筋肉が働いて収縮する時は、3つの状態があります。
等縮性収縮 （100％の力が出ます）
短縮性収縮（80％の力が出ます）
伸張性収縮（120％の力が出ます）
この3つです。
等縮性収縮を基準にすると、伸張性収縮は2割増しで力を発揮出来ます。
これが、筋肉痛の原因になります。
100％を超えて力を出すので、筋繊維が損傷してしまうのです。
(逆に短縮性収縮は100％を超えないので、筋繊維が損傷しません)
例えば、ダンベルカールという、ダンベルを持ち上げるトレーニングをする時、
ダンベルを持ち上げるだけ
ダンベルを下すだけ
と別々にやったとすると、下す動きをした時だけ筋肉痛になります。
階段の登り降りをする時も
階段を降りる時だけ、筋肉痛になります。
もし興味があれば、ある程度の高さのあるビルで、
階段を登ってエレベータで降りるトレーニングと
エレベータで登って、階段を降りてくるトレーニングをやってみて下さい。
階段を登る方が疲れるかもしれませんが、
階段を降りる方が、筋肉痛になります。
これを知っている人は、トレーニングで、通常よりも重い負荷でバーベルを下す動きだけ
やる人もいます。
筋肉痛を意図的に誘発して、筋肥大を狙っているのです。
逆に筋肉痛になりたくない人は、踏ん張る動き（伸張性収縮）をしないように
心がければ、筋肉痛になりません。
(無意識に踏ん張ったりすると、もちろん筋肉痛になりますのでお気をつけ下さい)
何事も理由をしっていると対処できるものです。
ご参考まで
IGA
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