杵柄元就=も/杵柄累=る/神保篤麻=あ
も「ただいま帰りました」
あ「ただいまです」
る「ようバケモン、モンスター」
も「母さん、俺をそう呼ぶのはいいけど篤麻を変な呼び方するのやめてよ」
る「へいバケモン、お飲み!喉が渇いただろうよ」
も「…渇いてないよ何だよまたあの組織と復縁したのかよマジでブッ潰す」
あ「兄さん、俺が喉が渇いてるから貰いたいなあそれ」
も「優しいね篤麻は、はい!」
あ「ごくごく」(牛乳1リットル)
る「あーらー、バケモンの癖に生きて帰ってきたとは地殻変動の前触れかしら、それとも空から槍が降ってくるのかしら」
も「あーもう!帰ってくるなりこれだよ、何だよあの今日の文字!学院長に見られて俺の立場がないよね!」
る「バケモンの立場がどう揺らいだのよ」
も「篤麻には何て」
あ「ああそうだ、母さんは何から助けて欲しいのかなと不思議だったゎだよ」
る「よくぞ聞いてきてくれたわあっちゃん、ささこちらへ」
あ「う、うん」
も「俺は着替えてくるからね」
あ「ええとこれ、こっちはこう、でこれはこう、バッチリだよ」
る「うおおお、間に合った…」
あ「ちなみに他に録画したいものは?一週間先まで予約出来るから今分かるならやっちゃうよ」
る「ならばこれ!」
あ「権藤警部補事件帖?」
る「タイトルからして躍動感を感じるのよ、役に立たなかったと思っていた警察を私は信じてみたいの」
あ「新番組で、毎週放送枠だからこうすれば」
る「なぬ」
あ「毎回録画予約しなくてもこのTVが自動的に録画をしてくれるんだ、それとこの番組と重なっているけれど2番組同時に録画可能だから心配要らなくて、もしもう1つあっても遡って録画が出来るから」
る「あっちゃんは機械天使よ」
あ「俺は合体して戦わないんだよ」
る「してあっちゃん、奴はどうした?着替えがどうのと言ってから随分とお寝坊さんだぜ」
あ「見てくるよ」
あ「兄さん、開けてもいい?」
(原作に基づいてます)
あ「兄さん、開けるよ?母さんが心配して、」
も「zzz」
あ「寝てたのか…でもうつ伏せは苦しいのに、…あれ?潔癖な兄さんが制服のままベッドに寝てる?」
も「zzz」
あ「…どうして泣いてるの、兄さん」
も「いやー寝落ちしたみたいで」
あ「兄さん、今何時?」
も「えーと、午前1時」
あ「帰ってきたのは午後18時だったんだよ」
も「最近疲れてるのかな…気がつかなかったよ、…え、1時!?」
あ「あと1時間で父さんが帰ってくるよ」
も「うーん、父さんて何者?」
あ「叔父さんの話だと、システムエンジニア会社の社長だよ」
も「役職じゃなくて勤務時間だよ、働き過ぎじゃない?あれ、朝って何時に家を出るのかな」
あ「前に聞いたよ、午前9時だって」
も「篤麻は俺よりうちのことを知ってるね、…ま、まさか俺はこの家の実子じゃないとか?だからか…母さんがさ、今日俺の弁当に何て書いてきたか、その理由が分かったよ」
あ「兄さん、あの」
も「何?」
あ「五馬君がね、医学部行くって言ってたんだ、今江君は防衛大学校だって、澄さんは警察学校だって」
も「うん」
あ「俺も医学部かなって、それで」
も「うわー、篤麻なら絶対行けるよ、将来は医師志望かあ、五馬と一緒の大学?」
あ「そこまではまだ」
も「あれ、五馬って偏差値があれだから、ああそうそう、知ってる?五馬の苦手な教科」
あ「知らないよ」
も「足を引っ張るのが英語らしいよ、今江は現代文だって」
あ「そうなんだ?」
も「あーそうだ、お風呂お風呂、何だか眠いからささっと入って寝ちゃうね、おやすみ篤麻」
あ「あ、あの」
こんな具合でしたね。懐かしい。