作者も本当に曖昧な点を解決するべく、

まとめます。

 

まず、現世に17歳まで生きて居た頃。

生きてます。

でも中身は第四人格の頼成東信が主に行動を、

自己犠牲担当の第二人格、堂真静が他人からの悪意を防御、

第三人格のジュリ(リュイ)が保護猫の世話を担当。

家庭内で母親の塁とツッコミ入れながら会話していたのは東信ですね。

篤麻と一緒に生徒会をやっていたのは堂真静。

だから東条静海となって現世に残った時に生徒会長とか、

生徒会の仕事内容とかを完全網羅していたわけで。

リュイは主にお祈り担当、

元々、初孫誕生のお祝いで名前を授ける為に来日、

初孫のこれからの無事な成長を祈願する祖母という方だったので、

第四人格の夫、東信のフォローも、堂真静のフォローも、

祈願担当としてバックサポートです。

それに、元就が何度も死亡体験してしまうのは、

頼成家の血筋を受け継ぐ父、雄二と、

祖父の東信の宿命です。

同じ頼成姓という雄二と東信ですが、血の繋がりはなく、

縁戚というよりかはただ同じ苗字を名乗っている地域のお付き合いをしている方、

みたいな感じですので、大丈夫です。

ちなみに東信の親戚としているのは、

神保瀬里の兄、神保篤志の結婚相手、頼成志麻(大学時代、哲学専攻の助教授としていました。篤志の良き理解者であり、10歳も年上ですが、篤志との間に生まれたお子さんがあの神保篤麻です)だけです。

頼成志麻は東信を叔父上、と呼んでいるので、そこは親族です。

 

となると、元就と篤麻はちょーっと遠いけれど少しは親族?ですかね。

 

それで、堂真静、なのですが、

信条、『間違いは正さなければ』『間違いは正されなければどうしますか』と元就が常日頃から考えていた文章から派生した人格で、

前作シリーズで独り歩きをしているシーンがありました。

生徒会室のドアをノックするという事も出来ていたし、

そのノックする音も、副会長として近くに居た篤麻にも聴こえていたので、

独立個体としての一人格とも言えます。

小さい頃から一緒に遊んでくれていたお友達のような第二人格なのでちゃんと元就の目に見える感じで存在していたので、

概念になる時に『生命放棄をしなければいけない』という因果を良きもの、報いに変えて『生命譲渡』と変化させて堂真静を東条静海として生きている一人の人間と独立させたのも東信なので、

今まで一緒に孫を守ってくれてありがとう、ということですね。

後々、東条静海にジュリを託すということも東信がしていますが、

それは自分に限界が近かった為。

そこに愛はありますね~。

頼成家の人間は元々が死者なので、

東信の正体というのが、

あの逸話、恐怖の大魔王。

世界滅亡を導く恐怖の大魔王、とか、確か1999年に世界滅亡がどうの、

というあれです。

だから、東信の身長がすんごく高かったんです。

隔世遺伝で、元就の外見、目が緑色、身長が高い(急激に30センチとか普通は伸びないのに伸びたから、194センチになっちゃったし)というのは、

祖父母からのものです。

祖母の目は緑色です。

祖父も身長が2m超えてます。

それに、

祖母の生業としていたのは占いです。占い師として占っていた内容は、

『倖せの在処』というものなので、

それを第二論者として筒香烈火が有害認定と判断して裁きを与えた、

というのはちょこっとというレベルではない勘違いです。

どうして勘違いをしたのかというのは、夫の東信の正体を筒香烈火が全然知らなかった為。

祖母にはちょっといろいろな関係者がおりまして、

19番門扉きほら一族の末裔さんからきほら能力の譲渡をされていたり、

(これがまたちゃんと善意ある譲渡だったんですがね)

