“韓国の『週刊文春』”と呼ばれるメディアに警察が家宅捜索…死亡した『パラサイト』俳優への捜査暴く記事が原因か
数々のスクープ記事で“韓国の『週刊文春』”とも呼ばれるメディア『ディスパッチ(Dispatch)』が警察の家宅捜索を受けた。
麻薬投薬容疑で捜査を受け、突然この世を去った『パラサイト』俳優イ・ソンギュンさんの関連記事が原因だという。大きな議論が予想される。
『ディスパッチ』は1月23日、「[お知らせします]『ディスパッチ』、家宅捜索で終わらないことを願います」とのタイトル記事で、1月22日に京畿南部庁・反腐敗捜査隊から家宅捜索を受けたことを知らせた。
京畿南部庁は先立って1月18日、仁川警察庁の依頼でイ・ソンギュンさん関連の捜査情報の流出経緯に対する調査に着手していた。
警察捜査の疑問点を繰り返し指摘
『ディスパッチ』は「22日、京畿南部庁・反腐敗捜査隊が『ディスパッチ』に対する家宅捜索を実施した。警察の“事件報告書”が公開された経路を探すために、取材記者の携帯電話とノートパソコンを押収していった。家宅捜索の理由とされた記事は『[D-eye]“ストローは傷つけるものだった”…イ・ソンギュン、バラバラの供述(総合)』だ」と伝えた。
![イ・ソンギュンさん](https://sportsseoulweb.jp/files/rcms_conv_webp/files/user/2023/20235239759836956829757017513937359.jpg_1697791543.webp?v=1697851827)
同メディアはイ・ソンギュンさんが突然この世を去った翌日の12月28日、『京畿新聞』のイ・ソンギュンさん事件の最初の報道(10月19日)、KBSのイ・ソンギュンさん録音記録報道(11月24日)、JTBCのストロー吸入報道(12月26日)を分析し、「警察の垂れ流しとメディアの書き写し」と問題点を指摘した。
その過程で『ディスパッチ』は、最初の報道の出所となった「10月18日、仁川署捜査進行報告書」という題名の警察の事件報告書を公開。問題の報告書には「イ・ソンギュン(48歳、男)職業:映画俳優」と書かれた内容が含まれていた。
麻薬投薬の容疑でその後に拘束される遊興施設の女室長A氏の陳述だけで作成された中間報告書だったが、イ・ソンギュンさんの名前と職業がそのまま露出され、翌日、「トップスターL氏、麻薬疑惑で内偵中」というスクープ報道が出て、イ・ソンギュンさんの事件は世の中にあまりにも早く知らされることになった。
![イ・ソンギュンさん](https://sportsseoulweb.jp/files/rcms_conv_webp/files/user/2024/202431028171577287232146.jpg_1706059780.webp?v=1706060212)
『ディスパッチ』は、イ・ソンギュンさんとA氏の私的な対話が収められた録音記録、イ・ソンギュンさんの警察陳述の一部が切り取られたまま公開された理由などについて、繰り返し疑問を提起した。警察の家宅捜索に直面した『ディスパッチ』側は「今回の京畿南部庁の家宅捜索が警察の恥部を隠すことだけに使われないことを願う」と警告した。
また、「『ディスパッチ』は第三者を通じて該当文書(内部報告書)を入手した。初期捜査のずさんさが明らかになった文書だった。警察の家宅捜索が内部の結束を高めることだけで終わらないことを願う。しっぽ切りに留まってもいけないだろう。イ・ソンギュンを極限に追い込んだ捜査と報道形態に対する集中が必要だ」と強調した。
なお関連ニュースが伝えられると、オンライン上では「一日一家宅捜索がこの2年間のニュースである」「フォトラインにイ・ソンギュンを立たせ続けた警察も責任を負わなければならない。記者だけ捕まえないで」といった反応だった。
◇イ・ソンギュンさん プロフィール
1975年3月2日生まれ。2001年、MBCのシチュエーションコメディ『恋人たち』(原題)でデビュー。2007年のドラマ『白い巨塔』韓国版で正義感の強い“チェ・ドンヨン(日本の里見脩二)役”を演じてブレイクし、『コーヒープリンス1号店』『パスタ~恋が出来るまで~』『ゴールデンタイム』『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』と数多くの人気ドラマに出演した。映画『僕の妻のすべて』『最後まで行く』『パラサイト 半地下の家族』などでも高い演技力を発揮。プライベートでは2009年5月に女優チョン・ヘジンと結婚しており、同年11月に長男が、2011年8月に次男が産まれている。2023年12月27日、48歳で突然この世を去った。
先日記載したことと
重なりますが
DisPatchの主張が間違いではないけれど
正しくもない
KBSとJTBCと
TV朝鮮も家宅捜索されるべきと
言いながら
警察の内部報告書をどこからか
手に入れてきて記事にしたわけです
警察の杜撰さを指摘する前に
そんなものを
どこから入手したのか
そちらの方が気になります
「イ・ソンギュンを極限に追い込んだ捜査」
と
言うけれど
警察が焦って捜査をした背景に
警察の内部情報が
メディアから報じられたことがあり
警察とメディア
どちらが悪いというのではなく
ひとつのメディアが悪いという訳でもなく
警察と複数のメディアと
いくつもの「YouTuber」が
同時に
イ・ソンギュンssiにとって
苦しい存在となった背景を顧みれば
DisPatchだけが家宅捜索を受けるのは
おかしいと言えますし
また
DisPatchはYouTuberの問題点を
指摘しなかったのが
おかしいと言えます
DisPatchが今回捜索されたのは
「イ・ソンギュン氏の捜査流出疑惑」
を
かけられていることを
自覚されていませんしね
知人らの携帯データを記事にするより
警察の捜査内容を流出させたと
そんな疑惑をかけられているなら
DisPatchだけが家宅捜索されるのは
当然ですし
とはいえ
結局
こうした家宅捜索も
警察のパフォーマンスであり
メディアがそれを指摘して
論点をすり替えて「人のせいにする」ことで
批判だけして終わる
そんな結末が見えてきて
虚しい限りです
家宅捜索を受けたマスコミが話題になり
DisPatchだったと多くが報じる中
昨年10月19日に故イ・ソンギュン氏の
麻薬投薬関連の内偵事実を「L」氏と
イニシャル報道した地方紙<京畿新聞>が
対象メディアだと多くが推測されていたのに
実際に捜索を受けたマスコミは
DisPatchだったということで
韓国では「京畿新聞」が
あかんのとちゃうの?
と
みんなが思っているのに
DisPatchだったことで
「なんでやねん」
と
議論が高まっているそうです
実際に
警察の捜査内容を
表ざたにしたメディアは
どちらなのでしょうね
どっちもではないのでしょうか
そして
室長女性の知人らなど
YouTuberがあれこれ
イ・ソンギュンssiの背景を暴露して
彼が騙された側だとしても
女に騙されてお金をとられて
麻薬疑惑を掛けられた
だなんて
無罪の事実が明らかになっても
彼のイメージは簡単に
戻らない報道がたくさん出てしまっていました
KBS『ニュース9』が11月24日に公開した
女性とイ・ソンギュンssiの二人の通話内容に
彼が室長女性に対して
「僕も君がすごく好きだ、それ知ってる?」
と
女は「知らない、表現をしないから」
と
返した
そんな内容を報じたわけです
だからこそ
KBSは批判をされたのですが
こんな通話内容が表に出たことも
不思議でならないわけです
麻薬疑惑と不倫疑惑があった
だから彼は追い詰められた
警察はメディアの動きを注視し
非公開召喚に応じてあげるべきだったと
思います