昨日スーパーに買い物に行ったら、「おーいお茶」の新商品が出たということで、伊藤園の営業さんたちがプラスチックのカップをもって

「お試しで飲んでみませんか?」

「今なら4本買うと大谷翔平選手のクリアファイルがもらえます」

と声掛けをしていた。

 

昼下がりのスーパー。お年寄りや主婦の皆さまの反応はいまひとつ。


大谷君は好きだけれど、野球は別にそこまで好きじゃない、っていうか。


何せ激安スーパーなのでプライベートブランドのお茶なら一本58円だもんね。 


節約主婦はお茶くらい作るし。

 

本当のファンはアメリカまで観戦に行く、とか、日本に来て試合とかに出る場合は、プラチナチケットを会社休んでスマホ連打してるんだろうな。

 

夕方のニュースで、ネパール人の親子が詐欺で逮捕されていた。

 

何をやったのかというと、大谷選手に成りすまして80代の女性に

「ボクは有名になったから保険に入らなくてはいけない。お金がかかるので助けてもらいたい」

とラインのやり取りでだまして、100万円くらい出させた、という。

 

大谷選手ってすべてのプロスポーツマンの高年収の世界ランキング上位に入ってなかったっけ?

 

本業の野球だけじゃなくて、おーいお茶とかコーセー化粧品とか銀行とか、CМ契約も20社くらいあるのでは。

 

確かに有名になったし、奥様と赤ちゃんもいるから、保険だけじゃなくてセキュリティとにも莫大な金額がかかるんだろうけれど、それ以上に稼いでいる。

 

しかもアメリカにわたる前からスター選手なので、100万円くらいのお金に困るってのはちょっと想像がつかない。

 

以前、テレビのザ・ノンフィクションで50代の独身女性が、推しの韓流スター(を騙った詐欺師)から

「あなたに会いに日本に行きたいから費用を出してほしい」

と言われて数十万円振り込んじゃった、と聞いたときも、韓流スターが日本の一ファンと直接やり取りするのか?と、詐欺師よりもだまされた方の心境がわからなかったのだが、

「大谷選手がお金がないから助けてあげた」
よりはまだ現実味があったかもしれない。

 

思うに、80代の女性、大谷選手のファンでもなんでもないのでは。

 

ファンじゃない私だって、大谷選手が多額の年俸でメジャーリーグと契約したことは知っているし、テレビを付ければ大谷のCМが流れているし、銀行でもスーパーでもポスターが貼ってある。

 

どう考えたって大成功した大金持ち💛

 

しかも詐欺を働いたのはネパール人の親子である。どのくらい日本語ができるか不明だけれど、お金は受け取りに出向いたみたいだし、こんな荒唐無稽な詐欺に一体何人が引っかかったのかちょっと興味がある。

 

それよりも以前友人が引っかかったアメリカの○○銀行に口座を作ってお金を入れておくと、一年で△△円に増える、という話の方がいかにもいい話に聞こえる。

 

利率は確かにいいのだが、仲介しているのが、証券会社とか銀行等じゃなくて、代理店を名乗る個人。

一定期間が過ぎれば増えた分は下せるのだが、口座を閉めることはどうもできない。

しかもアメリカである。代理人を通さなければ全部英語でやり取りしなきゃならない。

 

英語、と聞いただけで拒否反応が起きるので、この手の話に私は引っかかりにくいのだが、引っかかる人結構いるらしい。

 

しかし、名前だけは知ってる大谷選手がアメリカで保険料が支払えず困っているから助けてあげたい、ってのも心が優しいおばあちゃんだなあ。

 

実母ならものすごくムカつくと思うけれど。