柔らかいベッドに寝ていると体が楽に感じるのではないでしょうか？
でも、気を付けて下さい。
柔らか過ぎるベッドに長時間寝ていると体がこわばってしまう場合があります。
なぜかと言うと、
人間は常に体を安定させたがるからです。
(不安定を嫌うんです。)
あまりに柔らか過ぎると体が安定しません。
常に不安定な状態になってしまうのです。
そうすると、無意識に体を安定させようとしてしまいます。
背中や腰などの筋肉を緊張させて固めて、
いわゆる、支持面を作って、そこを基準にして体を安定させるのです。
この支持面を作る時に筋肉が緊張するというのが曲者です。
常に筋肉が緊張するとその部分が凝ってしまうのです。
高反発マットレスが流行ったのはそんな理屈があります。
特に腰痛のスポーツ選手などが広告塔になってからは、一気に流行りましたね。
関連する話で、
病院でポジショニング(いわゆる楽な姿勢)の指導をされている方から聞いたのですが、
筋肉の拘縮がある患者さんを柔らかいベッドに寝かせていると拘縮が進行してしまいます。
でも、ある程度の硬さのあるベッドに寝かせるとその拘縮が緩和していくんだそうです。
柔らかいと自分の体をより緊張させてしまい、
硬さがあるとそこに体をゆだねられるので、緊張が緩んでいくのでしょうね。
なるほどなと思いました。
皆さんも柔らかすぎるベッドやソファーにはお気を付けください。
疲れすぎて、ソファーで寝てしまって体がガチガチになってしまった・・・
という人は、ぜひ体をほぐしにいらして下さい。
IGA
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