こんにちは。
まだ寒いですが、もう地面の中で、木の芽が出てくる
準備をしている頃なのですね。
寒くてじっとしていて、まるで「さなぎ」のように
動かなくても、実は次に羽ばたくための大切な準備中です。
私は若い頃、とても寒がりで、真冬になるとガタガタふるえて、
「動物は冬眠するのに、同じ動物の人間はなぜ冬眠しないの？」
などと言って、休日に暖かい沖縄に行っては戻り、を繰り返して
いました。
今はすっかり寒がりも治って、小牧市内にべったりです。
空港で見張っていても、私の姿はないことでしょう。
生徒さんたちは、毎回臨機応変なレッスンで
「台本」があっても、練習を一緒にしていくうちに
自然と「アドリブ」になってきて、
♪この部分は、言葉のリズムで歌いながら弾いてみましょうか？
右手と左手のスケールを、頑張って同時に弾けるようになったね。
♪試しにベース音(1番低い音)で、音楽の流れを引っ張ってみましょう！
そう、さっきより音楽が、前へ進んでいってるよ。上手になったね。
♪ 5番の指に向けて勢いよく弾いてくれたので、楽譜に書かれた
アクセントがよく響いていたね。
部分的なスタッカートのフォルテも、よく気がついたね
急なト音記号、ヘ音記号が多いから、楽譜に色鉛筆でチェックを
入れてみてね。
レッスンは会話のキャッチボール、音のキャッチボールです。
迷った時は、こうしています。
モーツァルトの言葉に
「どんな天才でも、それは条件ではない。
愛、愛、愛。それが真髄だ。」
という言葉があります。
こうさせたい、こうしてほしいという大人の気持ちを捨てて、
音楽に対する愛、他人に対する愛を忘れずに、
ただただ、(まだ還暦は先ですが)ゼロに戻ったつもりで
素直な心で日々を進んでいこうと思います。
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
