笛 135 錦秋号 (福岡川柳作家協会・布谷ゆずる)が届いた。


 季刊誌でこの錦秋号は、自選作品集となっている。

 参加者は150名(1500句掲載)

   

 地元の古谷龍太郎、堤日出緒、梅崎流青、冨永紗智子、加賀田干拓、

 小川清隆、近藤ゆかり等が並んでいる。福岡県外から、平井義雄、

 黒川孤遊、中川しのぶ等が寄せている。

 宮崎からは、間瀬田紋章、主税みずほ、さわだまゆみが参加。


      川柳と生きてユーモア予約する     酎

     沢庵は干されたルーツ忘れない    ヒ ロ

     腹見せて転がる蟬に蝉しぐれ     流 青

     羽蟻が来て侵略がはじまった     干 拓

     葉桜になれば忘れてくれるから    ゆかり

     一人だけ乗せられていた観覧車    朱 美

     バンザイのまだ谺する駅ひとつ     佐和子

     春の雨すべては布石だと思う      奈津子

     この世から逃げても同じことだろう   龍太郎

     父の胸覗いてみたい子守唄       みずほ

     平凡が嫌いな小指飼っている      まゆみ

     河口まで二人で下る鬼ごっこ      紋 章

     

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