第56回延岡市文化祭川柳大会(南樹川柳社・荒砂和彦)が
平成25年11月3日(日)に北小路の「源太」で開催された。
(出席40名、欠席投句16名、合計56名。)
朝8時過ぎの特急にちりんで延岡へ約1時間で到着。
聞き取り分だけほんの1部だけ掲載
(間違いはご容赦、発表誌で確認して下さい)
時代吟 「東海道」 加行 大洋選
隠密の草鞋も憩う逆さ富士 直 子
東海道お国訛りがすれ違う 楽 子
後ろ髪引かれて越える箱根坂 聞 明
没句 改め婆恐れ箱根を越えられず 紋章
自由吟 5人共選
選者・間瀬田紋章、白鳥ゆり、伊福保徳、西岡南風、荒砂和彦
原発の魔性を晒す核のゴミ 楼 太
動く雲と動かぬ母を見て暮らす 桂 介
原点に皇居広場のセピア色 龍 司
ヤキモチを包んで持たす握り飯 紋 章
薄っぺらな名刺に権威ぶら下がり 英 坊
放心の母に禊の星が降る みずほ
サヨナラは雨の雫へ結びます え り
人間の目線で垂らす蜘蛛の糸 聞 明
偽・殺・禍の狂乱続く世界地図 舜 吉
秋日和一転させた直訴状 紋 章
コップ酒ずるい自分が浮いてくる 紅 雀
生かされていて我儘な尾骶骨 まゆみ
刻一刻老いを見つめる持ち時間 賀 邁
終章は方円の器かたつむり 敬 女
成績
山雨亭賞 吉井 楼太
総合1位 藤井 英坊
2位 主税みずほ
3位 肥田木聞明
4位 桜木 えり
5位 棧 舜吉
特選賞 高峰 桂介
加行 大洋
間瀬田紋章
古川 龍司
投句賞 永石珠子(長崎)
子を思う慈愛の壺に底がない