川柳 や ま と 3月号 (やまと番傘川柳社・奈良)
巻頭言 「一読明解」 ・・・番傘川柳社会長・阪本高士
来年、奈良で国民文化祭が開催、プレ大会、十月の奈良県川柳大会、
慌ただしくなりそう。 さて、川柳は「一読明解」であるべきと叫ばれているが、
誰もが理解し感じることができない川柳もあって当然。・・・・・(略)
やまと路 ・・・・ 阪本高士 選
山茶花の赤はほっこり亡母だろう (古川洋子)
体温をほどく弱々しい帽子 (阪本きりり)
こころからの手紙深い海になる (西澤知子)
修正はしません黄昏の絵筆 (細田貴子)
造花に水をやると有罪かもしれぬ (田中秀貴)
借りてきた猫が地雷を踏んだ庭 (阿部望美)
真実を胸におさめた昼の月 (中山惠美子)
針と糸遠い昔へたどりつく (吉井伶子)
2月句会より
マーブルチョコ私の好きな色がない (まさじ)
ゆっくりと僕は女になりました (まさじ)
ひらがなの姿になってゆく八十路 (中村直子)
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やまと番傘川柳社