川柳 きぬうら 353号 (川柳きぬうらクラブ・浅利猪一郎)
新美南吉生誕100年記念事業
第6回「ごんぎつねの郷」全国誌上川柳大会発表誌となっている。
全国から748名が投句、宮崎からは5名。
課題 「郷」 15名の選者で共選
最優秀句賞 28点
ふるさとの月が刺さったままである ひとり 静 (奈良)
優秀句賞 13点
異郷を歩く 父は一角獣のまま 吉岡とみえ (兵庫)
半田市長賞
さとはトーキョー山盛りの唐辛子 神川 敦子 (神奈川)
市議会議長賞
故郷をそっと取り出しまた仕舞う 石川 典子 (愛知)
入選 「宮崎・鹿児島 関係分」
お里からぎゅうぎゅう詰めで旬がくる 黒木せつよ(宮崎)
高野豆腐になって浸かっているお里 石神 紅雀(鹿児島)
ふるさとの渚は古事記語り継ぐ 棧 舜吉(宮崎)
没句 里帰り昔の風も老いている
故郷に言えないことを持ち帰る