川柳 や ま と 6月号 (やまと番傘川柳社・阪本高士)
巻頭言 「思い込み」 ・・阪本高士
川柳家の発言で「多くの読者に理解できない句」という
一文があり「多くの読者」とはいったい誰のことだろう。
全員に聞いて回ったわけではなかろう。自分が理解できなかっただけで
ひとくくりにするのは傲慢。
やまと路 ・・阪本高士 選
雨の日は文殊菩薩の貌でいる (西澤知子)
顔見れば普通の人に見える貌 (清田洋子)
自虐モードかごめかごめを口ずさむ (徳重美恵子)
堪忍袋の緒を切りたがる吟醸酒 (木村利春)
足音を掴まれている三日月に (古川洋子)
花びらの屍踏んでいく男 (阪本きりり)
宿題「近詠」 ・・ 柴田園江 選
言い訳がおもしろいのは男です (圭司)
角曲がるまでたしかにあった土踏まず(福西初子)
本のお求めは
誌友 5000円/年12回発行
やまと番傘川柳社 まで FAX 0744・25・0597
我が家の花