布小物を作るのが趣味なので、スマホケースを作って夫婦で首からぶら下げているのだが、カバンとかに入れると、見失いがちなので(私の場合)なかなか重宝している。

 

 
 
スマホケースに限らず、ポーチとか布小物は割と黒色とか紺色とかで作ることが多いのだが、まあ毎日洗って使用するものじゃないので、濃い色の方が汚れが目立たたないのでは、という目論見もあってのことだ。
 
4月に実家に帰った時も、夫婦で首からぶら下げていたので、母親が「私も欲しい」という。
 
布もたくさんあるし、別に構わないので、いちおう、色の希望だけきくと
 
「明るい色で作ってくれ」
という。
 
以前、義伯母に首から下げるポーチを作ってほしい、と言われたとき、緑を主体とした渋い色のものと、ピンク系の2つ送ったのだが、やはり緑だけを義伯母に送り、ピンク系は母親が自分で使用していた。
 
さてはファンシー婆だな。
 
私が子供の頃、
「お前には明るい色は似あわない」
と暗い色の服や持ち物ばかり買い与えていたのに、自分は明るい色が好きだ、と。
 
いかん。50年も昔のことをしつこく根に持っている。
嫁姑もめんどくさそうだが、母親と娘も付き合いが長いだけ、こじれると恨みも深堀りである。
 
母親(の監視)から逃れてからは、いろんな色の服やらバッグやらを持つようになったが、誰れにも何にも言われなくなると、自然と落ちついた色を選ぶようになってきた。
 
なので明るい色の布の手持ちなんてないので、ピンクと黄色の布を買ってきて作ってみた。
 
 

 

ファンシーである。なんか汚れが目立ちそうだな。

ただ、カバンの中に入れると目立つので、これはこれでいいかもしれない。

 

友人が「義母さんにも贈ったら?」

というのだが、私の義母さん、長年縫製工場でスーツ作っていた人なので、ミシンはプロである。

うっかりハンドメイドは送れないわ。