2016年最後の試練 | これまで通りに歩もう~若年性認知症~

これまで通りに歩もう~若年性認知症~

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第一回目の記事より、約1か月が経ちました。

 

その間の出来事を

記事にしようと思います。

 

12月中旬。

 

父が、脳出血により救急車にて搬送されました。

 

 

病院に向かって父の顔を見るまで、家でも車の中でも

涙が止まりませんでした。

 

 

幸運なことに、軽傷で済み

手術まで至ることはなく、絶対の安静。でした。

しかし倒れた翌日の父は、ろれつがまわらず、会話ができませんでした。

更に利き手に麻痺がありました。

 

本人が一番、辛かったろうに、勝手に私まで気が滅入りました。

 

 

数週間が経ち、相部屋に移れるまでになった頃から

歩行や動作のリハビリが始まりました。

 

主治医の先生、看護師さん、リハビリの先生の

献身的なケアのおかげで、

歩けるようになり、会話もできるようにまで回復してくれました。

 

 

ある人いわく。

このようになったのは、おそらく休息が必要だったんでしょう。

とのことでした。

 

父は、典型的な昭和のおやじで

弱気や弱音を他人にいうのは、恥や人に迷惑がかかると思っており、

自分ですべて抱え込みます。

 

 

認知症になっても、個性や考え方はそれほど変わりません。

 

思考の癖を改善する話をして

真剣に、聞いて納得をしてくれても

時間が経てばすっかり会話の内容が頭から抜けてしまいます。

 

それが、認知症の大変なところでもあります。

 

 

けれど、何度か同じ話をすると

覚えてくれることもあるので、数日かけて何度も繰り返し

同じ話をしていくのです。

 

最初は、大変な行為でしたが(今もその時々で大変ですが)

覚えてくれたこと、父の気が楽になってるかと思えば

その大変さも喜びに変わります。

 

 

話が、それてしまいましたが

 

父は症状が、良くなったと思えば悪くなったり

悪くなったと思えば良くなったりを繰り返しながらも、

安静に過ごしてくれて

 

無事約三週間で退院することとなり、

生活にも落ち着きが戻ったので

ブログの更新を再開します。

 

 

 

「良いことばかりの人生もなければ、

悪いことばかりの人生も無い。

乗り越えられることしか、起こらないようになっている」