旅行業務取扱管理者とは?
それは、旅行を扱う国家資格
旅行業務取扱管理者を持ってると何ができる?
日本旅行業会HPによると、
・旅行契約に関する事務や旅行の企画造成
・旅程管理業務に関する事項等の管理・監督
が主な仕事であり、
旅行会社の営業所毎に1名以上(従業員が10名以上の営業所では2名以上)いることが義務付けられています。
つまり、旅行業務取扱管理者なしに日本国内にて旅行会社をオープンさせることはできません。
そして特記すべきは旅行業界で唯一の「国家資格」であるということ。
有資格者は、旅に関する豊富な知識・技術を有したプロとして国から認められた、ということなのです。
受験するのに必要な資格や条件ははとくに設けられていません。旅行会社に勤めている必要はありません。誰でも受けられます。旅行好きな皆さんが1番とっつきやすいであろう国家資格なのではないか、ということです。
そもそもそれ必要な資格なの?
こう聞かれたら私は表向きは「選択肢は多いに越したことはない。無いよりはあったほうがよい」と答えます。が、本心は「そんなん、無いよりは絶対あった方が良いに決まってるじゃん」です。それも国家資格とならば、なおのこと。
資格に限ったことではないですが、いつ、どの場面でどういった知識が生かされるかなんて誰にもわかりません。医師としての診療業務中に大昔に小学校や中学校で習った一見医学とは全く関係のない歴史の知識などがふと生かされることなど、しょっちゅうです。
私の母は大学生の時、特に深いこと考えずに教職免許を取得したのち、一旦は通訳として働き始めたものの、人の言ってることばかり発信する仕事につまらなさを感じ、何か自分自身の意見を表現できる場はないか、と行き詰まったときにふと自分が持っていた教職免許を思い出し、以来大学で非常勤講師として働き始め、今に至ります。あの時何の気なしにに取った教職がまさかライフワークになるとは、当時は思いもしなかったと言います。
人生どこで何が生きてくるかなんて、だれにもわからない。選択肢は多いに越したことないと思うのです。
その資格、本当に役立つの?
旅行業務については、私自身まだ経験がありませんので解りかねるのですが、
学んだ知識はプライベートの旅行でも役に立ちうるもので、費用や時間の面で効率よく、魅力的な旅のプランを手際よく作る助けにもなりえます。
ご家族や友人の旅行にも、「プロ」としてのアドバイスができることになります。
又、旅行会社、航空会社、JR各社、バス会社、ホテルなどの宿泊施設、それぞれがどのような目線で客商売をしているのかを知ることができました。
普段は客の立場ですが、逆の立場を知ることは客として賢くサービスを受けるのに大変有効な手段です。
一方で、最近は旅行会社を利用する人が減り、個人でプランを立てる旅行が主流になっているため旅行会社自体が下火なのだから、これまで以上に必要となる資格とはいえないという説もあります。
でもね、私、個人的に思うのですが、こんなの必要ない系のことって、持ってるからこそ言えることなんでよすね。
この国はなんか自分には合わないな、って行ったり住んでみてこそわかることですよね?
あといい例が学歴とお金。
「東大なんか入ったって」というのは東大出たから言えるのね。
「お金だけが幸せじゃない」って、お金持ってる人が言うからこそ説得力があるもの。
貧乏人が同じこと言ってるの聞いてピンときます? 下手すると単なるやっかみにしか聞こえなかったりして、まあたとえ本心であったとしてもイメージ戦略的には間違いでしかなく、言うだけ損なだけ。なのでこのテのことは話半分に聞いておいて、何も考えずに鵜呑みにしちゃダメだとおもいます。
「やっぱりこの資格あんまいらなかったかな」っていうのは取得してみて初めて考えることだと思うんです。
私の経験上はコピー取りやお茶くみレベルでも「必要ない経験」なんてみたことないですね。経験や知識というものは一つ一つが小さいものでも組み合わさると大化けするものですから。
そんなこんな偉そうなこと申し上げましたが、
私、昨年の国内旅行業務取扱管理者試験に合格、一部科目免除の権利を得て今年総合旅行業務取扱管理者試験に挑戦しますにつき、自分を鼓舞するためにもこの記事を書かせて頂きました。
資格試験なので頭の良し悪しより正しい勉強の進め方を知っているか否かが勝敗の分かれ道であったりします。
具体的にどういった科目があってどういったやり方をすれば良いのかについては後日ニーズがあれば書かせて頂こうと思います。
取り急ぎ、皆様が行かれている旅行先や世界遺産、こちらもろ試験範囲内です。ですから行けるうちに、行けるところに、心置きなく旅をされてくださいね^ ^
《国内/総合旅行業務取扱管理者試験 完全攻略》