みちのくの消防士さんのとこで、「皆さんはどうされましたか?」と問いかけがあったのでコメを付けてきた。

 

なんでも先輩のいとこさんが東京の病院で手術をすることになり、先輩の母上が「先生にお礼を包まなければ」と言い出したので、東京の病院で手術した経験者であるブログ主様に聞いてきたらしい。

 

その先輩もわざわざ聞いてくるあたり、「今時、現金で医者にお礼なんてしなくてもいいのでは」って思ってたんだろうなあ。

 

結論から言うと、医師への現金でのお礼は必要ないし、むしろしない方がいい。

 

ただ、昭和の時代は執刀医にお礼を包むことはあったみたいである。

 

今は現金を貰っても会計処理に困るし、SNSの時代なので、「あの病院は数万握らすと便宜を図ってくれる」なんて書かれないとも限らない。

 

まあ、田舎の年寄あるあるなんだが(私の母親もそんな感じだ)、少なくとも東京、および大都市に関する限り、「付け届け」の習慣は廃れて久しい。

 

何か特別の便宜を図ってもらおうとするなら、付け届けが効果がある場合もあるかもしれないが、その場合は、数万円じゃ足りないだろう。

一般庶民には縁のない話だ。

 

それでもどうしても何かを渡さずには気が済まない、という方は、「個人→個人」でなければ、ルートがないわけじゃない。

いわゆる「法人への寄付」という形だったら受け付けているところもあるだろう。

 

病院内で個人的にお金を包むとなると、大抵の医者は取扱いに困って却って迷惑だろう。

 

では、お金じゃなくて「物」ならどうだろうか。

「物」は結構受け取ってもらえる可能性が高い。

ただ、個人に差し上げるのであれば、(食べ物以外の)手作りの品、とか、換金価値が低い品が受け取りやすいだろう。

 

例えば、内科に入院していた時、同病の患者さんで、「和菓子屋の主」がいたが、彼は、自分の店のお菓子を差し上げたそうである。糖尿病内科なんだけどさ。

 

退院時に菓子折りをナースステーションに差し入れする、というのは入院しているとよく見かける光景だ。

別に強制ではないので、菓子折りを渡さなくても退院はできる。と、言うか、何も渡さない人の方が多いだろう。

かくいう私も退院時には何もしていない。

 

ご家庭にもよるけれど、我が家の場合、差し入れのお菓子を手配するのは私の役目なので、本人が入院していたら手配が難しい。

ただでさえいろいろ頼んでいるダンナにデパートで買ってきてもらうのも申し訳ないし、ネットで注文したところで自分で受け取れないし。

 

父親が施設に入所していた時は、面会に行くたびに、菓子折りを持って行った。

遠方なのでそれほど行けるわけでもない。個数の多いお菓子を2箱買って、1つは一階の事務長さんに渡し、もう一つは、父親に持たせて父親がお世話になっているフロアの担当者に渡してもらう。

 

お菓子は喜ばれこそすれ、断られたことはない。

 

私は、施設で現場実習をさせていただいたことがあるのだが、頂きもののお菓子があると皆さん手が伸びる。

カラダを動かす仕事、ということもあるんだが、サービス業なので食事時間がずれることは結構あるので、小腹が空いたときにつまむのにもいい。

 

私がいつも入院するのは大学病院なのでナースステーションにも人が多いのだが、もっと小さな病院とか施設だったら、飲み物もいいかもしれない。

 

どうしても何か差し上げたいなら、みんなで食べられるお菓子をお勧めする。

 

あ、あと、インシュランに主治医の名前があったので、「とってもいい先生で信頼しています♡」って書き込んでおいた。

 

匿名でもできるので、主治医の名前を見つけたら褒めておくと喜ばれるかもしれない。