今回帰省したのは1年半も開いてしまったから、というのもあるのだが、大きな目的が一つあって、蒲郡にある「ガン封じ寺」に行きたかったからだ(主にダンナが)。

 

 

全国にガン封じ寺はいくつもあると思うが、関東のガン封じ寺にはたいがい行ったような気がする。

 

ただ、どこも「結果としてガンも封じます」と言った感じ(唐泉寺を除く)。そもそも薬師本尊だったり、厄除けとか方位除け、虫封じなどで古くからある神社とかお寺がガン患者や家族から信仰されていると言った感じなのだ。

 

つまり、ガン封じに特化しているわけじゃないのだ。

 

しかし、この無量寺はちょっと違う。

「ガン封じ」と言うことでいろんなところに看板を掲示しているのだ。実家からは少し距離はあるのだが、一泊すればいけない場所ではない。今回は無量寺に詣でるのがミッションだった。

 

蒲郡市内に入ると、街道沿いに「ガン封じ寺」と看板がちらほらみられるようになる。

大きな看板ではないが、電柱とか街灯にさりげなく掲示してある。

 

既に寺の名前は一切宣伝せず、「ガン封じ寺5キロ」「ガン封じ寺 信号右折」「ガン封じ寺 P」とある意味いさぎがいい。

 

 

 

猛暑の中 ガン封じ寺、もとい、無量寺に到着。

ここのお寺は住職の「ガン説法」も名物らしいので、観光バスの団体客に紛れて一緒に聞くことに。

 

要するに、食い合わせとか食べちゃいけないモノの話だったが、ガンは消化器系のガンだけじゃないからねぇ。

肉と熱い食べ物には要注意で、酸っぱいモノを組み合わせるとガンにならないそうだ。

 

この「肉」を食べるな、という話、たびたび聞くんだが、なんか信じがたい、と言うか、そもそも日本人は肉の消費量は諸外国に比べて少ないので、あえて減らす必要あるんだろうか?

 

確かに若年で大腸がんに罹患する人が増えてる実情はあるものの、それって食べ物のせいだけ?

 

大抵のがん検診は35才からだし、健康に不安を感じるのは50才を過ぎてからの人が多いだろうから、若者は病院にかかるのが遅れて発見が遅れるというのもあるのでは。

 

90才を超えてなお現役ピアニストの高齢女性がテレビに出ていたけれど、彼女はデパートでステーキ肉を200グラム購入して、フライパンで焼いて食べていた。

元気で長生きの秘訣らしい。

 

私はお肉も体には必要だと思う。

肉食を(さらに)控えて消化器系のガンになりにくくなったとしても、栄養が偏ると別の病気になるよ。

病気はガンだけじゃないんだから。

 

と、せっかくの講話に(脳内で)ケチつけながらも、ガン封じセット(お守り、お札、箸、小さな布切れ)は購入した。

絵馬も購入した。

 

信じる人が多い場所は沢山の人のエネルギーが集まっているとは思う。

ガンが再発せずに、このまま健やかに過ごせればと願う。

 

私もほかのガンの方たちも。