こんにちは!
住谷知厚です。
皆さんは美のカリスマ、IKKOさんにどんなイメージをお持ちですか?
「よくバライエティ出ているなー」とか「どんだけ~!」「まぼろし~!」といった名言?のイメージが強いかもしれないですね!
そんなIKKOさんですが、同じオネエ系タレントであるマツコ・デラックスさんから「あの人には絶対敵わない」と言われていたり、同じオネエ系の方からも「あの人はすごい」と言わしめる存在なんだとか。
実はそんなIKKOさん、すごく素敵な言葉をたくさん発言しており、『1ミリの優しさ』というエッセイも出しているんです!
今回はそんな『1ミリの優しさ』から、IKKOさんが「人生を明るく生きる」ためにやめた事をピックアップしてお話しできればと思います。
1ミリでも前に進めば大丈夫
①「悩む時間」は背負い投げ
IKKOさん自身、若いころは悩み事にたくさんの時間を費やしてきたとのことですが、「どうしよう、どうしよう」と頭の中に溜めていても、ただ時間が過ぎてエネルギーを消費するだけ。
だからこそ、「今出来ることはなんだろう?」と考えていくことが重要。
起きてしまったことを悩むのは時間の無駄でも、これからできることを考える時間は無駄ではない。
1日1ミリでも前に進めれば大丈夫。
少し後ろに下がっても、また1ミリ前に進めればいい。
長い人生だから、焦らない、焦らない。
ただし、迷惑をかけた方のことはしっかりと考えるように。
②ぼーっとする時間を恐れない
IKKOさんは40代になり、過労が原因でパニック障害を発症しました。
その時に大切だったことは下記の2つ。
・「大丈夫、大丈夫」という気持ちを持つこと。
・体を楽にして、ぼーっとする時間を毎日少しでも作ること。
パニック障害になって助けられたのは「大丈夫、大丈夫」という言葉。
ある人に「大丈夫、一生懸命生きた勲章よ」と言われたときに、IKKOさんが気持ちが楽になったそうです。
また、しんどい時ほど「ゆっくりゆっくり、ぼーっとしながら、だらしない生活をしなさい」と、休息を与えられたと思って、その時期を好きなことだけをやるようにすること。
そうすることで、胸のあたりが穏やかになる瞬間が来るので、焦らずゆっくり過ごすことが大切とのことです。
「孤独な時間も大切」
③「間違ってはいけない」「失敗してはいけない」はダメダメ
20代の頃、フリーでヘアメイクをやっていた時に大失敗をして、お客さまから気に入ってもらえず、凍る思いをしたIKKOさん。
それがトラウマで「失敗してはいけない」ということが頭から離れなくなったらしいです。
それから2年間トラウマが続き、「また失敗する」という不安が続いてうちはダメだと感じ、イメージトレーニングを取り入れ始めました。
「大丈夫。上手にできる。私は上手、上手。」と思い込むを続けていくうちに、トラウマが徐々に消えていったんだそうです。
④孤独な時間を否定しない
IKKOさんは幼少期から19歳まで、殻に閉じこもっていた時期があるんだそうです。
今でも仕事以外では最低限の人にしか会わない生活で、孤独な時間は沢山ありますが、不思議と「孤独で寂しい」という気持ちにはならないんだとか。
孤独には悪いイメージが浮かぶかもしれませんが、誰かと一緒にいて、無理に合わせないといけないなら、むしろ自分の好きなことをする時間を取れる方が心地よいと感じます。
今の時代、いろんなモノやコンテンツが溢れているので、孤独を感じたときには、自分の趣味に対してコミュニケーションを図っていけると前向きに考えればよいのです。
孤独は決して悪いものではなく、むしろ自分の「好き」と向き合えるチャンスの時間。
孤独な時間も愛しましょう。
あるタンゴ歌手が見せてくれたもの
⑤「変なプライド」は捨てる
IKKOさんは30代の経営者時代、教育することの難しさに随分悩まれたそうです。
ご自身のプライドが邪魔をして部下や弟子にしっかりを教えられなかったとのことで、経営者として向いていないのでは?と感じていた中で、人生を一変する出来事があったんだとか。
38歳、あるタンゴ歌手の方をメイクしていた時です。
その方はコンサート会場に車椅子で来られていて、脚を怪我して立ち上がることも辛いのに2時間半の公演をしなければならない状況でした。
そんな状況で、そのタンゴ歌手の方は車椅子から降りてステージに立ち、15センチものヒールを履いて何事もないかのようにタンゴを唄ったのです。
幕が下りた瞬間、膝から崩れ落ちて車椅子に乗り、会場を後にしました。
IKKOさんはその姿を見て、「本当のプロフェッショナル」とはこのことかと感じました。
その姿から、自身の悩みなんて大したものはない、格好つけずに部下や弟子に、恥ずかしいこともさらけ出してもいいではないか?踏み出す勇気を失っていたんじゃないか?と気づかれたとのことで、そこからは変なプライドを捨て、弟子たちに「口紅を1ミリでもきれいに引ければいい」という姿勢を見せることを意識した結果、仕事への情熱がもう一度芽生えたんだそうです。
いかがだったでしょうか?
普段メディアでは明るい姿を見ることが多いIKKOさん。
そんなIKKOさんも若いころに色んな経験をされ、悩み、苦しみながらも、その経験からいろんなこと学び、周りの色んな人に助けられてきました。
その結果、今のような素敵なIKKOの姿、考え方に繋がっているのではないでしょうか?
皆さんも悩まれたりすることもあると思いますが、IKKOさんのように焦らず、ゆっくり、ゆっくり考えてみてください。
今日はここまでです♬
《参考》
IKKOさんが「人生を明るく生きる」ためにやめた事 | 健康 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース (toyokeizai.net)
1ミリの優しさ - 株式会社 大和書房 生活実用書を中心に発行。新刊案内、書籍目録、連載エッセイ、読者の広場。 (daiwashobo.co.jp)
感謝を伝えるときは「前のめり」に。IKKOの考える「優しさ」とは? 『一ミリの優しさ IKKOの前を向いて生きる言葉』 | BOOKウォッチ (j-cast.com)
住谷知厚(すみたにともひろ)