ここのところ、ネット界隈では「食いつくし系」が話題なのだが、なんか言葉が乱用されている感じもあるし、「大食い」と「食いつくし」の違いがついていないような気もする。
と、あるブロガーさんのブログで、4個入りの市販のドーナツをダンナ、嫁、娘とひとつづつ食べて、残った一つをダンナが食べる、というのを何回か繰り返したら、最初は「この余ったドーナツ食べてもいい?」と断っていたダンナが、断りもせず当然のように食べるようになった、というのを食い尽くしの例として挙げていらっしゃったが、これは食い尽くしというわけではないような。
それより、食べる量とか必要なカロリーは個人によって違うわけだから、成人男性が一番多く食べるのは当然なんじゃなかろうか。
それより、友人ダンナが、頂き物の5つ入りのケーキを冷蔵庫に入れていたら、断りもせず3つ食べていて大げんか、というほうが食い尽くし系のような気がする。
当時の友人宅の家族構成は、夫婦+子供2人の4人家族。
3つ食べちゃったら残りのケーキは2つだ。1人分足りないわけだ。
そりゃ怒るよ。
子供の年齢とかにもよるけれど、一人一つずつ食べて残ったお菓子についてどうするかはご家庭によって対応が異なると思う。
父親が食べる家もあるだろうし、子供にあげる家もあるだろう。あるいは、その場では食べずに、翌日のママのおやつかもしれない。
友人宅の場合は、ダンナが人数分残さず食べちゃうことが何回か続くうちに、友人も子供たちも食べ物を隠すようになり、それがちょっと情けない、って話だ。
全員ひとつづつ食べた後、残ったお菓子を誰が食べるかというのは、会社とか友人間であれば、話し合い、家族とかメンバーが固定された閉じた集団であれば、前例に沿って分けるというのもありだと思う。
そうなると、何回かダンナさんが残った一つを食べていたのならそれが前例なので、別に食べつくしでもなんでもないな。
それを言うなら、我が家ではイチゴ大福のイチゴは私が食べることになっているので、最初のうちは遠慮して
「いいよ。自分の分だけで」
なんて言ってたのだが、ここ20年というもの当然のようにダンナの分のイチゴも食べている。
これは食べつくし系なんだろうか。
でもイチゴだけで大福はダンナも食べるわけだが。
女性の食べつくし系があまり指摘されないのは、家庭にある食べ物の多くはその家の主婦が買ってきたり管理しているものだからだと思う。
なので大食いのギャル曽根ちゃんがあんなに食べてても食べつくし系じゃないのは、自分で用意した食材だったり、調理した食材をほかの家族の食べる分は考慮したうえで大食いしているので他の家族の不満が出ないからだ(出ているかもしれないけど。)。
一般人の男性の場合、妻が余ったら子供のお弁当に使おうと思っていたり、買い置きで採っておいた食材を断りもなく食べちゃうので、予定が狂ったり、子供の分や自分の食べる分がなくなったりして、不満が募るわけだ。
さらにここ数年の食材の値上げで、後先考えずに大食いされると経済的にも打撃になってくる。
昔一緒に働いていたパートさんは、高校生の息子さんがいるのだが、この子を連れて回転ずしとかに行くときは、まず家でインスタントラーメンを一杯食べさせてからなのだという。
そうしないと、驚くほど食べるから、お金かかかって仕方ない。
お店に行ってからあまりけち臭いことも言いたくないから、まずはお腹に何か入れてから行くのだという。
でも義両親(父方祖父母)が焼き肉に誘ってくれた時は、ここぞとばかりに息子に食べさせる。
なぜかというと、孫が大量に食べれば食べるほど、ジジババ大喜びで、「おいしいか」「もっとお食べ」とバンバン注文するのだという。
なんかもなか(猫)にぽんちゅーる揚げるときの私みたいだな。
孫≒猫か。

そして、ジジババはそこそこお金もちだ。
一応息子さんも、親と外食するときはお支払いのことも考えて控え目に、ジジババの驕りの時は遠慮なく、と使い分けているわけで、もなかよりは大分賢い(人間だからあたりまえ)。