昨日の大雨から打って変わって朝は晴天。

梅雨の晴れ間だ、と慌てて洗濯をしたんだけれど、なんか曇ってきたな…

 

友人がコロナにかかったらしく、なんか怒っている。

 

何故かというと、パート先で一緒に働いている女性(60代)が、土曜日から「具合が悪い」と言いつつも、それから3日間仕事に出続けたのだ。

 

友人は日曜日にパートに行き、その女性と一緒に働いた。

 

で、月曜日にその60代女性が休みの連絡の時、「病院に行ったらコロナだった」と上司に報告。

友人は月曜の夜から高熱が出て、火曜日に医者に行ってコロナ陽性が確定。

 

なので、具合が悪いのに出勤した60代女性に怒っている。

 

まあ、ごもっともなのだが、その60代女性、しょっちゅう体調崩す人で、いつも具合は悪いらしい。

ただ、働かないと生活できない事情のある方なので、無理を押して仕事をしているのだ。

 

大体、友人のところは食品を扱う仕事なので、勤務中はマスクはもとより、帽子もかぶっていて目しか出ていない。もちろん私語厳禁である。この状況で感染するか?

 

と聞くと、

「昼休憩の時、一緒にご飯を食べて話がもりあがって大笑いした。」

という。

 

それだよ。

 

だったら、60代女性も悪いが、友人だって、コロナに関する警戒心のゲージが思いっきり低下している。

そういう私も結構低下しているので、外から帰った後の手洗いが適当になっている。

 

怒る友人には申し訳ないが、その60代女性にちょっと同情的なのは、私たちの世代って少々の熱でも学校とか会社休んだりはしなかったんだよね。

 

コロナ前、タレントの有吉さんが出ている風邪薬のCMがあったんだけれど、朝起きたらなんか熱っぽくて具合が悪いサラリーマン設定の有吉さんが

 

「困ったなあ。今日は重要な会議があるのに」

とつぶやき

「休めないあなたに、風邪の症状を素早く緩和する〇〇風邪薬」

とナレーションが入る。

 

次のシーンでは颯爽と働く有吉さんが、って内容なんだけれど、要は風邪くらいで仕事に穴はあけられない、ってのが昭和というかコロナ前の価値観。

 

コロナで極端に価値観は変わったけれど、やっぱり体や心に染みついた行動基準、ってのはそうそう変えられないんだなあ。

 

しかし、コロナって一体何だったんだろうか。

つい3年くらい前、友人息子がコロナ感染した時は、勤務先の会社は消毒処理され(複数人の感染者が出たため)、2週間くらい隔離状態。家族と言えども会うことは(感染が怖くて)できず、アパートの前に食料だけ届けていた。

 

で、「死んじゃうかも」と重篤化することにおびえていたのだが、今となっては、インフルくらいの扱い。

 

別に特効薬が発見されてわけでもなければ、ワクチンも打っている人ほとんどいないのにね。