川越style「天使の小箱Handmadeふぇすたin蔵里」南古谷と新富町が繋がった日 | 「小江戸川越STYLE」

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「時が人を結ぶまち川越」
川越のヒト・コト・モノ、川越物語りメディア、小江戸川越STYLE。
川越の現場で様々なまちづくり活動にも従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真

 

イベントの終盤、「これを見て」と二人が差し出したものが

 

すべてを物語っているようでした。

前回のイベントの最後にも、

「これで南古谷と新富町が繋がりましたね」という名言が出ましたが、

今回は南古谷と、小江戸川越にちなんだ物を見せて並べる姿が、

二つの繋がりを表しているようでした。

そっと差し出した・・・

蔵里の方の小江戸川越バッグ。天使の小箱の大谷さんの南古谷バッグ。

言葉はなくとも、強い繋がりを感じた二つのバッグ。

 

南古谷から天使の小箱がふとしたきっかけから蔵里に上京し、

 

南古谷と新富町の蔵里を強く結ぶまでになった軌跡。

最初からずっと見させてもらって、

最後にこの二つの店舗の代表が笑顔でバッグを差し出した光景は

感慨深いものがありました。。。(*^o^*)

 

そしてみなさんが口々に声をあげた

 

「リベンジしたぞー!!」という言葉。

 

あれだけたくさんの方に来てもらえれば、

 

本当に大成功といえますね♪

 

こういう場に出会えると、川越がどんどん広く感じてきます。

 

真ん中だけじゃない、川越にはいろんな地域があるんだ、

川越が広くなってどんどん楽しくなります。

 

2014年4月20日に蔵里の広場で行われたのが、

 

「天使の小箱 Hand madeふぇすたin蔵里 」

でした。

UNICUS南古谷にある天使の小箱が、

講師の先生・BOX契約作家さんによる
手作り雑貨販売&ワークショップを開催。

 

◇販売
BeadsBell{ビーズクセサリー}
あったかネットワーク{あみぐるみ・羊毛フェルト・布小物}
Deco chyuu{フェイクスィーツデコ} 
わいわいしょっぷ{ビーズマスコット}
~tam.J~ beads&craft{ビーズアクセサリー・ナチュ系雑貨}
工房かしの木 福島  {とんぼ玉アクセサリー}※
土・木*ドキ{陶器・木工}
Bonheur{アンティーク風雑貨}
chiharu{布小物・バッグ} 

 

yume chan♡{布小物}
ぶ~にゃん{雑貨}
4bu-8{UVレジン・ネイルチップ・陶器}
SweetCherry{ドール雑貨・布小物}

 

◇ワークショップ
マカロン{スィーツデコ}
香風花{香りの花せっけん}
~tam.J~ beads&craft {大人向けビーズアクセサリー}
~tam.J~ beads&craft  {お子さま向けビーズストラップ}
アトリエ京子{ステンシルミニバッグ}
アトリエ花{布ぞうり}

 

 

◇実演販売
天然石ふじさき  {天然石ストラップ}
想形文字:小畑玲子{想形文字のお名前プレート}

 

 

お客さんに楽しんで欲しい、南古谷にもっと注目して欲しい、

 

さまざまな思いを込めたin蔵里。
天使の小箱オーナーの大谷さんには、

特にこのイベントに懸けるある想いがありました。

 

お店には講習を担当する講師陣がたくさんいて、

 

レンタルBOXを契約している方もたくさんいる。

しかも、何年もお店を使ってくれてる長い付き合いの方が多いそう。

そういう方々のために独自のイベントを企画して出店を楽しんでもらいたい、

天使の小箱を使ってもらっていることに感謝する感謝デーにしたい、と。


そのためには、市街地ど真ん中の蔵里はうってつけ。

 

 

お店では、曜日ごとに担当が違う講師の方が会うことは普段なかなかありません。

 

 

レンタルBOXの方同士も顔を合わせることはあまりない。

 

こういうイベントを通して、日頃は顔を合わせないけれど

 

同じ天使の小箱を拠点にする同士が集まって交流ができればいいな、と。

そういう狙いもあるんです、とそっと教えてくれました。

 

出店者さんやスタッフの方々はイベントを盛り上げようとし、

 

その中で大谷さんの眼差しは、

やっぱりお店のオーナーらしい全体を見通す配慮が溢れていました。

 

 

第1回の前回が2013年10月。

 

 

あの時は朝から大雨でした。

そして今回は・・・曇り。着実に前進しています(笑)

 

大雨の中で決行という体験をした出店者さんは、

 

今回曇りというだけで朝から大喜びでした。




 

 

 

 

 


 






 


 

 


 


什器を出す、雑貨を並べる、イラストを描き加える、

一つひとつ準備を進める表情がみなさん嬉しそうです♪

空を見上げながら、「今日は大丈夫そうだね」

冗談を言いながら準備ができるだけで幸せそうでした(*^o^*)

 

