知らなかったんです。

私は、

読書家として、太宰治の人間失格、そして宮沢賢治の銀河鉄道の夜が愛読書で、

ああそうか、廃人か、自己犠牲か、とそこでいろいろ思考しました。

 

でも、他に漫画も好きだったので、小説も、

特に最初に手にした漫画は、『封神演義』だったかと。

そして小説としては、SF系とかファンタジー系が好きだったので、

ロードス島戦記とか、アルスラーン戦記とか、

あとは卵王子カイルロッドとか、あとは異世界冒険もの、

を読みまくっていた幼少時代。

 

そこで、うわー、封神演義ってかっちょええ、中国かあ、

やっぱ普賢だなあ、でもこっちの太上老君、ああでもこのシスコンの燃燈道人、

とか思っていたり、

ロードス島戦記は、2巻かな、3巻かな、

傭兵というあのかっちょええ男性、

相方の女性を守って死んだという、あの仁王立ちのね、

確かそう、バーサーカーだったっけ、

あの人が大好きでさ…

 

そういう感じで来ちゃって、さてさてアニメか、

と最初に出逢ったのが、『蒼穹のファフナー』の第1期。

リアルタイムでは見ていませんでしたが、

何かで、あのオープニングを見たんですよね、

真壁一騎から、皆城総士から、というあれ。

まじではまった。

 

そして次となったのが、創聖のアクエリオン。

うおー、ロボット!

しかも合体する時に気持ちええんかい、

という感じで見ていて、その後のアクエリオンEVOLね。

あのね、アニメだから伝わってなかったんだわ、

あのピアノの彼がさ、ヒロインの兄貴にさ、年下なのにさ、

『神友』(しんゆう)って言ってたのかよ!ああそうだ、シュレードだよ!

カイエンは『親友』って思ってたんだろうけどさ、

シュレード!あんたの台詞、意味不明だ!

音楽用語を羅列すんのはやめい!

で、そのEVOLはさ、男女機合体禁止ってなってたじゃん、

うひひ、シュレードは病弱なのでたまーにしか来ないけど、

カイエンと穴掘りのアンディと主人公の合体はよかった!

(すまんです、BL好きなんです)

でも、シュレードをヘッドにして、カイエンと主人公ってのも、

うふふ。

でもね、やっぱジンが…悲劇。

 

そんなこんなで次にと手を出したアニメが、数知れず。

漫画も漫画で数知れず。

 

まさに私が知るアニメ、漫画、小説は『絶望』そのもの、

エヴァンゲリオンがさあ…一番嫌だったよ…

 

そしてさ、そういうアニメとか小説とか漫画とかでも気晴らしになるっていう、

自分の現実世界の恐ろしさよ…

 

そんな時!

出逢ってしまったのだ…!

 

月刊少女野崎くん!

 

 

笑うしかない、というか笑わないという選択肢以外に何もない!!!

 

佐倉千代がさ、野崎くんに告白をするところから始まり、

おお、少女漫画だねえと平和に読み進めていたら、

「ずっとファンでした!」

という佐倉に、ああ、という感じで、

『佐倉千代さんへ 夢野咲子』

というサインを上げる野崎君。

 

「…ん?」

私は読み進めた。

 

ほら、初対面じゃん?初対面じゃないけど、

なのに佐倉千代、と名前を知ってるしさ、

でも何故サイン?

