我が家の飼い猫もなかは保護猫団体から譲ってもらった猫で、とてもハンサムな良い猫だと思っているのだが、冷静に考えたら、雑種猫にはよくある柄なので、そっくりさんとか親族じゃないのって猫はブログやインスタでよく見かける。

 

キジ白のハチ割れ猫なんて割とありふれた柄なのだ。

 

猫好き芸人のサンシャイン池崎さんが、保護猫の預かりボランティアをしていて、それをテレビの企画として放送しているのだが、預かっている「佐吉」という猫の柄が何だかとっても家のもなかに似ている。

 

オス猫で推定年齢5歳から6歳というのも同じだ。

 

違うのは、保護されたのが最近で、それまでは野良猫生活だったため、人間に慣れていないことくらいか。


うちのもなかは生まれるやいなや、ほかの兄弟ごと保護猫団体に保護(捕獲)されたので、多分野良の記憶も全くないだろう。

 

性格は穏やかで怒ったところは見たことがない。シャーとかフーッという猫の威嚇も一度も聞いたことが無いのだ。


もしかして喧嘩とか弱いんだろうか。

 

話は戻して、池崎さんのお世話する佐吉も9か月の預かりで、室内での生活も池崎さんにも慣れたため、永住の飼い主さんを求めて譲渡会に参加することになった。

 

佐吉は最初から「人慣れしたら譲渡会で飼い主を探す」と決まっていた猫で、テレビのゴールデン枠でたびたび放映されていたわけなので、「テレビを見て買いたいと思った」っていう申し込みが8組もあった。

 

8組とも猫を迎えたいという気持ちの強い方たちで、誰が引き取っても良さそうなのだが、保護猫の会の人がいろいろ質問していく。

 

・今まで猫を飼ったことはありますか

・猫を飼える環境ですか

 

あたりは当然としても、佐吉の場合は人より、猫仲間との付き合いがあった方がいい、ということで、

 

・先住猫はいますか

なんて質問も追加される。

 

先住猫がいても、ペットショップで買った猫だったりすると、「人間が育てた猫と外で暮らしていた猫は違うんです」って言われてしまうし。

 

8組も応募があったのでふるい落とすために質問が多かったのか、とも思ったが、多分だけれど実際はもっと応募があって、ふるい落とした結果の選ばれた8組だったんじゃなかろうか、と思うくらい、猫を飼う条件が整った人たちだった。

 

こういう言い方は良くないけれど、雑種の5歳になった猫で、愛想もない猫である。

 

テレビにでも出てなかったら、通常はこんなに希望者は来ないんだろうなあ。

 

保護猫団体については、希望者の審査がとても厳しくて、まあ持ち家じゃなかったら猫が飼えるマンションとかアパートであることは当然として、一人暮らしダメ、同棲カップルダメ、高齢者ダメ、と結構ダメだしが多いらしい。

 

結局犬を飼った友人だが、最初は猫を希望して、保護猫カフェにもいってみたが、

 

「お留守番の時間はどのくらいですか」と言われ、夫婦そろって仕事で家を空ける時間が多いことに難色を示されて断念。

 

家を空けると言ったって友人はパートだし、友人夫は定年後の再就職なので、週に4日間程度。

どちらも残業とかはない。

 

今時専業主婦なんてほとんどいないのだから、猫にお留守番をさせない、なんて無理なのでは。

 

もなかさんを譲渡してくれた保護猫団体は、そのあたりがざっくりしていて、確認されたのは猫を飼える環境かどうか、家族全員猫を飼うことに賛成しているかくらいで、我が家はどちらも満たしていたため、あっさりその場で譲渡が決まった。

 

引き渡しは、団体の人が猫を自宅まで連れてくるのだという。


そこで猫を飼える環境かどうかを最終確認するわけだね。

 

我が家はマンションだけれど、ペットOKだし、前に飼っていた猫の為にすべてのドアには猫用の入り口がついている。


猫タワーは新しく購入したし、ケージも買った。

 

猫を飼う記念に譲渡会の人に手渡す大福と飲み物も買った。

(この時点では名前の候補に大福が入っていた。結局もなかになったけど)

 

割とすんなり譲ってもらえたので、テレビの保護猫団体のチェックが厳しいことにちょっと驚いている。

 

猫は大事に飼えば、20歳をこえるまで寿命があるので、飼い続けられる責任は考えなきゃいけないが、人生「予定外」ということは往々にしてあるので、あまり厳しく審査すると貰い手がいなくなってしまうんじゃないかと思ったり。

 

もなかさんを預かってくれてたボランティアのおば(あ)さんは猫20匹、犬5匹を飼っている(預かっている)そうなので、秋になったら猫の餌でも手土産に譲渡会に会いに行ってこようかな。