入院で抗がん剤治療中のブロガーさんが、外出許可を取って娘さんの学校を訪問したそうだ。
私がお世話になっている病院だと、少なくとも昨年の12月時点では入院中の外出許可は下りなかったと思う。
そう。
まだ感染症対策で入院患者は病院から外に出ちゃいけないのだ。
とはいえ、院内のコンビニとかは行ってもいいし、検査とか診察で外来棟に行くのは自由である。
お見舞いの人と会うのも自由になったので、ザルっちゃザルなのだが、いちおうまだ外出、外泊ともに禁止である。
病院によって違うのね。
私の通っている大学病院はコロナ禍の初期に院内感染、っていうかクラスターを起こしてしまい、最初の頃は「クラスター」とい
うとネットもワイドショーも新聞も大騒ぎなので、いまだにコロナに関してはかなり慎重なんじゃないかと思われる。
子宮体癌で入院中も、ちょっと熱が出ると、防護服の医師が長い綿棒持ってPCR検査にやってきたけれど、手術の後は発熱するもんだよねー、と看護師も言っていた。
今となっては、コロナにかかっても、「お大事にー」くらいのものなんだけれど、あれは何だったんだろうか。
病院によって違う、と言えば、ダンナの職場の女性社員のお母さまが腰の手術で入院したのだが、女性社員自身が50代なので、お母さまは80代である。
腰の手術と言えば、私も12月にやったのだが、私の場合は、内視鏡での姑息的手術(主治医がそう言ってる)だったので、術後もすぐ立ち上がれたし、ご飯も美味しく頂けたのだが、ダンナ同僚のお母さまは腰椎にいくつかボルトというか針金みたいなものを入れる手術らしい。
もしや、私も検討した末、術後が大変だからやめとこう、となった手術なのでは。
それは大変だから手術当日は付き添うの?休むなら代わりに仕事するから、みたいなことをダンナが言うと、
「いや、それが、立ち合いは一切不要、というか禁止なんだわ。」
立ち合い、と言っても、出産の立ち合いみたいに手術室の中にいるわけでもないのだが、私の手術の時は、術前に家族と顔を合わせて、「今から行ってくる」「頑張って」なんて言葉を交わし、家族は控室で待っていて、手術が終われば、執刀医から手術の説明を受けて大丈夫そうなら帰る、と言った流れなのだが、家族の都合で当日病院に来れない場合は、電話で説明してくれるというのだが、家族は行きたいって言ってるのに、来なくていい、とはこれ如何に。
一応何かあったら電話で連絡が来る、ということで、じゃあ自宅待機で電話待ちすれば、となったらしいのだが、お母さまの手術は7時間かかり、輸血もしたそうで、術後なかなか意識が戻らなかった。
術後二日経っても歩けないらしいのだが、退院するという。
高齢者になかなかハードな病院である。