あの大雨の中でやったことは、一つの財産になっていたと思います。

 

決して間違いではなかった。

反動の嬉しさに満ち溢れています。

 

イベントが開始になると、

 

小箱のスタッフの方が積極的に呼び込みをし、そしてお客さんを案内していました。

ワークショップは蔵里の室内で開催したので、

一見すると場所が分かりにくかったかもしれません。

それを、一人一人中まで案内する姿がありました。

 

開始から、外の広場も室内もお客さんで賑わい、

 

目当てのブースにめがけて進んで行く方が多かった。

普段、天使の小箱のお客さんもたくさん来ていたようで、

蔵里まで来てくれるところが凄いですね。。。

UNICUSでも天使の小箱はイベントをやっているし、近い日時でまたあるけれど

蔵里のイベントにわざわざ来てくれた。

築いてきた関係が分かるようです。


 

Deco chyuuさんがフェイクスィーツデコは、

 

紙粘土で制作したスイーツ。美味しそうで可愛いスイーツは

バッグチャームなどに使う方が多いそう♪

 



スイーツデコをを作り始めたのは、

 

6年くらい前、娘さんに

「スイーツデコ作って~」と、せがまれたことがきっかけなんだそうです。

買うのは簡単、作ってあげると自分で制作したところからずっと続け、

天使の小箱とも関係が続いています。

 

「天使の小箱は、用がなくてもふらっと立ち寄っちゃうような場所です」

 

 

作り手とお店が、ここまで友達感覚の場所も珍しいです(*^o^*)
一体感がある、居心地いい、
一人二人ではなく、たくさんの作り手が同じようなことを言います。。。

 

 


『-tam.j-Beads&craft』さんは、
ワークショップ&販売ブースと両方出店していました。

 

この日一番元気だった-tam.j-さん。

前回の大雨でも「やる気満々!」と豪語し、

イベントになると俄然スイッチが入ります。

 

ブースを手伝っていたのは、

 

-tam.j-さんのビーズ教室の生徒さんでした。

 

 

 

 

 

-tam.j-さんと天使の小箱の繋がりは長いです。

 

以前その経緯を聞いたことがあります。

 

「天使の小箱でビーズを教えているのは、
小箱がオープンした時からだから丸8年になります。
正確に言うと、小箱がオープンする前に大谷さんと偶然出会ったんです。
まだ天使の小箱というお店がなく、大谷さんが会議室で講習を行っていた時に、
『講師やりたいんです』と話してみたんです」

 

 

そこから天使の小箱がUNICUSでオープンする時に、

 

ビース講師としてスタートしました。

このお店が自分の活動の土台、今そう語ります。

 

この日のイベントでは、

 

-tam.j-は販売ブースに、ワークショップブースが2つでした。全部で3つ。

これだけの出店ができるのは、

それだけ手伝ってくれる人がいるからで、
それだけ生徒さんに慕われているということですね。

 


工房かしの木さんのとんぼ玉は、

 

ブースに近づき見る人見る人が「素敵!」と歓声を上げていました。

過去、いろんな物作り作家さんを見てきた中で、

この方は天才だ!と思っているのが工房かしの木の福島さん。

小さい頃から手作りが好きで、何でもすぐ作れるようになってしまっていた。

作れてしまうのですぐに飽き、

その中でなかなか思うようにいかなかったのがとんぼ玉。

それを夢中になって作っているうちに、

超絶技巧を手に入れてしまったという。。。

 

 

 


 

木工の潜水艦も手作りです。

潜水艦が海をモチーフにしたとんぼ玉を掴もうとしているところです。

そして、とんぼ玉をじっと見つめてみると・・・

 

 

中にも潜水艦が泳いでいるという二重構造の世界観になっています。

この想像力と技術。

とんぼ玉は女性に人気で、着物の方が根付にと手に取っていました。

川越で福島さんのとんぼ玉教室をもっと増やしたいですね。

 

福島さんにとっても天使の小箱は居心地の良い場所だといいます。

 

「お店と作り手の一体感がいい」と。

 

 

Bonheur-ボヌールー」さんの

 

 

アンティークレースを使った素敵な雑貨。

 


 

 

 

chiharuさんの布小物。

 

 

 


 

お客さんが来てくれるっていうだけで感激です。

そう、全ては前回の経験があるから。。。

3つスタンプを集めると抽選を引くことができるのですが、

最初から最後までお客さんが途切れなかったです。

 

子どもに無料プレゼント用意したり、抽選会をしたり、

 

ワークショップを6つも用意したり、

お客さんに楽しんでもらうことに懸けていましたね♪

ここまでやるか、というエンターテインメント性が天使の小箱らしいです。

 

蔵里の室内のワークショップスペースに入ると、

 

子どもから大人まで

それぞれ手作り体験を楽しんでいる光景がありました♪

 

 

創形文字の小畑さんは、

 

 

