令和初の花火🎇は
旅行会社のツアーを利用、何と屋形船(船上桟敷席)から、ど迫力の花火を堪能できました
が、前後の時間が若干難行苦行で辛かった
今回はそんな長岡花火大会ツアーの一部始終や旅行会社さんの花火ツアーのメリット・デメリットなど、私が感じたことから、ハイライト部分をくまなくお送りしたいと思います。
なんとか今年行っておきたかった理由
それは
今年を逃すと、土曜日開催は当分なさそうだからです…
というのも、多くの花火大会が、第○週の土曜日、などと曜日ベースで決まっているのに対し、この長岡まつり大花火大会に限っては、毎年8月2・3日開催と、曜日を問わず、日にちで開催日が固定されているんです。
暦を見ると、昨年は木曜金曜開催、今年は金曜土曜開催、来年は日曜月曜開催、となってしまいます
そんな長岡花火、
せっかく観るなら、多少のお金がかかっても、いい場所から観たい
そう考えまして、
迷わず旅行会社へ駆け込みました
最終的にチョイスしたのが、エースJTBさん
ちなみにこの記事、別にエースJTBさんをごり押しするものでも何でもありません。
思ったことを率直に書いております。
エースJTBさんを選んだ理由
タイトルに書いてあるので、もうお気づきの方はいらっしゃいますでしょうが、
私が信頼できる旅行会社数社の中でも、JTBさんが唯一、
屋形船(船上桟敷席)から観覧するプランがあったから
です
ちなみに、この屋形船席がどれだけすごいのか、と言いますと、こんな感じ
何と花火のほぼ真下
このお席に1泊2日で8万円、1人旅だと9万円弱というところにどこまでも価値を感じるのか、なのですが、
結論から申しますと、じゅうぶん価値があったように思います。
あとコレから、一つ一つ挙げていきますが、
他の国内旅行同様、JTBさんならではの特典が多かったのも魅力でした。
ツアー概要
約10日前、日程表が届き、出発数日前、添乗員さんから懇切丁寧な電話連絡がありました。
出発当日の12:25、東京駅八重洲北口集合
添乗員さんのこの旗を目印に
12:25というのが、ゆっくり目なのか、早すぎ、ととるか、ですけれども、
花火の打ち上げ開始時間は19:20ですので、かなり余裕をみた時間割です。
こちらで、添乗員さんからツアースケジュール詳細を受け取ります
がしかし、ここに集合していたのは、我々のツアーだけではなく、
あちこちの長岡花火ツアー旗が乱立する、実にカオスな状態ww
そんな中、めげずに新幹線改札口に向かいます。
団体乗車券ですので、全員いっぺんに改札を通り抜けねばなりません。
他のツアー団体が多数通過する中、はぐれないようにするのに必死
このツアーの難点 その1:
団体旅行ゆえ、新幹線の座席が隣同士とは限りませんでした
3人以上の方が優遇され、2×2や、3列席×1で、並び席が確約されていましたが、
我々母娘を含むその他の2人グループは何故か3列席に。
行きは1グループ、帰りは2グループもが前後に分かれざるを得ず、
前後に分かれるグループを決めるのにクジ引きを引きました。
私はそれとなりにクジ運がいいですのでww
往復とも母と隣同士の席を引き当てましたが、
しかし3列シートの真ん中というのも、なんか大変
行きは隣がいなかったんですが、帰りは他の方がいる状態。
2人グループが多ければ皆が2列席というわけにはいかなかったのか?
