GⅠマスターズチャンピオン開幕 | こちらからは以上です。

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ボートレース・オートレースに関する事を〝斜め下〟目線から鈍く、緩く書いています

今年はボートレース津を舞台に、円熟の技の競演・マスターズチャンピオンが開幕しました。

 

初日は7Rまで安定板着用、8R以降は安定板を外して行われました。ドリーム戦はインから江口選手が先マイも、BS内伸びた三角選手が2M先取りに持ち込みます。しかしこれを冷静に差し返した江口選手が振り切って白星発進を決めました。

 

ドリーム組以外で目立ったのはやはり58号機の野長瀬選手ですね。安定板有と無しの2回乗りを3着、1着にまとめました。直線は目立つ感じではないけど、実戦アシが良さそうですね。

 

マスターズらしさが見えたのは4Rの3着争い。2周2Mで大賀選手が乙津選手に絶妙な切り返しで逆転。こういうレースが見たいよね・・・と思えば、これが大賀選手、不良航法取られてしまうのですよね。確かに乙津選手の艇と接触はしていますが、決して危険なダンプなどではなく、巧く合わせにいっているのにな・・・。まあ近年の基準(というか、そもそも明確な基準が無いから混乱するのですが)からすれば、不良航法なのだろうけど、やはりマスターズくらい審判も〝昔基準〟で判定してほしいかな、なんて思います。もちろん危険なプレーは論外ですが、「合わせマイ」や、「張りマイ」は立派な〝技〟だよ。あの伝説の名勝負として艇史に残る第10回賞金王決定戦の植木さんと中道さんの激闘も、2周1Mの中道さんの合わせマイを、反則だなんて言うファンは一人もいないだろう。先行する植木さんが僅かに見せた〝隙〟を中道さんが絶妙なタイミングとハンドル捌きで〝突いた〟だけで、ファンも納得のプレーだったし、だからこそあのレースが伝説として語り継がれているのだ。もちろん選手の安全は第一だけど、ルールでがんじがらめのレースで選手の技術は鍛錬されていくのでしょうか。「危険だから艇を当ててはいけない」でなく、「当てたら危険だから、転覆させないように合わせる」という意識が、選手の技術を磨いていくのではないかな。そんな事を思った初日でした。