しかも、

「ずっと目をつけてたんだ」

みたいな台詞、おののく佐倉、

そして野崎君が一人暮らしをしているというマンションに行けば、

はい、

アシスタント、ベタ担当の佐倉千代の誕生。

 

野崎君は少女漫画家でしたというオチもいいが、

いろいろ妄想して葛藤して、ベタに落ち着くという佐倉も、うん。

そしてアシスタント仲間というか先輩として、

みこりん、御子柴君が出てきて、うひゃあ、イケメン、

となったのに、

野崎君、説明不足。

野崎君の描いている『恋しよっ』という漫画のヒロインのマミコが、

まさかみこりんがモデルだということは驚き。

でも、分かる。

かなりの二次元オタクで人見知り、なのに調子こくと女子がメロメロになるという台詞を吐いては、

すぐにとそれに恥を感じるところに愛を感じる。

でもかなりのゲーマー(人見知り攻略のため?)で、

やるゲームは全部、女子キャラを落としまくるというやつ。

でもその女子キャラの台詞などにいちいちツッコんでいるのも、うん、可愛い。

 

だ、が、し、か、し。

 

私の愛は野崎君でもなく佐倉でもなくみこりんでもなく、

掘ちゃん先輩と若松君にと向けられてしまった。

 

背景担当の堀ちゃん先輩は謎なる背景担当者として登場はしたものの、

みこりんの友達、鹿島遊(学園の王子様、だけど女子)の演劇部の部長。

たまに泊まり込んでは、寝るときはほれ、前髪を垂らしているあの顔!

しかもネクタイをさ、いっつも大道具とかだから仕方ないね、

胸ポケットに入れてる感じ!

しかも身長が低い!(殴られそうだ)

鹿島君(女子だけど)を部長直々に迎えに来るというあの暴れん坊ぶり。

それを『堀ちゃん先輩に一番に可愛がられている後輩』と考えている鹿島君。

しかも堀ちゃん先輩は好みの女性というのは『足』で決めるタイプ、

後に『好みの足』をある写真で見かけるけど、

それ、鹿島君の足です。

いつも堀ちゃんが掴んでぶんぶん振り回して投げ飛ばしている、足です。

 

鹿島君が女子にモテモテ、となっていれば、

一撃必殺という感じでどこからでも鹿島君を狙えるというスナイパーかよという堀ちゃん、

まじでかっけえ。

 

そしてああ、若松君!!!

繊細なる神経なので、不眠症という登場でしたが、

何とあの野崎君の中学校時代のバスケ部の後輩。

そして若松君の宿敵というのが、

佐倉の友達の瀬尾結月。空気が読めない、でも憎めない方。

声楽部では『ローレライ』という異名がある程の美声という、

空気が読めない、結月。

常に裸足に靴、敵は生徒指導の先生たち。

運動部の助っ人としてはバスケ部に到来、

その時、男子バスケ部にといた若松君、

結月にかなりの的にされ、ぼっこぼこにされ、

野崎君に相談しに行き、そこで知った『決闘の申し込み』を若松君は実行。

その前に若松君はローレライの歌声で快眠となっていたので、

決闘の申し込みが、

丸文字でのお手紙(イン下駄箱)で、

ずーっとずーっと待ってます、みたいな文字。

そして時は来た。

若松君、決闘の申し込みとして知った情報が、手袋を投げつける、というものですが、

その前に結月に対して、

「瀬尾先輩は!」

みたいな男子バスケ部の惨状を叫びに叫びまくり、

空気が読めないという結月にはかすり傷にもならず、

ただ若松君、語る語る、ローレライさんへの愛?尊敬?

そこで結月が自分のことを褒められていると思っており、

あんたとローレライさんはちがーう、とかいうところでもかすり傷なく、

「もう1回言ってくれ」

と反撃?される始末、手袋を投げつけるということもとっくに忘れ、

駄目だこりゃーと若松君、元々紳士なので、手袋をまさに贈り物みたいな感じで渡し、

そこから結月の『お気に入りの後輩の若』とされ、

いや、それは前々からだけど、

ファミレスでご飯を奢ってあげてたりする結月、

いろいろなところへ連れて行ってる結月、

まだ結月=ローレライと気づいてない頃はドギマギとする若松君ですが、

何しろ参考にしているのがくっそ古い少女漫画となれば、

野崎君が止めても、

どんどんあらぬ方向へと走りまくり、

映画を一緒に見るとなっても紳士若松君、かなりびしっとした服装、

という面白さでもう笑うしかない。

 