その能力譲渡をされた時、能力を宿したというのが左目です。

元就が誕生した時、早産だったことと、かなりの危険な状態での誕生で、

ついでじゃないけれど左目が全く機能していないとなれば、

偶然にも病死となっていた祖母から左目の移植を受けていたりしてましたので、

実は祖母が譲渡された能力が宿った左目は既に元就に引き継がれていたのですが、

その能力は相手を殺傷する能力だけではなく、

末裔さんが『人捜しの為にどうぞ使ってください』という感じでいい形にして譲渡していたので結構、いい感じの左目だったんですが、

その祖母からの左目の移植がなかった場合、もし左目が正常に機能していた場合、

本当なら元就の目の色ってどうだったのか、

となると、後々東条静海が生きて現世に残ることになった時の外見、

オッドアイなのですが、それと同じだったのではと。

右目が緑、左目が赤、という東条静海の目の色ですから、

頼成元就として主人格覚醒となった時、

祖父に対して感謝、それを示した時、元就が自分の左目を引き千切って、

「おばあちゃんの現存する形見」

と東信に別れる前に渡して、その後自分で左目を修復した際に使ったのが、

運命の赤い糸、

なので頼成元就となった時、オッドアイになっていたのはそういう経緯ですが、

それを見た筒香烈火が、

「クリスマスかよ」

と言っていたのも、ちょっと、…ですね。

 

で、頼成姓を選択した元就となると、概念世界のその場で、既に概念ではなく、

人間としての死者という状態になっています。

これまで持論として持ち合わせていたたくさんの能力、

能力者から接触されたり、逆に接触したりするだけで吸収、学習して自分の能力として保持出来た東信が、

こんなものもう要らない、と考えたので、

だから第四ではなく、第肆人格として表在化して全能力解放を果たしたわけです。

旧式漢字を使用すると、時間差があるものの、

古きは新しきものにというやつで消失、新しいものに凌駕されて抹消されるという意味合いがあります。

東信が孫の元就の為にもう要らないよね、という能力を放棄して、そのついでに実家までの道を吹っ飛ばしたのは、

頼成家からのお迎えが東信に常に来ていた為。

死者として実家に帰って来なさいよというお迎えに反発していたのは、

死者は生者に憧れる、と後々元就が言っていたりしていて、

頼成家の縛りが嫌で家出した東信が、

生者ばかりの現世に来訪して、そこで生者のフランス人、後の奥様とどうしても結婚したい、というか相思相愛となったため、

死者から生者に進化したものの、

実家からお迎えが来てしまう結果が、『暗転生』というものと、『反転生』。

ひっくり返すと、死んで死者に戻って本来の恐怖の大魔王をやり遂げなさいよというものなので、

それに抗うとなると、

愛する奥様や娘までその『早く死になさいよ』という容赦ない攻撃が降りかかるので、

そういう実家からのお迎え(攻撃?)から2人の家族を守る為にすっごく必死だった東信が、ついにはもう自力で動けない程疲弊してしまい、

愛娘の塁も安全な日本に、杵柄雄二が連れて行ってくれたとなれば、

すぐに初孫が出来ましたので、

歴史大好き祖父、大好きな毛利元就から名前を拝借として、初孫にどうしてもその名前をつけたいんだけど、もう自力で日本迄行けないとなれば、

奥様が、筒香烈火から勘違いされて『家から一歩も外に出るなよ、出たら出たで容赦なくぶっ殺す』ともはや裁きでも何でもない殺害宣言をされていたにも関わらず、

日本迄行って、初孫に名前をつけて、最期に祈る時間だけは、と筒香烈火に懇願した時に、

「呪縛で止めておいてやったってのに俺の誠実性を否定するのか、クソ人間が」

とかすごい台詞でもって最終的には銃殺されてますので、

そういう真実を概念戦闘篇と現世篇の狭間で知ってしまった頼成東信、つらい。

自分のせいで勘違いされた挙句、概念て何様なんだよという怒りもあったけれど、

実家からのお迎えがとうとう孫にまで来てしまったとなればそれどころではなく、

実家までの道をぶっ壊すために今まで学習してきた全能力を解放、

ちなみに、

実家の頼成家という家は、

終焉の場よりも遥か彼方、19代目門番だった方も、話で聞いたことがあるという程度の遠い場所にあり、

そこまでの道を全部吹っ飛ばすという東信の能力、

特に一番すごい威力を誇っていたのは絶望生死論の全リミッター解除版に加えて、

叙情真偽論とか、そういうのを使っていた筈。

知らんがな、そんな理論(おーい、作者だろー)。

現世にいた能力者全員の能力、理論、宿命、全部をぶっ放して破壊してますので、

桁違いです、

筒香真白とか筒香烈火より。

 

