私の目に関しての話なのだけれど、昨年の5月頃、右目視界に毛糸の束かと思うほどの異物が見えだして、左目にも異物が見えてきたので、ちょうど内科で大学病院にいたのを幸いに、大学病院の眼科を予約なしで受診した。

 

大学病院で白内障の手術もしているので、その時の主治医に少々飛蚊症がある、と言うのはある程度は仕方ないこと、と説明は受けていたのだが、5月の時は「蚊」どころの騒ぎじゃないくらい太い毛糸だったので、そりゃあ何かあると思うのは仕方ない。

 

ただ、昨年の5月の段階では「特に異常なし」であった。

その後、地元の老医師にも診てもらったが、そこでも異常なし。

 

そのあたりから視力が下がりだしたので、自分としては後発白内障も疑ったのだが、それも異常なし。

 

じゃあ、この見えにくいのは何なのよ、と思ってはいたのだが、別に見えないわけでもないし、車の運転に必要な両眼で0.7の視力はクリアできている。

 

医師としては別に何か治療をするという段階ではないんだろう、ともやもやしていた。

 

梅宮アンナさんも秋野煬子さんも最初の病院では異常なし、と言われていたのに、自分で何か疑わしいものを感じて、病院や医者を変えてガンの発見にたどりついているわけだが、目の場合はどうなんだろう。

 

裸眼でも日常生活に支障がない程度には見ることができて、眼鏡をかければ車の運転も出来、別に痛いわけでもない、と言うのはこのあたりで満足しておけ、ということなんだろうか。

 

ただ、白内障の手術をした後、きれいに見えていたのに、そこまでの視力が出なくなっているのはなんか納得がいかなかったのである。

 

さて、どうしようか、と考えているうちに座骨神経痛になってしまい、これは寝ていてもズンズンと痛く、結局腰椎の手術に至ったので、この半年は眼医者は後回しになっていた。

 

で、先週の木曜日に大学病院を受診したのだが、ここで担当のRESIDENT先生から網膜裂孔と後発白内障がある、と指摘されたのである。

 

網膜裂孔はちょっと想定外でショックだったのだが、後発白内障については「そうでしょ、そうだよね」と言いたい気持ちでいっぱいだった。

 

網膜裂孔については

「これ、いつからできたのかなあ。飛蚊症とか何か症状はなかった?」

 

と言われたので、昨年の5月に視界に毛糸くらいの異物が見える、と受診している、と伝えてみたのだが、今となってはその時から網膜裂孔があって医師が見落としたのか、それともそれ以降に出来たものなのかは定かではない。

 

どちらにしても今の先生が見つけてくれたのは本当にありがたく思っている。

 

なので、この若い女医先生の実力は全く疑ってないのだけれど、なんていうのか、施術中とかも「心の声」がタダ漏れなんだよね。

 

どういうことか、と言えば

レーザー手術中に「あれぇ?」とか「(レーザーポイントが)見つからなくなりました」とか正直に申告するので、やられている側としては心穏やかじゃないのだ。

 

まあ、できもしないのに見栄を張って一か八かで間違われるよりは、正直に指導医に助けを求めるのはいい心がけなんだけれど。

 

腰椎の手術の時は、主治医の先生から、

「koroさんの手術には何人か若い先生にも参加してもらいたいんだけれど、いいかなあ」と打診され、もちろん、執刀は主治医だし、責任も主治医がもつけれど、若い先生にも実績を積ませてあげないとね、みたいなことだった。

 

大学病院なので当然のことだけれど、今回は主治医がRESIDENTという初めてのケース。

指導医先生が二人羽織でついていてくれてるので、普通よりは安心なんだろうけれど。