団体で何人って指定席を取る以上、おそらくそううまくもいかないのは旅行業務取扱管理者の私としては、何となくわかるのですが、
この辺りが団体旅行のやむを得ないところだと思います。
このツアーの良かった点 その1:
長岡到着後、大きな荷物は預け、ホテルへ別配送
花火まで1泊分のお泊まり荷物をガラガラ、そんな必要はありません。
新潟のホテルまで別荘してくれてしまいますので、その後は身軽に花火を楽しむことができて、楽でした。
こんなところが、ツアーならではのメリットです。
このツアー(というか長岡花火大会そのもの)の難点2:
長岡駅到着後、暑い中徒歩で会場へ
ツアーの難点、というより花火大会じたいの難点かもですけれども、
長岡駅から会場まで、約1.7km、混雑の中だと歩いて30分〜40分の距離を行かねばなりません。
暑さ・日焼け対策は万全に
私が持参したのが、ウチワ、ユニクロのUVカットパーカー、
そして、
手のひらより少し大きいサイズの、大きめの保冷剤を持参、タオルで包んで首の後ろに当たるように、タオルを首に掛けておりました。
11時半に自宅を出て、長岡から会場に行く時のみ、首の後ろに当てておりましたが、会場到着の18時過ぎまで、何とか持ちこたえておりましたよww
さて、駅から休憩場を挟んで屋形船まで、激暑な中団体で移動するのですが、ここでちょっとしたハプニングが。
何と、
今回のグループの中にお一方、90歳と超ご高齢の方が
この日がお誕生日、
死ぬ前に1度は観ておきたいと、娘さんといらしてたのですが、
杖をお使いで、もちろん、他のお客さんと同じペースで歩けるはずもなく、
どんどん遅れを取り、
残りの我々は、暑い中、ところどころ止まって彼女が追いつくのを待たなくてはならないのですが、
これ、引き離される方、待たされる方とお互いに苦痛だと思います
長岡花火自体に言えることですが、ディズニーランドとは違い、車椅子が優遇とか、そういうのが一切ありませんので、
足が不自由な方向けに車椅子が通れるようにするとか、車椅子席を作るとか、
ツアー催行側も足が不自由なシニアとその付き添いの方向けのツアーを設定するとか
これからますますの高齢化に向けて、そういったことは考えていかねばならないのではないかと、新たな課題を感じておりました。
15:30
そうこうしながら、エースJTB専用お休み処へ
このツアーの良かった点 その2:
クーラーの効いた休憩所が用意されている
ここはさすがJTB。
長岡商工会議所を2フロアーお借りしております。
ここで一旦解散、
次の集合時間は17:20とのことで、約2時間ございます
ツアーごとに席が人数分、割り当てられておりますので、席の取り合いなどもなく、
冷房の効いたお部屋でゆっくりできます。
このツアーの良かった点 その3:
机の上には万が一の雨のためのポンチョ(花火は雨天決行のため)と、ストローで膨らます簡易式のクッションが用意されていました
裏にエースJTBと書いてありますw
これ、地べたに座らなくちゃいけない席の人とか、
テーマパークとかでも、使い道ありそう
ウォーターサーバーと、簡単なインスタントドリンク(紅茶、コーヒーなど)から自由に飲むことができます。
なかなか親切なお休み処なのですが、ちょっと小腹が空いたので、ちょっとだけ外を出ることにしました。
周囲の出店も楽しい
商工会議所前には屋台がたくさん!
大手通のお店では店頭販売も
駅から会場までの広い一本道、大手通にある各店舗前、こんな感じで臨時に店頭販売があります。
母親は大手通でかき氷
シチリアン風味ということで、レモンの酸味が効いた、さっぱりしたかき氷です。
おいらは商工会議所前のクレープ屋さんでバナナキャラメルクレープを
そんなこんなしてたら、いよいよお休み処から会場に向かう時間。
屋形船入場用の、首から下げるプラカードをもらいます。
途中から、これ持ってないと入ることができないエリアに突入するらしい
屋形船の上での席順、くじ引きもしました。
グループで、歩調を合わせながら、信濃川に向けて大手通をまっすぐ進みます。
90歳のおばあちゃんは、とうとう途中で脱落、別行動で後からいらした模様。
チケットがないと入れぬエリア、
こんな感じでどんどんと誘導されていきます。
苦節30〜40分、とうとう岸に横付けされた屋形船が見えてきました!
信濃川の夕日がキレイ
なんと
JTB専用の屋形船受付ゾーン
JTB、どんだけすごいんだ。
このツアー最大の目玉:
とうとう乗船! 屋形船(船上桟敷席)の全貌
くじ運はとことんよろしく、JTB船では最前列でした。
しかも、我々のエリア、座布団の配置に余裕がある
後ろの列はこんな感じで、スペースぎっしりなのです。
夕日をバックに写真撮影
さて、この屋形船、コインを3枚渡され、ドリンク(ビールやチューハイ、ハイボールなどのアルコール類やお茶)を3杯まで、頂けます
ビールでカンパーイ
お弁当は小ぶりというので、あまり期待しないでおりましたが、とんでもないことでして。
充実の具材❣️
花火プログラムも置いてありました
なんと、JTBさんと、クラブ◯ーリズムが出資しているではありませんかww
そうこうしているうちに、日が沈み、いよいよ花火のスタートです
このツアー(というか長岡花火大会そのもの)の難点3:
ここまでが長かった〜〜
圧巻! 屋形船(船上桟敷席)からの花火
実際どんな花火があるの?
打ち上げ時間は約2時間ですが、
全部が全部、テレビ・雑誌やホームページで見るような、あのすごい感じなわけではありません。
スポンサーの予算により、長さ、規模さまざまな花火が散りばめられています。
打ち上げ箇所が一つだけなスポンサーも
それだって、規模的に、隅田川花火大会のフィナーレくらいはありますが…
あるいは、一玉がでっかい、正三尺玉なんてのをドカンとそれだけ打ち上げるタイプのものも。
打ち上げ箇所2つバージョン
隅田川花火大会×2です。
圧巻はフェニックス花火です!
数多くの自然災害の慰霊・復興を祈願して、「何度、被害に遭っても、不死鳥のように甦る」というメッセージを込め、「フェニックス」と名付けられたこの花火がとにかくすごい!