で、その後、頼成元就となったので人間としての死者。

怒涛の七連戦を終えた後に終焉の場で門番襲名となった時は、

一次的に人間として生者。

何故かというと、門番をこなすには、生きて居なければいけないため。

1つ1つ、門扉がぶっ壊れる度に、

生きた人間として感覚を失っていくのが門番の宿命なので、

人間は最期、死ぬ直前まで聴覚だけは生きているという話もありますから、

元就が頼成姓を選択していても、

終焉の場は一応、女性しか留まれないという男子禁制という場所なので、

そこでもちょいと元就が男子高校生、享年17という年頃でもあるので、

タブーが重なってます。

死者は無理、男性は無理、というダブルでタブーですから、

生者になっても、性別まではどうにもならん。

で、

感覚をどんどん失っていくにつれて、死が近づいてきます。

門番が世代交代をするというのは、

先代門番が死亡する時です。

しかし、元就の後継者の21代目門番は存在しません。

19代目門番が寿退社みたいな感じで欠番となっているので、

その19代目の分まで義務と責務を担って20代目門番襲名をした元就なので、

それがタブー3つ目です。

 

実は、クレジットカードとか、暗証番号を入力してください、

というあれ、

3回間違うとクレジットカードが使えなくなってしまいますが、

ああいう縛りを作者として駄文の中で結構採用しています。

 

元就が生徒会長をしていた時に、警告を橘総太朗相手に4回していたことがあったけれども、あれはあれで、元就の優しさと配慮が含まれていたわけです。

本来なら3回警告した時点でやばいんですが、

4回目まで待ったわけなので。

 

でも、元就は自分に対しては厳しいので、3つもタブーを持ち合わせては、普通はキツイのですが、

何故そうまでして20代目門番を襲名したか、というのは、

19代目門番という彼女にすごく恩義を感じていたことと、

彼女があまりにも重すぎる義務感に押し潰されて死を直前にしながら、

走馬灯として見ていた夢の中(実際は現実の話なのですが)の事でも、

たった1人の相手の名前だけを忘れずにいたこと、

その平和な夢から醒めたくないと思ってしまった、と暴露していたこと、

決して平和な夢とは言えませんが、

それはそれで、その19代目門番の、特定のその相手に対する想いの強さをどうしても弟子、生徒としてどうにか成就させることが出来ないだろうかという恩を誠実性で返したいという強い思いがあったからです。

 

門扉1枚が200キロ、と元就が説明をしていたことがありますが、

それは本当の話で、

馬鹿力の元就なら簡単にどうとでも出来る門扉の重さですが、

女性のか弱い細腕、19代目が華奢ということもあって、

夢を見ていたというのも、走馬灯じみていて、

重たい門扉の下敷きになってぐったり、となっていた時に、

偶然にも19番門扉の中に入り込んでしまったという現実なので、

そこで出逢った相手に対する強い想いというのは、

愛、なわけです。

門番の義務から解放された19代目門番さんは、

現世に生きるその相手の元へ元就が、いや、東信かな、

が送り届けて、義務も担ってとしましたので、

後々、19代目さんはその相手と結婚して世界の終わりまで、

という歌をデュエット歌唱する程ですから、

余計に元就も、祖父母の深い愛、両親の深い愛、友達夫婦の異次元の愛(異次元というのはちょっと別な意味)を目の当たりにすれば、

自己犠牲を厭わずにしてしまうのも当たり前です。

 

で、門番という時代は生きた人間でしたが、

終焉の場から投身自殺ですので、まじで死にましたね。

 

頼成元就となってからは、頼成家末裔、

この頼成家と他に、杵柄家、宝条家、

この3つの家柄というのは、

杵柄家、宝条家、頼成家、と順番を変えて、頭文字をとなると、

き、ほ、ら、となります。

きほら一族という19番門扉世界の方々が何故きほらという名前をしていたのかは、

自分達が生きる意志を持った時に、

人は1人では何も出来ない、

ならば助け合いながら生きる別な道を共に探そう、

という末裔さん(この末裔さんが19代目門番さんが唯一覚えていた名前の人)の思考を実現させるために編み出した同盟を組むという生きる道です。

 

