フリーアナウンサーの丸岡いずみさんがご自分のお子さんと温泉に入ろうとしたところ、6歳からは女湯に入れない、との貼り紙紙を見て「基準は何なんでしょうか」「うちの子早生まれで小さいのに」とつぶやかれたことが論議になっている。

 

いや、基準は「年齢」だって。

学齢で決めてないから早生まれとか関係ないし。

 

丸岡さんって、アナウンサーというかかつては取材もなさっていたからジャーナリスト経験もある方なのに、なんでこんなふわっとしたつぶやきをアップしたんだろうか。

 

基準を体格とか学齢に変えたい、って話なのか、基準は年齢でいいから、身長とか見た目で判断してほしい、とかいうことなのか。

 

基準については、12歳→10歳→7歳→6歳とだんだん低くなっている。

確か都道府県の条例なので、県によって年齢が違うが、全国的に6歳に合わせよう、という流れだ。

 

主に問題になっているのは女湯に入る男児問題である。

男湯に入る女児については、年齢制限関係なく、4歳だって親は混浴させたくないので問題にはならない。

 

私も男児が女湯に入っていたら嫌だが、女湯には女児だって入っている。

保育園とかで顔見知りの男児が脱衣所や浴室にいたら嫌だろう。

 

結局、どこかで線引きはしなければならない。

 

その基準を「年齢」にしたのは、運用が楽で公平だからだ。

身長とか精神年齢にすると、大柄な5歳児とか小柄な7歳児とかの運用に温泉施設の人が苦慮することになる。

 

電車やバスの料金、劇場や遊園地の子供料金も年齢、もしくは学齢になっているのはのそのあたりだ。

 

じゃあシングルマザーが困るじゃないか、って話になると、レジャーとしての温泉と日常としての銭湯によっては考え方が違ってくるかもしれない。

銭湯であれば、5歳までに自分で体を洗うことを教え込んで店の人にもお願いして6歳からは男湯デビューできるのでは。

それ以前に、風呂付の部屋に安価で入居できるはずだと思う。

シングルファザーで娘さんを育てている方は、6歳の娘を一緒に男湯に連れて行こうとは思わないと思う。

 

大体、丸岡さん、元夫との離婚時に「子供は夫側で育てる」って取り決めだったのでは。

もちろん母親として面会権はあるが、息子さんにしてみれば、温泉で大きなお風呂に入りたかったらお父さんかおじいちゃんにお願いすればいいだけだ。 

 

久しぶりのお母さんとのデートだったらテーマパークとかゲームセンターとかに連れて行った方が大喜びでは。

 

一緒に温泉に入りたい、母親側の希望だと思う。

 

そういえば、今は30才に育っている友人息子だが、小学生3年生の時、夏休みに母親とスーパー銭湯に行き、一緒に女湯に入浴した。それまでも息子と一緒に入っていたので、なんの疑問も持たず女湯に入った。

 

で、息子さんが夏休みの宿題の絵日記に「お母さんと温泉に行きました。」とお風呂の絵と一緒に書いたため、先生から呼び出された。

 

「〇〇君は体も大きいし、しっかりした子なので、もう女湯に入れちゃダメです。」

と怒られたそうだ。

 

と、言うことはその当時、10歳まで混浴可能だったのね。

 

いつまでたっても息子は息子、なんだが、第三者から見たら、もう「男」なのだ。

 

その線引きが現時点では「6歳」なんである。