フォローしているmegrinさんのブログで、「松茸三昧」の夕ご飯がアップされていた。
少々お値段は張るのだが、とても美味しそうである。
我が家にはキノコがダメな偏食ダンナがいるので、松茸に限らず、シイタケもマイタケもダメである。
以前のブログでスーパーのお弁当のハンバーグにマッシュルーム入りのソースが掛かっていたので、ダンナが気づく前にこっそり抜いて出した、という話を書いたが、トッピングのマッシュルームくらいならごまかせる(みたい)なのだが、炊き込みご飯とかめんつゆになってくると「出汁」がバッチリ利いているのでさすがにダメである。
炊き込みご飯系統は市販の「鶏ご飯」「タケノコご飯」等々全部ダメである。
かろうじて栗ご飯とトウモロコシご飯は何とかなるものの、まあ大体炊き込み系、煮物系はダメだと考えておいた方がいい。
まあ、ものは考えようで、私がキノコを食べることを妨げるわけではないので、お刺身とかお肉も含めて美味しいものは自分の分だけ買ってくればいいので、節約と言えば節約だ。土曜の丑の日だって私がお高いうな重を食べて、ダンナには蕎麦とおにぎりでも特に文句はないわけである。
で。ガンに効くというお高いアガリクス製品には否定的な私であるが、エノキとかシイタケ、エリンギ、なめこ等はむしろ積極的に食べたいわけだ。
ガンにもいいし、ダイエットにも効果的なわけでいいことしかない。
なので、ダンナがいない昼食にキノコ尽くしを食べたりしているのだが、やはり煮炊きすると家に匂いが残るらしく、ダンナが帰宅するや否や
「え、これ、なんの匂い?」と言い出すのだ。
なんの匂いも何も、キノコを焼いたり炒めたり煮たりした残り香であるのだが、だったら何なんだ。
別にご禁制の麻薬とか吸ったわけじゃないぞ。
一株120円程度のキノコを食べただけだ。
「昼ご飯にキノコを食べた」
と言うと、
「あー、キノコの匂いか。嫌なにおいがすると思った」
と言うので若干カチンとくる。
童話のジャックと豆の木で鬼が自宅に帰って来た時に「くんくんくん。人間の匂いがする」とジャックが隠れているのに気付くくだりだ。
「あなたはキノコが嫌いかもしれないけれど、世の中のほとんどの人はキノコは大丈夫だし、なんだったら味も香りも好きなわけ。私もキノコは大好きだ。好きなものを嫌なにおいと言われるのは不愉快だし、嫌いなあなたの方が少数派。」
と不機嫌満開で言い放つ。
「ごめんなさい」とは謝るものの、一年くらいたつと忘れるらしく、これを繰り返している。
義母からの荷物にご当地の「めんつゆ」が入っていた時も、
「このめんつゆはシイタケ出汁だから食べられない。なんてこんなものを送ってくるんだ」とご立腹だったが、テレビのケンミンショーか何かで、義実家のある県ではこの麺つゆがソウルフードと化していて、一家に一本必ずあるらしい。
美味しいから送ってくれたのにこの言い草。
まあ、義母さんは自分の息子の偏食には一切妥協せず、「食えないなら食うな」という方針だったらしい。
そのやり方嫌いじゃないが、それでも偏食は矯正されなかったので、意味はなかったかもしれない。
シイタケに関しては義実家は「干しシイタケ」を法事とかのお返しとか、お中元、お歳暮とかで配りまくる地域らしく、どこの家にも頂きものの干しシイタケがあるので仮想コインのごとく親戚、知り合いの間をグルグルまわっているようだ。
家にも最初の頃は干しシイタケが送られてきたが、ダンナが断ったためもう来ない。
麺つゆは1リットルだし、干しシイタケは煮物以外の調理方法が思いつかないので、我が家では無理だ。
まあ、夫婦2人暮らしなので、ダンナの偏食も受け入れられてはいるのだが、大鍋で煮物とか炊き込みご飯とか作る大家族だったら無理だな。
あ、なんかダンナの悪口になってしまった。いいところもたくさんあるので、長年一緒に住んでいるわけだが、どうも配偶者のいいところってブログに書きにくい感じはある。(飼い猫のいいところもあまり書かない。)
今度、ダンナともなかさんのいいところを書きまくろうかと思う(予告)