川柳 番傘 8月号
社告
第3回 礒野いさむ賞 作品大募集
平成28年10月11日 締切
自薦他薦問わず A4横書きとする。
平成29年新年おめでとうの会で表彰
第1回は大木俊秀さん
第2回は森中惠美子さん
同人近詠 ・・・ 田中 新一 選
こめかみで男の詩を組み立てる (田中豊泉)
悶々と山崎豊子読んでいる (平井義雄)
復興へ取りも直さず肥後スイカ (菱木 誠)
猫駅長の訓辞脱線戒める (堤 日出緒)
耐えがたい日だからラッパ飲みをする (中武 弓)
極太の針でその口縫ってやる (真島久美子)
引退の花道で待つ自動ドア (主税みずほ)
ノーネクタイ知らぬふりしてすれ違う (間瀬田紋章)
向日葵の土に悲劇の過去がある (冨永紗智子)
誌友近詠 ・・・ 森中惠美子 選
潮騒はやさしく母の詩になる (佐藤辰雄)
鳥になるための助走がまだ続く (井芹陶次郎)
語り部も初心にかえる原爆忌 (永友淳子)
ファミレスでおひとり様の終戦日 (さわだまゆみ)
分かれ道覚悟しながらついていく (春田あけみ)
長崎の鐘いつまでも世は戦後 (松本清展)
もらい水夢がふっくら炊き上がる (黒川 福)
陽炎へ猫の尻尾が立ち上がる (藤本 鈴菜)
本棚の陰で酒飲む山頭火 (日髙賀邁)
課題吟 「狭い」 ・・・ 久崎田甫 選
駆け落ちの狭い部屋から咲かす花 (さわだまゆみ)
人情があふれる路地好きである (真島美智子)
イメージ吟 ・・・ 福本清美 選
ひと夏の怒涛のような恋だった (松尾 初夏)
初夏の風少女の髪をからかいに (間瀬田紋章)
各・地・句・報 ・・・ 森口美羽 選
「宮崎番傘」(九州男報)
歳月は強引でした童女の死 (みずほ)
強引に父母を説き伏せプロポーズ(幸風)
今少し時間が欲しい目安箱(紋章)
将軍へホットラインの墨を摺る(九州男)
強引な男をなじる五月波(まゆみ)
九州地区の大会案内
長崎県と宮崎県
福岡県大牟田
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