お名前プレートを書いてくれます。

横では創形文字の作品販売も。

新作が増えていて、見応えありました。



和紙で作った和紙重ねネックレスです♪

手漉き和紙を

小畑さん自身が色を染めて何枚も重ねた上に、

レジンの乗せて文字を挟んだネックレス。

 

土台の中は3~4日乾かした陶器の粘土。
そこに小川和紙を貼って乾かし、
水に溶いたこんにゃく糊を、

 

和紙の外側に塗っては乾かし塗っては乾かしを

4回くらい繰り返してコーティングする。
そして、レジンの間に文字を入れてまた乾かす。
最後の文字の乾かしは

 

「太陽で乾かさないといい風合いにならない」と、

 

天気の良い日が来ないと完成しないそう。

実に、制作に2週間以上は掛かる、

同じものは一つとしてないネックレスです♪

 

 

天然石アクセサリー作家さんの「天然石ふじさき」さん。

 

 

天然石ふじさきさんのブースでは、お客さんに選んでもらった天然石を使い、

自分だけのオリジナルストラップを作ってくれます。

対話を大事にする藤崎さん。

普段天使の小箱では、一人ひとり相手の話しをじっくり聞いて

オーダーメイドで天然石ブレスレットを制作しています。

 

 

作家さんに話しを聞くと、

 

 

みんなそれぞれ天使の小箱と出会った経緯があって、

その話しもまた不思議な縁に満ちていて楽しいです。

 


そして、秋田県のあったかネットワークと天使の小箱が繋がった話しもまた、
人がバトンを繋いできたリレーのようです。

 

 

 

蔵里の広場に大槌町のわかめや海産物が並んでいました。

 

 

 

あったかネットワークの斉藤さんは秋田在住で、

 

この日は秋田から岩手県大槌町の雑貨と海産物を持って蔵里にやって来ました。

大槌町の仮設住宅に住まわれている方が作った手作り品を

販売している斉藤さん。

実は昨年末から天使の小箱にて

手作りの編みぐるみやかわいいストラップを販売しています。

わかめも大槌町の漁協から直接仕入れてきたもの。

 

あったかネットワークは、昨年4月からUNICUSの全10店舗を回り、

 

定期的に店内で大槌町フェアを開催しています。
UNICUSの社長の奥様がたまたま秋田に行った時に

斉藤さんと出会い、UNICUSの一角を無償で貸してくれることになったんだそう。

 

そして、大槌の方の手作り品を置ける場所はないかと訊ねたら、

 

天使の小箱を紹介されたと。。。

繋がって繋がって、小箱に大槌町がやって来ました。

 

あったかネットワークが扱う大槌の海産物は、

 

今では川越蔵の町観光協会、小さな旅川越温泉、

勢〆酒店、札の辻の吉野屋さんでも販売されています。

 

 

 


そして、もうひとつ以外な巡り合わせが。。。
この日たまたま木工工房「スクエア」のイベントも
同じ蔵里の広場で開催されていたんです。
全部が天使の小箱のイベントのようで、
実はスクエアは別のイベントとして来ていました。

同じ日同じ場所で偶然にも一緒になった二つのイベント。
聞いたら、スクエアは南田島に工房があることが判明!
南古谷と南田島は、すぐ近くです。
不思議な巡り合わせですね。
近いといっても、お互いにお互いの存在を初めて知ったそうで、
これから一緒になって楽しいことができたらいいですね、と話し合っていました(*^^*)

工房の中には何人かの作家さんがアトリエを構えているそう。
その中の一つ、「STOVE FURNITURE」さんと話しをしたので、
今度工房の様子を見させてもらおうと思います。

こうしたきっかけを繋いで、
川越の新たな一面を知ることができる。
それの繰り返しで大きな円になると思います。

ちなみに、 STOVE FURNITUREさんが
工房かしの木福島さんが作った木工の銃を見て、「あの方凄いですね!」と驚いていました。
あれを一日で作るなんて信じられない、と。。。
福島さん・・・

 

 

 


さすが天才!


天使の小箱Handmadeふぇすたin蔵里、
15時終了の予定でしたが、
お客さんが途絶えず16時まで延長していました。
二回目となる蔵里での開催、
雨が降らなかった開催、大成功でしたね!

 

 

 

 

このイベントを通して、改めて

 

 

 

天使の小箱の、お店と作り手とお客さんの一体感を感じました。

こういうお店が川越にあることが貴重、

市街地から離れた南古谷だったから実現したお店なのかもしれませんね。

 

最初は、UNICUS南古谷一階にあるフードコートの

 

ロッテリア横の休憩スペースから始まった大谷さん。

そこで¥100で無料体験講習を定期的に開催し、

天使の小箱オープンに繋がっていった。

あれからもう8年以上経って、今や南古谷を盛り上げる存在。

 

蔵里に限らずUNICUS南古谷でもイベントは
これからも予定が続きます。

手作り作家さんの活動拠点として、
活動支援するお店として、
南古谷から発信してください♪
 

 

 

 

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