せっかく徳山でマスターズリーグが開催なのに、〝レジェンド〟今村豊選手は宮島へ斡旋なのですね。宮島のファンには一足早いクリスマスプレゼントですけど、う~ん・・・なんだか釈然としない。とはいえ今村豊選手の次走は多摩川!私も節間どこかで今年最後の本場参戦する予定で、今から楽しみなのであります。若手のイケメンレーサーも良いけれど、業界として今村豊という偉大過ぎる現役選手をもっと推していくべきだと、強く思う。本人が乗り気でないのなら仕方ないが、ご存知のように今村豊選手といえば、普段から非常にファンサービスに熱心な方ですから、本人も悪い気はしないと思う。
さて唐津の事はひとまず置いておいて、今日開幕の戸田のオールレディース。インが効かない戸田とはいえ、初日はここまでまくりに差しのカーニバル。11Rが終わって逃げは2本だけ。しかもその内1本は②号艇・柳沢千春選手がイン奪取からの逃げでした。
オール女子戦の売り上げが良いのは周知の所。記念・SGで枠なり3対3からのイン逃げ連発ショーを嫌というくらい見せつけられているファンとしては、様々な決まり手で決まる女子戦は忘れかけていた〝競艇〟の醍醐味を味わせてくれるものなのですよね。
しかし、これって結局女子選手同士での力量差が大きいからこういう結果になるわけで、例えるなら世界戦に挑戦する前の亀田三兄弟。
と言っても私は亀田家のアンチではなく、人気低迷していたボクシング界において、格下の相手を呼んでボコボコにするKOショーを〝ビジネス〟として確立したのは称賛に価すると思うのですよ。日本王者クラスでもバイトをしないと生活できないというような現状に問題隆起したという意味でもね。
そんな亀田家も現役は和毅選手のみとなりましたが、さすがに以前のように〝格下〟相手のKOショーだけでは稼げず、ガチの勝負にならざるえません。それでも三兄弟で世界チャンピオンになったのはやはり凄い事ですよ。オール女子戦は目先の売り上げには繋がるかもしれないが、その先を見据えた時には、やはり男子の記念クラスと一緒に走らせて揉まれるのが一番成長につながると思う。売上的に体力がある今だからこそ、10年、20年後を見据えた取り組みをしていってほしいのですよ。この業界には。