左側は父が亡くなってすぐに購入したお花(造花)

実はダンナ父に送ったものと全く同じ。

 

私の父親とダンナの父親は3か月違いで亡くなったので、同じお店で同じお花を買ったのだが、確か一つ8000円くらいだった。

もう3年経ったので、そろそろ新しいお花を持っていくか、と思ったのだが、3年前に購入した店はすでに撤退していてない。

別の仏具屋に探しに行ったのだが、ものすごく小さくて8400円。

 

なんか高い(笑)

 

普通の誕生日とかお祝い事に送るお花は生花も造花もそれなりのお値段なんだが、仏事用はやっぱり割高。

なので、ネットで探して購入した。

右側の造花は5400円。

 

ダンナ実家にも贈ろうかな。でも義母さんは生花を飾っているかしら。

 

さて、ネットニュースで上原さくらさんが、子宮摘出を決意した、とあって、ちょっと「よしっ!」と思ってしまった。

 

上原さくらさんは過多月経や月経時の頭痛に悩まされていたわけだが、少し前の記事では、

「手術はしたくない」とおっしゃっていて、気持ちはわからんでもないが、大変だったら取っちゃった方が楽だよー、と思っていた。

 

このブログの最初の頃に書いたのだが、私も40代半ばくらいから過多月経に苦しめられてきた。

 

私の場合、お腹が痛いとか、頭が痛い、という症状は無いのだが、とにかく血の量が半端ない。

そして期間が長い。

 

どのくらいの血が出るのかというと、洗面器に半分くらいの量が一回でどんっと出る。


一回、である。1日でも期間内でもない。

なので10分くらいしたらまた出るこもあるため、夜とかも寝られない。

うっかり寝ると翌朝ベッドが血の海である。


細切れに睡眠をとってトイレに通う。


なんで洗面器か、というと、出ないであろう頃を見計らってお風呂に入るわけだが、それでも入浴時も出てしまうので、とっさに洗面器で受けたのだ。

 

レバー状と表現なさる方も多いのだが、さらさらとした血じゃなくて結構「塊」って感じの血塊がごふっと出てくる。

 

一回がこの量なので、生理用ナプキンなんて風前の灯、蟷螂の斧(あまり役に立たない)である。

 

どうしても買い物に出かけなきゃならず、タンポンとナプキンで武装して出かけても、歩いているときに大量出血してしまい、マンションの廊下に血痕が落ちてしまい、モップで掃除したこともある。

 

それだけ大量出血すると、当然血が足りなくなる。

私のカラダも一生懸命血をつくっているのだが、消費が多いので追いつかないのだ。

 

結果、極度の貧血。

自分の体勢を変えるときはゆっくり変えないと目が回って倒れることになる。

寝ていて座るときとか、座った状態から立ち上がる時とか、時間をかけてゆっくり移動する。

 

こんな体調が月に半月以上である。

 

そりゃ不自由、というか生活レベルがダダ落ちであるが、

 

「手術して子宮をとる」

 

なんてかけらも思いつかなかった。

 

何故かと言えば、やっぱり手術は怖いし、避けたいのだ。

薬を飲むとか注射をするとかだったら、ハードルが低いのに、「手術で臓器をとる」となると、やっぱり嫌なのだ。

 

これは取る臓器が「子宮」だからじゃなくて、胃だって肝臓だってなんだっていやである。

 

なので上原さくらさんが、子宮は取りたくない、って気持ちになっていたのもとってもわかる。

 

とってもわかるのだが、その後、子宮体癌になって結果として子宮、卵巣全摘になった今の私からすると、

 

子宮取ったらとっても快適

 

なので、ウダウダ言わずに取ればいいのに。

 

と言いたくて仕方なかった。

 

もちろん、上原さんは美人タレントさんだから、今は年齢も重ねて水着でグラビアなんて仕事はしていないけれど、美しい顔や体も商売道具の一つだ。体に傷を作りたくない、というのも私なんかより切実だろう。

 

でも、大量出血から解放されるのがどれだけ快適か。

 

上原さんは遅くなってからお子さんを産まれたので、お子さんはまだ小さい。子育ても大変な時期に大量出血と貧血で半病人の生活はつらかろう。

 

子宮をとれば、そんな生活からも卒業。はつらつとした人生が待っている。

 

それに、今にして思えば、私も過多月経の時点で、婦人科に相談して今の主治医に出会って子宮摘出してもらっていたら、後年、子宮体癌にはならなかったんじゃないだろうか?

 

そうなのだ。その時に子宮を取っていれば、子宮だけで済んだのだ。

ガンになってしまってからの手術だったので、子宮だけじゃなく、卵巣とか卵管とかリンパ節郭清とか、取らなくてもよかったものもごっそり取る羽目になり、リンパ浮腫なんてのも抱えてしまっているのだ(そこまでひどくはないが)。

 

ただ、やっぱりガン、ともなると、手術すること自体は医者も患者である私も微塵も迷いはなかった。

 

手術するかしないかの決断とか話し合いは全くなくて、「いつする?」と時期の話し合いにすぐに入った。

 

そう思うと、ガンじゃなかったら、手術するかしないかでウダウダ悩んだり、ドクターショッピングしてたかもしれない。

決断ができただけガンでよかったのか(そんなわけはない)。

 

ガンでもないのに、子宮摘出の決断をした上原さんは偉い。

早く手術して楽になることをお祈りします。