今日は、韓国を代表する文化財であり、観光地である景福宮(キョンボックン/경복궁)をご紹介します
韓国では、1回も行ったことがない人はいても、1回だけ行ったことある人はいないという、ソウル最高の観光地“景福宮(キョンボックン)”は、朝鮮時代に建造された5大宮殿の中で一年中美しい古宮の姿を誇る最高の宮殿です
“朝鮮最高の宮殿であり、
第一の宮殿である景福宮”
北には北岳山がそびえ立ち、正門の役割を果たしていた光化門(クァンファムン)と現在の光化門広場までが朝鮮第一の宮殿“景福宮”の一部でした
その悠久な歴史と壮大な姿は、ソウルを代表する最高の観光地であると同時に、韓国の誇らしい文化財です
最近、光化門の外側にある昔の議政府(ウィジョンブ)を復元する事業に加え、現在の世宗路には文化財発掘と同時に、市民と観光客のための新しい光化門広場が造成されており、特別な意味を持つ場所となっています
景福宮の南に位置する光化門は、景福宮の正門の役割を果たしていて、光化門の中に入ると、景福宮の境内に入ることができます
景福宮最高の正殿である勤政殿(クンジョンジョン)へ向かう前に、興礼門(フンレムン)と勤政門(クンジョンムン)を通り、復元された景福宮の錦川と長い回廊、そして錦川を守る想像上の動物である天鹿(천록)の石像を見ることができます
“景福宮の中の最高の正殿、
勤政殿(クンジョンジョン)”
本格的な景福宮への旅は、景福宮内の最高の正殿として国宝に指定されている勤政殿から始まります
景福宮観光の中心的な場所である勤政殿前の興礼門へ行くには、チケット売り場で入場券を購入しなければなりません
景福宮では、韓服をきれいに着飾った韓国人や外国人観光客が多く見られますが、これは景福宮の風景とともに思い出に残る記念写真を撮ろうという目的もありますが、韓服を着用すると無料で観覧できるというTIPがあるからです
「韓服無料観覧ガイドライン」については、景福宮のホームページを参考にしてみてください
興礼門と勤政門の間の区間は、景福宮を守る守門将の交代儀式が観覧できる、重要なみどころです
毎日10時、14時 / 1日2回 / 所要時間は20分
守門将交代式が終わると、誰でも自由に守門将と記念写真を撮ることができます
※観覧情報は変更になる場合あり
景福宮は、コロナ時代以前と同様に、やはり外国人観光客の聖地のような場所です
友達と一緒にきれいに韓服を着て自分だけの時間旅行をしている外国人韓国客を見て、自然と景福宮に対する自負心と韓国が誇らしい気持ちを感じました
色とりどりの韓服はまるでファッションショーを見ているようで、それもみどころの1つといえるのではないでしょうか
美しく個性豊かな韓服を着て、景福宮のあちこちを歩き回る旅行客を見ると、まるで少し朝鮮時代へタイムトラベルしたような気分になります
新型コロナウイルスで慌ただしい日常が続いていますが、観光客のきれいな韓服と笑い声を聞いていると、良い気分転換になります
景福宮のこのような正殿と便殿の内部は、すべて高い水準の考証と復元を通じて外部から観覧できるようになっています。
朝鮮時代の王室の公式的な大礼と外国からの使臣を盛大にもてなした勤政殿の品位にふさわしい雄大さと神秘さを感じることができます
“便殿エリアと寝殿エリア、
そして景福宮の秘境、慶会楼”
勤政殿の見物を終え、景福宮の中にある様々な便殿(王が居住し、執務を行った宮殿)と寝殿エリアを見学しました
朝鮮後期と日本による植民地時代を経て一部は毀損、焼失などがありましたが、思政殿(サジョンジョン)、康寧殿(カンニョンジョン)、交泰殿(キョテジョン)など一部の東宮は、長い時間をかけた発掘と復元を経て本来の姿を保っています。
とくに、この便殿と寝殿エリアは、朝鮮王朝の様々な王室内の規律と歴史、当時の宮殿機能を詳しく知ることができ、景福宮自慢の歴史ツアーのメインとなっています
景福宮は、その宮殿の美しさと神秘さが最大化される正午以降の観覧がおすすめです
日が少し暮れ始める午後には、さらに神秘的な宮殿の雰囲気を写真に収めることができますよ
勤政殿の裏には、幾重にも配置されている様々な建物が神秘的な構図を見せており、宮殿の塀や路地には今にも朝鮮時代の官吏や宮人たちが歩き回りそうな臨場感が漂っています
こちらは、景福宮観光のハイライトである慶会楼(キョンフェル)の晩冬の風景です
寝殿エリアの西に位置する池の中に建てられた楼閣で、外国人使者の接待や王と臣下の間に行われる宴会場として使われました。
四季を通じて景福宮の最高の風景が見られる場所で、数多くの写真家が訪れて撮影する場所でもあります
現在の慶会楼(キョンフェル)は高宗4年に建て直されたもので、これまで再建または毀損された景福宮の建物に比べ、建て直された当時の姿がそのまま残っており、歴史的価値も高い場所です
慶会楼の上部は、まさに朝鮮時代の宮殿建築美の頂点であり、池からは神秘的な龍の彫像が出土したこともあるそうです
厳しい寒さも立春を過ぎて、春に向かっていくこのごろ、春は景福宮をはじめとするソウル内の様々な宮廷の醍醐味が味わえます
新型コロナウイルスの早い終息とともに、景福宮に多くの人々がマスクなしで明るく笑いながら観光できる日を楽しみに待っています
|景福宮 (경복궁/キョンボックン)
1. 行き方: 空港鉄道孔徳駅 -5号線乗換 - 光化門駅 2番出口から徒歩5分
2. 住所:ソウル鍾路区社稷路 161 景福宮
3. ホームページ:http://www.royalpalace.go.kr
4. 入場料:3,000ウォン(韓服着用後の入場時は入場料無料)
※ 観覧情報は変更されることがあります。