ゴミ山の中のSEVENTEENのアルバム、「市場の歪み」ミン・ヒジンが正しかった?
 

2024-05-11 12:30

 


■ 放送 : CBS ラジオ 


発売直後に捨てられたSEVENTEENのアルバム写真が話題
アルバム鑑賞ではなくグッズ・応募券になったK-POPアルバム
ファンサイン会に行こうとして数百万ウォン分も購入も
発売一週間の販売量(初動)中心のパフォーマンス指標
販売のために数十回のイベントに芸能人を動員
実物のアルバムプラスチックゴミが増え続ける
ミン・ヒジン「芸能人は大変、株式市場も歪む」

 

 


放送:CBSラジオ <オートミルライブ> FM 98.1 (20:05~21:00)
司会:チェ・ソナアナウンサー
対談:チョ・ソクヨン PD、シン・ヘリム PD

◇チェ・ソナ> もう少し掘り下げて調べるニュース探求生活の時間です。チョ・ソクヨンPDが用意しました。

チョ・ソクヨン> 今日のテーマは「ミン・ヒジンが発したK-POPアルバムゴミ論争」です。ADORのミン・ヒジン代表の記者会見が残したK-POP産業についての質問があります。 その中の一つであるアルバム販売押し売りについての話をします。




チョ・ソクヨン> 先週末、日本のSNSに、SEVENTEENの新アルバムが山ほど捨てられている写真がものすごく話題になりました。誰が見ても新品のまま捨てた感じですね。 「好きなだけ持っていってください」という言葉もついていたそうです。 日本のネチズンがその投稿に「残念ですが、K-POPファンダムではおなじみの光景だ」と付け加えたそうです。 韓国でも以前から似たようなことがありました。 このようなことが話題になり始め、再び取り沙汰されたのが、2週間ほど前にあったADORのミン・ヒジン代表の記者会見です。 そこでミン代表がこんな話をしました。

「私は、業界でそのようなランダムカードを作って(アルバムを)押し売りするようなことをやめてほしいです。 どうかそんなことせずにやってみましょう。NewJeansは実はそういうことをしないし、押し売りすることもしないんです。
NewJeansはそういうことなしでこの成績が出ましたよ。 フォトカードなしで。 そして、それは全部ファンに負担がかかる。ラッキードローで使い果たさないといけないし、ファンサイン会もしないといけないし、芸能人も大変です」



チェ・ソナ> ランダムカード、フォトカード、アルバム押し売り、このような表現が続きますが、これがアルバムが捨てられる状況と関係しているということですね。

シン・ヘリム> 環境を重要視するK-POPファンにとっては、かなり長い間問題になっていましたね。 企画会社が環境にやさしいアルバムを作ると言いながら、アルバム購入を繰り返し誘導する欺瞞があったというような話です。

 

 

 

チョ・ソクヨン> そのアルバムの販売構造を探ってみましょう。 最近はアルバムを買うと、いろいろなグッズがついてきます。 フォトカード、ランダムカード、キーホルダーなど、いろいろなものがあります。 消費資源が昨年発表した報告書によると、1枚のアルバムあたり平均7.8個のグッズがあるそうです。 フォトカードだけでなく、いろいろなグッズがありますが、ファンの立場からすると、これを全部集めたいですよね。

消費者庁の調査によると、K-POPファンにアルバムを購入した理由は何かと尋ねると(重複回答)、アルバムの収集が80%近くになっています。 グッズ収集が52.7%そしてイベント応募のためという回答が25.4%でした。 アルバムよりグッズが目的の人は、同じアルバムを平均で4.1枚購入するそうです。 多くは90枚まで購入した場合もあります。 そしてイベント応募を目的にアルバムを購入した消費者は、平均6.7枚を買ったそうです。



チョ・ソクヨン> ここで言うイベントとは、ファンサイン会のようなものです。 ファンサイン会は、コンサートのようにチケットを買って数万人、数千人が入るのではなく、小規模で行います。 30人、50人、こういったファンサイン会に行くことができる応募券を渡すんです。 その応募券が通常、アルバム1枚に1枚入っているそうです。応募をすると、その中から抽選で選ぶんです。

シン・ヘリム> 抽選になる可能性を高めるために、アルバムをたくさん買うんですね。

チョ・ソクヨン> アルバムを何枚も買うと応募券が何枚も出ますから。 消費者庁の報告によると、170万ウォンを払ってアルバムを60枚買った消費者がいたんです。 でも、サイン会には抽選ができなかった事例もあります。

チェ・ソナ>話を聞いてみると、アルバムが事実上CDではなく、グッズのラッキーボックスやイベント応募券になったんですよね。



チョ・ソクヨン> 最近、CDで音楽を聴く人が少ないですよね。 消費者庁の調査では、音楽を音源ストリーミングと動画ストリーミングと答えたものを合わせると83.8%です。CDで聞く人は5.7%くらいで、ほとんど全部ストリーミングで聞くということですね。

シン・ヘリム> では、ファンが購入したCDアルバムは巨大なプラスチックゴミになるということですね。

チョ・ソクヨン> ファンが自助的にする話です。「 私たちの愛がゴミになった」ということです。 民主党ウ・ウォンシク議員室が環境部から受け取った資料によると、国内芸能プロダクションがアルバム制作に使用したプラスチック廃棄物が2017年には55トンほどでしたが、2022年には801.5トンでした。 約14倍に跳ね上がりました。

