友人娘が2月に入籍したのだが、なんか父方親族からお祝いが来ない、と気を揉んでいる。

 

一応、父方親族には入籍の報告は友人ダンナがしたのだが、友人ダンナ母親と妹さんからお祝いがなく、なぜか母親の弟さんからお祝金と丁寧なお手紙を戴いた。

 

謎が深まるが、これは入籍だけなのか、結婚式を後でやるのか、結婚式はやらないにしても内輪だけでお祝いの場を設けるのかがわからないため、直系親族は情報待ちなのでは。

 

私はちらっと見ただけなのだが、ザ・ノンフィクション、という番組で「婚活」を取り上げていて、真面目な会社員男性が婚活アドバイザーや女性たちからぼろくそに言われながら、婚活をする、という内容で、独身アラサーの息子を持つ友人はひどく怒っていた。

 

「そんなにまでして結婚しなくてもいい。」という。

 

友人息子は理系男子で、男ばかりの学生生活を送り、勤めている職場も9割が男性(部署にもよる)。

友人や同僚は全員男で、彼の趣味は単独ドライブとアニメの声優の追っかけなので、ここも基本的に男だらけだ。

 

職場はユニフォーム着用で、通勤は車なので服装は自由、というか一年中Tシャツ、セーター、チノパンで、スーツは成人式以来作っていない(着ないので)。

 

真面目に働いて正社員だし、親元からは独立して一人暮らししているし、経済的には結婚できる条件は整っているのだが、いかんせん、行動圏内に適齢期の女性はいないし、男友達もみんな独身である。

 

と、なると、結婚するなら婚活するかマッチングアプリで探すしかないのだが、本人、どちらも興味はない。

 

友人が見たテレビ番組によると、婚活する女性側が「男性に何かをしてもらう」ことばかり考えているのが嫌だった、そうである。

で、婚活アドバイザーは女性に気に入ってもらうことばかりをダメだししているので、母親目線で気の毒になってしまい、「そうまでして結婚しなくてもいいわっ」っていう感想になった、と。

 

まあ、お互いに条件を出して相手を探す婚活の場合、学歴と収入は重要なファクターではあるが、特に「収入」は男性側に強く求められがちである。

 

昨今も、ネット記事で、「婚活相手が公務員で年収460万でした。思ったより少ないのですがやっていけますか?」

という女性の相談記事を見かけたのだが、そういうおまえの 年収はどうなんだ、ってことは書いてない。

 

男性が460万、女性も400万稼いでいれば、世帯年収は800万こえるわけで、十分やっていける。

公務員と言っても転勤ありだとか、激務で家庭のことは奥さんに全部任せたい、というのであれば、460万の年収で家族でどうやってやっていくビジョンがあるのか、を男性側に聞いてみるのもいいいかもしれない。

 

それに、年収なんてあてにならないからねー、と年を取ったので言ってみる。

 

うちのダンナは出会った頃は、薄給で私の方が収入は多かったが、30代で逆転されて驚くくらいの高収入になり、その後会社が吸収合併されて数年後にリストラ。幸いすぐに再就職はできたが、給料はガタンと下がった。

 

アップダウンの激しさは富士急ハイランド並みだが、常に定職には就いてくれているので、そこはありがたい。

私は結構医療費がかかる女なのであるが、医療費負担について、高いだのの安いだのは言われたことはない。

 

それに収入が多くても、お金のかかる趣味を持っていたり、見栄っ張りだったり、またはケチだったりすると、家族が年収相当の生活を送れるとも限らない。

 

そうなると結局、年齢とか収入とかはざっくり希望を決めるのは良いけれど、一緒にいて不快じゃないか、とか、金銭的価値観が同じだとか、顔が好みだとか、なんていうフワッとした理由で結婚なんて決めるものなのかもしれない。

 

条件ガチガチに絞り込まれたら、そりゃ結婚なんてしなくてもいい、ってなっちゃうよね。