こんにちは。韓国語工房です。

 

中国語や日本語、韓国語には漢字の使用という共通点があります。日常で頻繁に使われている動詞や形容詞等の場合、韓国語の方が日本語より音読みの単語が多いと考えられます。

 

例えば、音読み漢字語の形容詞「부족하다」は日本語「不足する」と完全一致します。日本語では、「不足する」より同意語の「足りない」「足らない」が多く使われています。しかし、「부족하다」は代替できる言葉があまりないために沢山使用されています。韓国語通訳・翻訳の際に「부족하다」をそのまま「不足する」に変換する場合が多く見受けられます。日本語「不足する」は硬い印象を受けやすいので、場合によって「足りない」「足らない」を使うべきです。逆の日韓通訳・翻訳の場合には「不足する」「足りない」「足らない」を「부족하다」に訳せば良いので分かりやすいです。

 

動詞「보호하다」と日本語「保護する」も全く同じ説明が出来ます。二つは完全一致します。韓国で「보호하다」は場面を問わずにとても多く使われています。「保護する」と訳して話す場合が多く見受けられますが、「保護する」は硬いニュアンスがあるので適切な意訳が必要です。

 

このように、完全一致する単語であっても日韓両国語の意味と使い方に微妙な差があります。

 

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