に加えて通りで呼び込みまでしていました。
雨の日が多い中で、その日だけ奇跡的に晴れた一日。
久しぶりに太陽が顔を出し、通りを行き交う人もいつもより多かった。
蔵里の入口に立ち、
「春のジョシカツフェスタ行ってまーす!!
可愛い雑貨販売や無料のセミナーもありますので、お気軽にお立ち寄りください!」
通りを歩く人に笑顔でチラシを渡すEmmaさんの姿がありました。
(2015年4月春のジョシカツフェスタより http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12013899178.html )
そしてこの日のステージの本番前最終打ち合わせでも、
これまでサポート役に徹してきましたが、
アミターユとしての主催イベントである今回には特別な想いがあったでしょう、
ゆったりとした曲で自身もダンサーとして登場していました。
・・・と。
ここからの展開は、誰も想像し得ないものだった。
周りで舞う4人のダンサーに合わせるように、
それまでずっと眠るように地に横になっていたEmmaさんが、しなやかにすっと身を起こした。
これで曲が終了となって客席後方に下がるのだろう。
会場がそう思っていた次の瞬間。
まさか。。。
Emmaさんも舞いに加わったのだ。。。
5人での舞いが続くと、4人が客席後方に下がる。
ステージに一人になったEmmaさんに観客の視線が集中する。
一体どんな展開になるのか・・・??
固唾を飲んで見守っていると、
なんと・・・
我が子が無事に産まれますように、
ベリーダンサーとして、母として、
その痛切な祈りのような姿は誰にでも訴えうる普遍的なもので、
気付けば、周りからは鼻をすする音があちこちから聴こえてきていた。
カメラのファインダーが曇ってきてなかなか撮れない。。。
ベリーダンサーはもともと、
五穀豊穣や安産祈願などを行うなど、巫女のような役割から始まったとされる。
そのベリーダンサーが自ら命を身篭り、
我が子の安産を通した祈りはさらにベリーダンサーとしての祈りの力が増大していくようで、
場内がこれ以上ないくらい、愛に包まれていた。無限の母の愛が全てを包み込んでいた。
神々しいまでの臨月の舞いでした。
こうして、感動的な第一部が終了。
休憩を挟んだ第二部は、本格的なベリーダンスショーが用意されていました。
生演奏とショーダンサーによるショーが開幕。
演奏するのは、異国的音楽ユニットAYSEL/アイセルさん、
ダンサーは、BellyDanceSchoolアレズからASUKAさん、
Ruhani BellyDance Arts所属、夕胡さん、
そして、AmitayusBellydance教室主宰のLilaさんでした。
第二部も引き続き満席、その美しい踊りに嘆息が漏れる客席でした。
フィナーレとして恒例となっている会場にいる全員でのダンスタイムが始まりました。
ダンサーだけでなく観客も一体となったダンスの輪は、一人、また一人と加わり大きくなり、
アミターユベリーダンス教室の「ベリーダンス発表会&ショー」は、今年も大盛況のうちに幕を閉じました。
年々規模が拡大し、ベリーダンスが川越で浸透してきたのを実感します。
生徒さんもダンサーさんもみなそれぞれの個性が感じられる踊りで、
個性が感じられるのがベリーダンスのいいところでもある。
かつてLilaさんが話していたことがあります。
「たとえ苦手な部分や短所があったとしても、
お互いに補い合うのがベリーダンス。
その人の短所を他の誰かの個性で埋めることで、
結果誰かの個性を引き出すことに繋がるんです。人はありのままで素晴らしい」
短所も一つの個性。誰かの長所で埋めるためにある素敵なもの。
マイナスの短所があるから周りがプラスの力で埋めようとし、そして全体が輝いていく。
今後もLilaさんは、霞ヶ関、名細、坂戸のレッスンに加え、
8月12日アルカーサル迎賓館川越で開催される「雅市」に出演、
8月23日にはえすぽわーる伊佐沼で開催される「おとまち小江戸夏まつり」に出演と、
川越のイベントからのオファーは続き、出演は目白押しです。
アミターユの活動はさらに広がり、街で見かけることも多くなると思います。
これからもアミターユの展開が楽しみです。
アミターユベリーダンス教室、詳細はLilaさんサイトへhttp://lila.in.net/