川柳 信濃川 2016年 3月号 (相田柳峰)
新春誌上大会 結果
課題 「 し ん 」 参加者 590名
第1位 9点
良心に時々肩を叩かれる (灰原 泰子・岡山)
第2位 9点
童心の母に寄り添うかぞえ歌 (三井 良子・高知)
第3位 8点
野心持つ男に海が盛り上がる(佐瀬 貴子・茨城)
【選者】
相田柳峰・嶺岸柳舟・吉道航太郎・藤原鬼桜・願法みつる
安達 満・みよしすみこ・千島鉄男・楠根はるえ・横山昌利
太田紀伊子
(入選句あれこれ)
待ち時間に診察不安増してゆく (やすの喜宏)
信頼を根刮ぎにするドーピング (棧 舜吉)
指切りへしんしんと降る不信感 (植田のりとし)
望郷へ維新の旗を折りたたむ (間瀬田紋章)
わたくしは心配無用元気です (阪本ちえこ)
心配はいらない僕が傍にいる (黒木せつよ)
信頼はうたた寝できる君の肩 (桜木えり)
新聞の匂いと共に朝が来る (北村あじさい)
核心を突いていのちの壁になる (石田 酎)
再審も白髪も元に戻せない (平瀬芙蓉)
心配はしない戦後を生きてきた (横尾信雄)
明日の日を信じ襤褸の旗を振る (高瀬霜石)
母さんの信じているよには弱い (真島美智子)
妬心から入る女の進化論 (真島久美子)
近 況
先日、国富町の教育委員会より生涯学習講座の
講師依頼の話があり、打ち合わせに行ってきた。
教室は文化会館のなかで、一階では、さげもんの
展示があり、ちりめんで作ったいろいろな桃の節句の飾りが
展示してあった。