青葉繁れる県道を走る。爽やかな風が車内に吹きこんでくる。

わが1500ccのセダン車は快調に田野の会場を目指す。

教室にはもう8名の川柳作家が席に座られていた。

平成20年10月が開講だったから早いものでもう3年目になる。

市民大会の市長賞や日川協の全国大会での入選など確実に

力をつけられてきた。約2時間の句会はあっという間だが、皆さん真面目に取り組んでいただき、うれしい限りである。最高齢は傘寿、喜の方もおられる。

    今日の秀吟は

   深海魚光を知った日から鬱   野花

   故郷は帰れぬところ青葉風    寛

   

 拙吟 : やがて黄ばむ日へ覚悟する白い地図  紋章


3.11の震災を詠んだ川柳が活字になって出てくるのが5月頃から。

壮絶な作品がそろそろ出てくるのではないだろうか。気持ち新たに

その真実を受け止めなければならない。