版元からいただいたんだけど、これは帯なのか、それとも2枚めのカバーなんでしょうか(笑)。

 

京都の洛中の人たちの「中華思想」には興味ないけど、怨霊信仰をめぐる話はおもしろかったです。つまり、ずっと敗者を恐れる怨霊信仰が続いてきたのが、戦国時代ぐらいから勝者が神になろうとする信仰が現れた。

で、靖国神社が賊軍の死者を祀らず、味方になったものしか合祀しないのは、後から現れた「勝者を神とする信仰」に近いんだと。戦後進歩派とされる側の植民地支配を受けた中国や朝鮮半島に腰を低くする姿勢は、実は古い方の怨霊思想と通底すると著者は書いています。

 

被害を受けた側に寄り添うのは怨霊信仰に通じるという指摘は少しおもしろい。祟りを恐れる思想って、現代の我々にもなんとなくありますもんね。

 

写真はいただいたデカ帯版と新書大賞を取る前の通常版(後者はアマゾンより)