そのため、企画会社を相手にエコキャンペーンを展開する「K-POP FOR PLANET」のような団体活動も注目されています。 特にファンはアルバムを数十枚ずつ購入しても実物のCDは一枚しかもらえない、いわゆる「グリーンオプション」の需要が高いそうですが、まだ実現されていないそうですね。 ただ、JYPのような場合は、RE-100、再生可能エネルギー100%達成を通じてアルバムを作ろうという話もあり、HYBEはのような場合は水に溶ける紙でアルバムとフォトカードを作ると言っていました。

 

 

シン・ヘリム> これは欺瞞ではないかと思うのは、ゴミの総量を減らすことであって、よくできたゴミをたくさん作るのは、実は役に立たないからです。

ミン・ヒジン代表も「溶ける紙が問題なのか、もともと紙は水によく溶ける」アルバムをこんなにたくさん買うのが問題ではないかと指摘しましたね。

チョ・ソクヨン> 環境を100枚ぐらい破壊するアルバムを100枚売って、50枚ぐらい破壊するアルバムを200枚売ったら、それが何の役に立つのかということです。 K-POP業界関係者、そしてこの業界を長く見てきた評論家、そしてファンまで業界全体が変わらなければならないというのが中論です。K-POPフォープラネットの調査によると、「環境にやさしいK-POP文化を造成するために誰が変わらなければならないのか」という質問に95.6%がエンターテインメント会社が変わらなければならないと答えました。 法的にいろいろな規制をすることもできますが、実際、商品規制というのは簡単ではないんです。 企画会社自体が変わらなければならないということですが、実際に企画会社が変えられることがあります。代表的なのが、アルバム押し売りということです。

チェ・スンア> アルバム押し売りって何ですか?



チョ・ソクヨン> 企画会社がアルバムを作ります。 そのアルバムを作った企画会社が中間販売店、アルバム販売会社や流通会社に発売初期に大量に納品します。 つまり、アルバム販売会社や流通会社がアルバム発売初期に大量にアルバムを購入してくれるんです。 その代わり、企画会社がファンサイン会などのイベントを開いて、そのアルバムの販売を可能にするんです。

企画社と販売・流通会社はWin-Winです。企画会社側としては、初動販売量というものを上げることができます。 発売1週間でこれだけ売れたということで、これがアルバムの主要な成果指標になります。販売・流通会社の立場としては、どうせこのアルバムを売るためにはイベントが必要なのですが、そのイベントに企画会社が芸能人をサポートしてくれるわけですから、損をしないわけですよね。

問題は芸能人とファンです。ミン・ヒジン代表がこの問題を記者会見で指摘したのです。 芸能人たちが様々なイベントに動員されすぎて大変になり、また、イベントに参加できる応募券がアルバムに入っているので、ファンがアルバムを買うわけですよね。 結局、歌手とファンは大変なのに、企画会社と販売会社はお金を稼ぐ構造です。4ヶ月間に70回以上のファンサイン会とラッキードロー(抽選会)をしたグループもあるそうです。



チェ・ソナ> このような慣行をなくすことができるのが企画会社、特に大企業ということですね。

チョ・ソクヨン> ミン・ヒジン代表の行動についていろいろな評価が可能ですが、このアルバムの押し売り問題、そして私たちも説明したことのあるマルチレーベルの問題は、少なくともK-POP産業の今、核心的な問題であることを指摘したという点で共感があると思います。 今、多くのマスコミが「HYBE対ミン・ヒジンの葛藤が撃ち上げたボール」というタイトルでK-POP産業構造の問題を取り上げていますが、果たして今回の事態が変曲点になるのかどうか、見守らなければなりません。

チェ・ソナ>ここまでアルバム販売中心のK-POP産業の論争について見てきました。チョ・ソクヨンPD、シン・ヘリムPDと一緒にさせていただきました。 ありがとうございました。

チョ・ソクヨン、シン・ヘリム> ありがとうございました。

 

 

 

 

 

HYBEは

ミン代表の慣習が違法行為だったという前に

プラゴミなど環境問題に

BTSを世界の広報に立たせたのなら

 

アルバムが山積みになって

廃棄されるような事態を招かない方法で

アルバムを売って欲しいですね

 

 

 

ミン代表が指摘したことが

会社の方針と反するとしても

社会がその部分に関してだけ

彼女の言い分に軍配を上げている

 

 

 

それを認めて

改善に努める・改革に努めると言わないと

HYBEは大企業として

マルチレーベルに失敗した

独裁企業と言われかねませんから

 

 

彼女が違法行為をしていたかどうかは

別として捜査してもらうとして

 

会見での彼女の提言に一理あったと

HYBEという企業としては

きちんと認めるべきでしょうね

 

 

 

 

スターのファンサービスへの負担と

ファンの推し活への負担

そして大量のプラゴミ問題

 

 

 

こんな便利な世の中なのだから

ソウル大卒のパン・シヒョク議長筆頭に

企業に頭の良いトップがいる企業が

最先端の方法を使って

何か解決させていく道を見出してもらわないと

 

 

ファンサービスや特典を付けないと

CDが売れないとなったら

 

それこそ

 

最初から音楽で評価されていたのではなく

ファンは

特典応募券を買うためだけに売り上げに

貢献していただけで

 

初動売り上げ枚数は「音楽」ではなく

「特典」が評価された数字として

ランキングの意味も

記録の意味も成さなくなってしまいますから

 

そんなCDの売り方をしていると

K-POPをバカにする人たちに

さらにバカにされる口実を与えてしまうのです

 

 

 

SEVENTEENの問題がSNSとマスコミによって

世界中に拡散された今

 

HYBEにはアルバムの売り方を

是が非でも

改善をしてほしいものです

 

 

ミン代表の疑惑問題とは別に

「市場の歪み」についてだけは無視せず

 

それはそれとして受け入れていかねば

HYBEの信用は戻らないでしょう

 

 

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