まずはともかく見てみて。
6箇所から打ち上げられ、全長約2kmの圧倒的スケールは、もはやiPhoneSEのフレームでは収まりきらないww
フェニックス花火とは?
2005年に前年市内を襲った7.13水害・中越大震災・豪雪の3つの自然災害からの復興元年と位置づけ、「復興祈願花火フェニックス」が打ち上げられたのが始まりである。
開始当初の予定では、10年目の2015年までの打ち上げ予定であったが、東日本大震災・長野県北部地震(中越地方南部も被災)・熊本地震などの発生により、現在まで続けられている。
「フェニックス」は、花火の中心にフェニックス(不死鳥)に見立てた光跡が現れる尺玉(10号)花火である。これを含めたスターマインを、6箇所の打ち上げ場所から平原綾香のデビュー曲『Jupiter』に合わせて打ち上げられる。
曲は、新潟県中越地震の際に、被災者を勇気付ける応援歌として、新潟県内のラジオ局で多くリクエストされたことでこの曲が採用された。
ーWikipediaより引用
ナイアガラ+正三尺玉3連発
これも目玉の一つ。
動画どうぞ。
上記に紹介したもののほか、
前後の花火も入れて、20分ほどのハイライトとしてまとめたものもございます。お時間あればぜひ!
最後、花火師さんに感謝の気持ちを込めて、客の我々から光のメッセージ
対岸からも、スマホなどの光が多数揺れているのがわかります。
さてここから新潟のホテルまでは、自由席の切符が手渡されたのみの状態。
自力で辿り着かなければなりません。
このツアー(というか長岡花火大会そのもの)の難点4:
帰りもこれまた大変です
駅までは延々と大手通を直進。
お昼より暑さはだいぶ和らいでおりますので、その点は良いのですが、
駅のだいぶ手前から、電車待ちの大行列
一番混んでいるのが在来線に乗られる方(道路右端)、
しかしその次に混んでいるのが、遅くまで列車の本数がある、新潟方面の新幹線。
こんな感じで、警察官の誘導のもと、駅の臨時口まで、
駅の中もだいぶ迂回させられ、
とにかくきた新幹線に乗って、
隣のおばさまたちのご好意で3人がけの席に4人で座らせていただき、
結果、新潟駅からホテルの無料シャトルバス最終便に間に合いました
ホテル日航新潟チェックイン
このホテル、新潟駅からちと遠い、というデメリットこそありますが、
一旦たどり着くとなかなか良い点がいくつか見られはします。
が、しかし、
このツアーの難点5:
部屋が、うーん、微妙…
今回利用したのが、
エコノミーツイン
エコノミーツインと称されるそのお部屋は、
シングルルームに無理やりベッドを2台入れました状態でございましたww
ホテル公式ページにも、『通常シングルで販売しているお部屋に、セミダブルサイズのエキストラベッドを追加され、リーズナブルにお過ごし頂ける、全部屋オーシャンビューのツインルーム。』とあります。
バスルームもユニットバスだし。
おそらく屋形船にかなりのコストをかけ、
他の部分は最小限に抑えられているのでしょう。
他の席のプランだと、夜中着になるものの、温泉露天風呂付きのお部屋に泊まることができたりしますので、
この辺りはもし次以降長岡に行く場合は考えものだな、と思いました。
しかし、このホテル、良いところもあります。
信濃川の眺めがgood!
全室オーシャンビューですので、この眺め。
それもそのはず、こちらのホテル、22階〜27階と高層階にお部屋があるのが自慢。
29階は新潟で唯一の展望台があるわけですから、眺めが良くないわけがありません。
日によっては、佐渡島まで見渡せるのだそうです。
この眺めで、なんかちょっと癒されました。
そして、こちらのホテルもう1つの魅力は、
朝食が美味しい
暑い中、観光する気もありませんで、
この日は帰るだけと決め、ゆっくり起床、
一番遅い時間に
目玉中の目玉、魚沼産コシヒカリを主軸に、おかずをチョイスしていくのがオススメ。
焼き鮭と、
のどぐろの一夜干しは絶品でした
あと、ぜひ食べていただきたいのが、新潟は小千谷のへぎそば
お蕎麦のつなぎに布海苔(ふのり)という海藻を使い、ヘギといわれる器に盛り付けた切り蕎麦です。
至福。
しかし最後はやっぱりコレよ
温泉たまごかけご飯〜〜
12:30
忠犬タマ公前集合ww
ここで全員集合、
改札を全員で通過し、
帰りは上野で途中下車して15:00くらいに帰宅いたしましたとさ。
そんなこんなで、こちらが花火鑑賞ツアーの全貌でございました。
長々とお付き合いありがとうございます。
大混雑の花火大会ゆえ、いろいろ大変なことも多いですが、最高の座席を抑えてくれるのが旅行会社利用のメリットでもございますので、上手に利用頂ければと思います。