空港鉄道A’REX、地下鉄1号線と4号線、京義・中央線、KTXが乗り入れているソウル駅の横にある立派な赤レンガの建物。
こちらは、2004年まで使われていたソウル駅の駅舎です。
新駅舎の完成後2009年から復元工事が始まり、2011年8月に「文化駅ソウル284」という文化複合施設としてオープン、さまざまな展示や公演が行われています。
堂々とした正面入口
建物は地上2階、地下1階のルネサンス式で、設計は塚本靖、ドイツ出身のゲオルグ・デ・ラランデ。
東京駅とどこか似た雰囲気が漂います。
1階の中央ホールは吹き抜けになっており、上を見上げると豪華なステンドグラスがあります。
こちらはレプリカですが、縦8メートル、横8メートルでカンガンスルレという韓国の伝統的な踊りをモチーフにしたものです。
美しいステンドグラス
重厚な印象の石柱が12本立っています。
1階には切符売り場、第1、第2等待合室、貴婦人待合室、駅長室、そして豪華な貴賓室および予備貴賓室があります。
部屋の雰囲気を生かしたアート作品の鑑賞を楽しめます。
重厚な雰囲気をかもし出す石柱
第1、2等待合室
貴賓室
大理石のマントルピース
1階から2階へとあがる階段も、シンプルながら階段の手すりに細かな装飾が施されていて、華やかな駅時代をしのぶことができます。
2階へと上がる階段
細かな装飾が美しい階段の手すりを支える棒
階段を上がって目の前にあるのが理容室、そして化粧室があった場所です。
復元前の外壁や木の構造をむき出しにしてディスプレイされており、建物の構造がよくわかるようになっています。
理容室だった空間
復元前の当時の様子がわかるよう、様々な部材や装飾品、シャンデリアなどを展示。また、駅舎設計関連の資料の展示もあります。
ドアノブなどの展示
豪華なシャンデリア
理容室の向かい側にある廊下を進むと、左手に大きな空間が。
ここはかつて大食堂として使われ、洋食を食べられるレストランとして名声のあったところです。
現在は規模の大きいアート作品の展示会場として利用されています。
広々とした空間
クラシカルな雰囲気
大食堂から印象的な渡り廊下を進むと小部屋がいくつかあり、こちらも展示用スペースとして利用されています。
かつては、3等列車の待合室、事務室、次長室として使用されていました。
渡り廊下のスペースを利用した個性的なアート作品の展示
部屋はさまざまな展示スペースとなっています
1階の、かつて国軍旅行将兵案内所と呼ばれ軍関係の施設があったところには、韓国の伝統をアレンジしたおしゃれなお土産が手に入る「工芸ヌリ」、カフェ「Cafeチャリ」が入店しています。
工芸ヌリ
Cafeチャリ
ソウルのターミナル駅として、たくさんの外国人観光客が訪れるソウル駅。
そのすぐお隣にある旧ソウル駅舎である文化駅ソウル284は、入場無料(有料のイベントもあり)なので気軽に立ち寄れるのも魅力です。
隣接するロッテマートのショッピングの前後に、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
文化駅ソウル284(ムンファヨッソウル284)
(日本語)
住所 : ソウル特別市 中区 蓬莱洞2街 122-28/ソウル特別市 中区 統一路 1
(韓国語)
주소 : 서울특별시 중구 봉래동2가 122-28/서울특별시 중구 통일로 1
電話番号 : 02-3407-3500
営業時間 : 火~日曜日10:00~19:00、毎月最終水曜日10:00~21:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日 : 毎週月曜日(展示準備で不定休あり)
入場料無料
ホームページ : http://www.seoul284.org (韓国語、英語)
「文化駅ソウル284」アクセス方法
空港鉄道「ソウル駅」下車、地下鉄1号線ソウル(ソウル、SeoulStation)駅 1番出口 徒歩1分
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