杵柄家は杵、餅つきの時にどすっどすっとやるやつです、

つまり打撃系、攻撃に特化した血筋の家系。

 

宝条家は宝という文字がありますので、大切な宝を護るための鉄壁防御を誇るという血筋の家系です。

 

そして頼成家、頼れる家柄という意味合いもありますが、成という漢字、

これは成就の成であり、3つの家系の中で、一番に縁に恵まれるという血筋の家系。

頼成雄二、今となっては杵柄雄二ですが、結構モテモテだったんですよ、

頼成東信も、縁に恵まれたから奥様と結婚出来たわけです。

頼成志麻もやはり縁に恵まれたので、偉人として有名な神保篤志と結婚出来て、お子さんまで授かったというわけです。

頼成元就も縁に恵まれたかとなると、

そうではないんですね。

親族や家族となると縁に恵まれたと言えますが、

何故か、元就は現世で生きて居た時も、

「愛情だけは全然理解が出来ない」

と言っていたのは、普通じゃないからという理由じゃなく、

頼成東信が元就を動かしていたからです。

愛する奥様が既にいるわけですから、

その方以外に誰かを真に愛する事が自分には絶対に出来ないという祖父の、

すっごーい愛情にどんな愛情も負けますよ。

となると、

元就は縁に恵まれないのか?

という問題は、解答は、恵まれてますよ。

生徒会長としていた時、全校生徒から実はすっごく慕われていたとか、

それは東信がというわけではなくて、

堂真静がというわけではなくて、

ルックスです。

外見。

ちょっとだけあった暴露話がありますが、

イメチェンすると元就ってすっごくかっこいいんですね。

イメチェンってのは、ただ、髪の毛をすっきり、さっぱりと切るだけです。

元々、保護猫のお世話をするにあたり、

女子力高いねという行動をしていた元就です、

お昼のお弁当を食べたら歯磨きをし、ついでに顔も洗い、

家で皿洗い担当をしていたので手荒れ防止のためにすぐハンドクリームをつけるし、

爪もいつも綺麗に磨いていたりというのは、

全部、猫のお世話をする為。

清潔感を大切にし、絶対に猫さんたちを傷つけないようにと、

綺麗な手で、爪も短くして、肌荒れも気を付けてというルーティンがありましたので、

しかもちょい潔癖だから、

家に帰ると着替えて、お風呂とかに入らないと自分のベッドにも座らないし、

たまに散髪とかするともはや清潔感あふれる男子高校生ですね。

しかも、

自分はコンプレックスとしているけれど、

身長が高いし、顔もいいし、成績優秀だし(模範解答しか分からないから)、

誠実だし、優しいし、笑顔が眩しいし、

爽やかな17歳としてファンクラブが、裏ファンクラブまであったほど。

 

でもそういうことに絶対無頓着という世間知らずな部分が元就のいいところ。

へっへーんと自慢をしたりしない謙虚さ。

というか、自慢をするという事をただ知らないだけか。

橘総太朗がすっごく執着したりしてたのは、

元就のルックスも、成績も、中身(優しさ)も、最高だったからだなあ。

 

でも、元就はまず、『イケメン』の意味が分からない、知らないと思う。

もし理解出来たとしても、

(一度お試しで考えたことがあるけれども)

 

「イケメンとなればほら、五馬無動」

「イケメンとなればほら、休日の今江俊樹」

「イケメンとなればほら、イケメンお父さん生き写しという神保篤麻」

 

という感じで他人を前に前にとする元就だから、

自分の外見、気にして欲しかったな…。

 

でも前作、今作と続きもので一番の美人というのは、

やはり、前作シリーズの主人公にぞっこんという藤原結君なわけです。

あの人、

ただそこにいるだけで周囲100mの人間が鼻血噴いてぶっ倒れます。

美人度に精神と肉体が負けて、皆さんが大量出血します。

『結バースト』という名前があったはず。

でもその美人度攻撃が全然効かない相手が、

その藤原結君が一目ぼれした初恋の相手、主人公のみ。

何故あんな美人を前にして普通でいられるのかが不思議だった。

幼馴染の一ノ瀬十和子もモデルやっててすっごく美人だけど、

藤原結と一ノ瀬十和子が並んで歩くと眩しさに全員がぶっ倒れるけれど、

そういう美人攻撃が全く効かない主人公、

藤原冬至(元は中村冬至)、

あの人、目が腐ってるんじゃない?

