こんにちは。     

 

是枝治療院のこれえだです。

 

今回は、「むち打ち症」についてお話させて頂きます。

 

1例目

3か月前に車で追突され、むち打ち症による首の痛みがある

40代男性の患者さんのお話です。

むち打ち症は自賠責保険の関係があり、

お医者さん、もしくは接骨院等、

保険診療を行っている場所での治療しか、治療代が下りなくなっています。

 

そのため、当院に来られる交通事故による患者さんは、

病院での治療が終わってもまだ症状が残っている、

という段階で来られることが殆どです。

 

この患者さんの場合も、

病院でレントゲン写真を撮り、骨には異常がないと言われ、

首の痛みに対して、牽引療法、湿布薬、鎮痛薬を処方されて経過を見ていましたが、

ある程度症状が軽くなったので、治療の終了を言われていました。

しかし実際には、首の痛みは残っており、それに伴う頭痛や倦怠感がありました。

 

当院での治療

レントゲン写真では、骨には異常がないということですが、

頚椎の触診をすると、明らかに頚椎の2番が右に、6番が左にズレていました。

首を回すと、どちらに回しても痛みがあり、

特に左に回すと首の左側に痛みがありました。

 

こうしたズレは、必ずしも交通事故が原因であるわけではありません。

人によっては、元々、首にズレがあり、

交通事故による衝撃で、ズレていた首の骨に強い負担がかかり、

痛みを発症した、とも考えられます。

 

慢性的なズレがある人の場合は、

正しい位置に戻しても逆戻りしやすく、治療に時間がかかります。

この患者さんの場合は、頚椎の2番も6番もスムーズに戻すことができ、

合計3回の治療で、首の痛みも頭痛もなくなりましたので、治療を終了しました。

この患者さんのズレは、ズレの戻りが少なかったので、

交通事故によるものだったと考えられます。

 

2例目

15年ほど前に交通事故に遭い、むち打ち症の診断を受け、

半年間通院治療をした40代男性の患者さんのお話です。

一時は、ほとんど症状は取れていたのですが、

1年ほど前より、首の痛み、頭痛、吐き気があり、

立ちくらみなども出るようになりました。

病院で鎮痛薬と湿布薬をもらい、治療を受けていましたが、

改善せず、来院されました。

 

当院での治療

頚椎の2番が左側にズレ、左頸部の筋緊張が非常に強くなっていました。

頭を左に回すと左首筋に違和感があり、右に回すよりもうまく回りません。

筋肉の緊張が非常に強いので、まずマッサージで緊張を緩和し、

それから頚椎の矯正を行いました。

 

しかし、固定力が強く、少ししか動かせません。

長期間ズレをそのままにしていると、

体は、ズレた状態で体を安定させるために固定してしまいます。

この患者さんは筋肉もしっかりしており、

固定する力が強いため、かえって矯正がしにくい状態でした。

 

3~4日の間隔をあけて、5回ぐらい矯正治療を繰り返し、

ようやく8割程度矯正できるようになりました。

しかし、時間が経つと元のズレた状態に戻ってしまいます。

これは、体が、ズレた状態を正しいと認識してしまっているからです。

ズレが慢性化し、固定化された人の場合、

この悪いクセを直すのに時間がかかります。

 

この患者さんの場合も、ズレが戻りにくくなるのに3か月以上かかりました。

今も、時々首の調子が悪くなると、来院されます。

ただ、今のところは、一度矯正をすると、しばらくは安定します。

 

むち打ち症は、ほとんどの場合、頚椎にズレを生じています。

病院では、そのズレをそのまま固定するため、

治癒に時間がかかったり、後で症状が出てきたりしてしまいます。

ズレた状態で固まった関節を正しい状態に安定させるのは、

2例目の患者さんのように、非常に時間がかかります。

ですから、体が正しい状態に戻りたがっている間に、

ズレを治してあげることが非常に大切です。

 

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では、今回はこのへんで・・・。