それに周りを固めるという方々がおかしすぎる。

野崎君の弟のまゆまゆも、柔道部の部活のみを本業とし、

他はそのために体力温存として寝るだけの弟、

でもやはり兄なら弟も弟、絵がマジでうまい。

それにつけこんで柔道部員たちが巨乳美少女でもって、

寝技のお手本をとなっても、

まゆまゆが描くとなれば、まじかよレベル。

だが、真由と野崎君があのメールで意思疎通できるのが謎。

やはりそこは兄弟か。

まゆまゆのブログ?それはみこりんの目に止まり、

みこりん、ドッキドキ。

まゆまゆは知らないけれど、お友達が勝手にとブログにと上げているので、

それに対してみこりんがすかさず返信するというのもまた。

 

それとゆかりさん。

野崎君の漫画家仲間で大学生の、同じマンションに住んでいる方。

担当があの前野さんだから、たぬき必須という漫画、すげえ。

いろいろツッコミどころ満載のゆかりさん。

漫画のタイトルを前野さんに間違えられても、

怒るけれど、結果謝罪しているというところが変。

そのゆかりさんにドッキドキというのがあの結月の兄貴のリョースケ君。

世間は狭い。

 

それと編集担当の剣さんと前野さんの関係性も変。

剣さんをめっちゃかっこええと尊敬、崇拝しているという野崎君も変。

 

女ごころの代弁者と名高い野崎君が、まだ初恋を知らないというのも、爆笑。

 

そして有識者となっている佐倉千代がホラー。

でも、佐倉の弟がとわ、だったね、名前。

十和、だっけ?

あの子だけまともじゃないか?

 

ええとそれから、15刊で出てきた佐倉のクラスメイト。

表紙で、

「え、誰この2人」

と思ったけれど、うーん、世間は狭いね。

 

でも月刊少女野崎くんは、私はドラマCDから入って、DVDで続きを知り、

まじかよと漫画まで手を出したという名作です。

 

入学式の日のことを野崎君に思い出してもらいたい。

 

あと、本人に聞けばいいのに、有識者にと尋ねる堀ちゃんとみこりんも、

面白い。目の前に野崎君いるのに、何故佐倉千代が野崎君情報を網羅しているのか、

ちょい、ホラー。

 

ただ、若松君が結月の鼻歌1つで地面にめり込む(寝落ちる)のは危険だと思う。

毒じゃねえの?

 

 

とにかく笑える。

こんなに笑いしかないという作品を私は知らなかった。

 

「お前の心臓は、ここかあああああああああああああ」

 

とか、

 

「心に、入って、来る…」

 

とか、

 

「織姫ちゃんは私が守るんだああああああああ」

 

とかね、

 

ガンダムも、SEEDとデスティニーを見たよ、

平井さんだからね、絵が。

何だよお、

SEEDではカガリを宇宙へ送り出す時の、『暁の車』

デスティニーではステラが死んだ時の『深海の孤独』

 

やめてけれ…

アニソン大好きという私は、

今日もしっかり聞いてます♪

 

 

ち、ちなみに、内容は知らないんだが、

魔法使いの嫁、だっけ?

めっちゃええ曲ばっかじゃね?

 

それとねえ、歌はまじでいい。

私はかつて、1人カラオケをしまくるという生活をしておった。

朝10時開店からフリータイムで午後17時まで、

声が出なくなるまでアニソン、演歌なんぞを歌いまくるという時代があった。

最初から飛ばすと持たないので、

まずはバックナンバーの瞬きあたりから入って、

ラストあたりでファフナーアニソン全開、

途中でトイレに行くという時間すら惜しかった、

だが、喉には限界がある。

 

ああでも、ミーシャの『エブリシング』(英語表記せんですまん)で、

満点取ったことあんだ!

消費カロリーが3ケタだったが!

 

だがのう…

わしは疲れた…

 

その話は次にする…