ちなみにその藤原結の美人度って、父親の藤原柊(旧姓、結城柊)からの遺伝で、

世界最強不器用度もその父親からの遺伝。

面白かったよ、藤原冬至と藤原結のやり取りが。

冬至にぞっこんでもはやいいなりという不器用男子(一応1つ年上)が、

奴隷扱いされてるところ…

しょうがない。

再会した時にあまりにも嬉しすぎていろいろ台詞すっ飛ばして、愛の告白すらすっ飛ばして、襲ってしまった挙句、その弁明がド直球だったから。

ケツがいてえとか、家庭の事情とかで大泣きしてる冬至(それ、入学式の日だよ)を前にして、何故襲ってしまったかという理由、

「好きだからしたかった」

だけだからね!?

いや、ええとさ、高校2年生だよね、入学式直後という新入生相手にさ、

そんなさ、すっげえ単調、いや、簡潔な理由だけを弁明して許されますかね?

というか、ええと、冬至がね、す、すっごくお馬鹿さんだったから、

成績がすっごく底辺過ぎたのもあったから、

だから何とか釣り合ったんだと思うんだ…

 

ちなみに藤原結は学年で4位という成績だった。

首席という最高成績者が結の前の席にいた城善寺千春という生徒、

2位が、同じクラスにいた天野真咲(この人、生徒会の初代副会長)、

3位が確か、隣のクラスの藤堂悟(この人、生徒会の初代生徒会長)。

この世代、医学部受験をして合格したのは天野真咲と、

総合男子部にいた山賀春姫(総合男子部っていう学部の生徒は主に就職に特化した生徒ばっかりという)の2人だけだった。

首席の城善寺千春は音大を受験して、世界的に有名なヴァイオリニストになってしまうし、その城善寺と犬猿の仲という一ノ瀬十和子(同じクラスですよ)は進学しないで家庭に入る女性だし(既婚者だから)、天野真咲は医学部に進学して実家の産婦人科クリニックを継ぐわけで、藤原結は栄養士免許を取得して実家を継ぐし、ああ、

藤原結と一ノ瀬十和子は、家が、酒造。

藤原酒造と、一ノ瀬酒造。

藤原酒造は日本酒と甘酒でバカ売れ、一ノ瀬酒造は主にワインでバカ売れ。

しかもおかしな設定があったよな…

藤原家と一ノ瀬家に一回でたどり着けない。

いや、何回挑戦してもたどり着けない。

郵便屋さんとか、配達業者も諦める程、たどり着けない。

藤原家の当主、結の父親も、お婿さんだから、3日外に出てしまうと帰って来れない。

なのに。

 

なのに、あの冬至が、一回で藤原家に辿り着いちゃったのは何?

生粋の血筋を持つ方しか正確な位置を把握できない家なんだ、

なのに何故?

 

ええと、

もし、元就が何か特別な用事があったとして、

藤原家や一ノ瀬家を目指したとなると、

 

…絶対に行けます。

 

何故なら、元就は『普通じゃないから』です。

 

杵柄元就の代名詞、異名。

『普通じゃない人』。

 

何かにつけて、

『普通じゃない』という元就は、

本当に何につけても何かをさせても何か言わせても、

絶対に普通じゃないので、

そう、

元就の異名は『普通じゃない』、しかないんだ…。

 

それに比べて、五馬無動の異名となると『感情はありますか?』かな…?

今江俊樹の異名となると、『あんた、本当にセンス命か?』かな…?

いや、『あんたのセンスって何のセンスなんだ?』か?

神保篤麻の異名は『いろいろなものに興味を持って欲しいです』かな。

東条静海の異名は『もうやめて、そこまでしないでください』かな。

 

筒香真白の異名、『本当に馬鹿じゃないの』、

筒香烈火の異名、『もうちょっと相手のこと考えてよ』、

 

…いやこれ、異名じゃない、ただの愚痴だな。